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六棟分譲住宅と共有道路!抵当権抹消登記の登録免許税を徹底解説
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抵当権抹消登記の登録免許税は、一戸建てと共有道路の持ち分をそれぞれ計算する必要があるのでしょうか?それとも、まとめて計算できるのでしょうか?正確な税額を知りたいです。
抵当権とは、借金(債務)の担保として、不動産を差し押さえる権利のことです(担保不動産)。借金を返済したら、この抵当権は不要になります。そこで、登記簿から抵当権を消す手続きが「抵当権抹消登記」です。この登記には、国に税金を支払う必要があり、それが「登録免許税」です。
登録免許税の額は、課税価格(不動産の価格)によって決まります。 課税価格に税率を掛け合わせて計算します。税率は、登記の種類によって異なります。抵当権抹消登記の場合、課税価格の0.4%です。
今回のケースでは、一戸建てと共有道路の持ち分をそれぞれ計算する必要があります。 つまり、一戸建ての課税価格に0.4%を掛けた税額と、共有道路の持ち分の課税価格に0.4%を掛けた税額を合計したものが、最終的な登録免許税となります。
登録免許税は、登録免許税法によって規定されています。 この法律に基づき、登記の種類や課税価格に応じて税額が計算されます。 不動産の評価額は、固定資産税評価額を参考に算出されることが多いです。
「共有持分」は、全体の何分の一を所有しているかを示す割合です。今回の場合、共有道路の六分の一を所有しているので、課税価格も六分の一になります。 一戸建てと共有道路の持ち分を単純に足し合わせるのではなく、それぞれ個別に課税価格を算出し、税額を計算する必要があります。
例えば、一戸建ての課税価格が2,000万円、共有道路の持ち分の課税価格が100万円だとします。
* 一戸建ての登録免許税:2,000万円 × 0.4% = 8万円
* 共有道路の登録免許税:100万円 × 0.4% = 4,000円
* 合計登録免許税:8万円 + 4,000円 = 8万4,000円
となります。 正確な課税価格を知るためには、市区町村役場などで固定資産税評価額を確認するか、不動産鑑定士に評価を依頼する必要があります。
課税価格の算出や登録免許税の計算に不安がある場合、税理士や司法書士に相談することをお勧めします。 専門家は、正確な税額を計算し、手続きをスムーズに進めるお手伝いをします。特に、複雑な所有形態や高額な不動産の場合、専門家のアドバイスは不可欠です。
抵当権抹消登記の登録免許税は、物件ごとに課税価格を算出し、0.4%を乗じて計算します。 共有持分がある場合は、その割合を考慮して課税価格を算出する必要があります。 正確な税額を算出するためには、固定資産税評価額を確認したり、専門家に相談することが重要です。 不明な点があれば、税理士や司法書士などの専門家に相談しましょう。
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