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兄弟間での相続財産(土地・家屋)の分割:売却以外の解決策を探る

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兄が実家の売却を希望し、相続分50%の現金を受け取りたいと言っています。私は売却したくありませんし、兄への現金支払いは不可能です。兄にも買い取る資力はありません。他に解決策はあるのでしょうか?
相続とは、被相続人(亡くなった人)の財産が、相続人(法律で定められた相続権を持つ人)に引き継がれることです。今回のケースでは、お母様の土地と家屋が相続財産になります。相続財産は、相続人全員で共有することになります(共有(きょうゆう):複数の人が所有権を持つ状態)。所有権の移転登記(不動産の所有者を公的に記録する手続き)がされていない場合でも、相続によって相続人全員が共有者となります。
ご兄弟で実家を相続し、兄が現金化を希望、あなたは売却を望んでいない状況ですね。解決策としては、以下の3つが考えられます。
1. **分割協議による解決**: ご兄弟で話し合い、実家の土地と建物をどのように分けるかを決めることです。例えば、兄が土地の一部と建物を取得し、あなたは残りの土地を取得するなど、様々なパターンが考えられます。この場合、不動産の評価(鑑定)が必要になる可能性があります。
2. **共有状態の継続**: 現状のまま、土地と建物を共有し続ける方法です。ただし、将来的な管理や修繕、売却の際に、再度話し合いが必要となる可能性があります。
3. **代償分割**: 一方の相続人が、もう一方の相続人に対して金銭を支払うことで、相続財産の全部または一部を取得する方法です。例えば、あなたが兄に現金で相続分を支払うか、兄があなたに現金で相続分を支払うことで、どちらか一方が単独で所有権を取得できます。しかし、質問文からは、ご兄弟共に資金力がないため、この方法は難しいかもしれません。
民法(特に相続に関する規定)が関係します。民法では、相続財産の共有、分割、代償分割などが規定されています。相続に関する紛争が生じた場合は、家庭裁判所(調停・審判)や地方裁判所(訴訟)を利用できます。
「相続税がかからないから簡単」と考えるのは危険です。相続税はかかりませんが、相続財産の分割は、相続人間で大きなトラブルに発展する可能性があります。感情的な問題が絡むため、冷静な話し合いが不可欠です。
* **不動産鑑定士への依頼**: 実家の正確な価格を把握するために、不動産鑑定士に評価を依頼することをおすすめします。
* **弁護士・司法書士への相談**: 相続に関する専門家に相談することで、法的観点からのアドバイスや、分割協議のサポートを受けることができます。
* **公正証書の作成**: 分割協議の結果を公正証書(公証役場で作成される法的効力のある文書)として残すことで、将来的なトラブルを予防できます。
ご兄弟間で話し合いがまとまらない場合、または、複雑な相続問題(例えば、他の相続人がいる場合など)の場合は、弁護士や司法書士に相談することを強くお勧めします。専門家の助言を得ることで、適切な解決策を見つけ、トラブルを回避することができます。
実家の相続において、売却だけが解決策ではありません。分割協議、共有状態の継続、代償分割など、様々な選択肢があります。しかし、ご兄弟間での話し合いが重要であり、必要に応じて専門家の力を借りることが、円満な解決への近道となります。感情的にならず、冷静に、そして専門家の力を借りながら、最適な方法を選択してください。
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