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元気離婚調停中!共有不動産売却防止のための供託金、本当に保全されているか確認する方法

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弁護士に連絡が取れないため、供託金が裁判所にきちんと届いているか確認する方法を知りたいです。また、お金が戻ってくるかどうかも不安です。
供託(くたく)とは、法律に基づき、金銭や物を裁判所などに預ける制度です。 紛争の当事者間で、お金や物の所有権などが争われている場合、その紛争が解決するまで、安全に保管してもらうために利用されます。 今回のケースでは、離婚調停中の共有不動産の売却を防止するために、売却代金に相当する金額を供託していると考えられます。 供託されたお金は、裁判所の厳重な管理下に置かれ、勝手に誰かが取り出すことはできません(民事訴訟法)。
弁護士と連絡が取れない状況では、ご自身が直接裁判所に問い合わせるのが最も確実な方法です。 供託した裁判所(管轄裁判所)に、供託番号(弁護士から伝えられているはずです)を提示して、供託金の状況を確認できます。 裁判所は、供託金の受領状況や現在残高などを丁寧に教えてくれます。
今回のケースでは、民事訴訟法の供託に関する規定が関係します。 この法律は、供託の手続きや管理方法、返還の方法などを詳細に定めています。 また、弁護士法に基づき、弁護士には依頼者に対して誠実に職務を遂行する義務があります。弁護士の対応に問題がある場合は、弁護士会への相談も有効です。
供託金は、弁護士が勝手に使うことはできません。 弁護士は、依頼者の代理人として、裁判所に供託する手続きを行うだけです。 供託金は裁判所の管理下にあり、弁護士が破産したり、連絡が取れなくなったりしても、供託金自体は安全に保管されています。
まず、供託した裁判所の所在地と供託番号を確認しましょう。 これらの情報は、弁護士から受け取った書類に記載されているはずです。 次に、裁判所のホームページから問い合わせ先を確認し、電話または窓口で問い合わせてください。 電話で問い合わせる際は、供託番号と、ご自身の氏名、事件番号などを正確に伝えましょう。 必要であれば、身分証明書を持参して裁判所へ直接行くことも有効です。
弁護士と連絡が取れない状況が長く続く場合、または裁判所からの回答に納得できない場合は、別の弁護士に相談することをお勧めします。 新しい弁護士は、状況を把握し、供託金の返還手続きや、弁護士の職務怠慢に対する対応について適切なアドバイスをしてくれます。 また、弁護士会への相談も有効です。弁護士会は、弁護士の倫理違反や職務怠慢について調査し、適切な措置を取ります。
弁護士と連絡が取れない場合でも、供託金は裁判所の管理下にあり、安全に保管されています。 まずは、裁判所に直接問い合わせて供託金の状況を確認しましょう。 状況によっては、別の弁護士や弁護士会に相談することも検討してください。 大切なのは、迅速に行動し、ご自身の権利を守るための適切な対応を取る事です。 焦らず、一つずつ問題を解決していくことが重要です。
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