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借地上の増築と立ち退き請求:土地相続と借地権のトラブル解決ガイド

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増築工事の中断を要求し、土地を更地にして返してもらうことはできますか?相手方は、土地を購入したと言い張り、固定資産税も自分が支払っていると言っています。しかし、登記はされていません。どうすれば良いのか困っています。
まず、土地の所有権と借地権の違いを理解することが重要です。所有権とは、土地や建物を自由に所有し、使用・収益・処分できる権利のことです(民法第188条)。一方、借地権とは、土地の所有者から土地を借りて、一定期間使用できる権利です。借地権者は、土地を所有しているわけではありません。今回のケースでは、質問者様が土地の所有者(所有権者)、増築工事をしている方は借地権者となります。
借地権者は、借地契約の内容を超えた行為(この場合は無断増築)を行うことはできません。質問者様の土地において、借地契約に無断で増築工事を進めているのは、明らかに借地契約違反です。そのため、工事の中断を要求し、土地の明け渡しを求めることは法的にも可能です。
このケースには、民法(特に借地借家法)が関係します。借地借家法は、借地借家契約に関する様々な事項を規定しており、無断増築は契約違反に該当します。具体的には、借地借家法第24条に「借地人は、借地権の目的である土地の現状を変更してはならない」と規定されています。 また、借地契約書の内容も重要です。契約書に増築に関する規定があれば、それに従って判断されます。
相手方が「土地を購入した」「固定資産税を支払っている」と主張している点について、誤解がないように説明します。土地の所有権の移転は、登記簿(不動産登記簿)に記載されることで初めて有効になります。登記されていない限り、たとえ代金を支払っていても、法的には所有権は移転していません。固定資産税の納付は、土地の所有者を証明するものではありません。借地権者であっても、建物の所有者として固定資産税を納付することはあります。
まずは、相手方と直接話し合い、工事の中断と土地の明け渡しを求めることが重要です。話し合いがまとまらない場合は、内容証明郵便で、工事の中断と明け渡しを求める書面を送付しましょう。それでも解決しない場合は、弁護士に相談し、訴訟(裁判)という手段も検討する必要があります。弁護士は、証拠の収集や裁判手続きをサポートしてくれます。
相手方との交渉が難航したり、借地契約の内容が複雑であったり、法律的な知識が不足している場合は、弁護士などの専門家に相談することが重要です。専門家は、法律に基づいた適切なアドバイスを行い、紛争解決を支援してくれます。特に、相手方が強硬な態度を取ったり、裁判になった場合、専門家のサポートは不可欠です。
借地上の無断増築は、借地契約違反です。工事の中断と土地の明け渡しを請求する権利は質問者様にあります。しかし、交渉や法的措置には専門知識が必要となるため、必要に応じて弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。早期の対応が、問題解決への近道となります。 借地契約書をよく確認し、今後のトラブル防止のためにも、契約内容をしっかりと理解しておきましょう。
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