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共同アンテナのないマンション:大家への設置依頼は妥当?入居者と大家の権利と義務を徹底解説

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大家さんに共同アンテナの設置、もしくは個人設置費用負担の依頼をしましたが、検討中とのことです。
共同アンテナがないマンションは常識的にありえないと思うのですが、アンテナ設置費用は借り主が負担すべきなのでしょうか? 大家への設置依頼は妥当なのか、不安です。
まず、賃貸物件におけるテレビアンテナの設置について、基本的な知識を整理しましょう。 多くの賃貸マンションでは、集合住宅用の共同アンテナ(建物全体で共有するアンテナ)が設置されています。これは、入居者全員がテレビ放送を受信できるようにするための設備です。 しかし、質問者さんのように、共同アンテナが設置されていない物件も存在します。これは、築年数が古く、リフォームがされていない物件や、元々は社宅として利用されていた物件などに多く見られます。
今回のケースでは、物件情報にアンテナの有無が明記されていなかった点、そして部屋にアンテナケーブルの差込口があるにも関わらずアンテナがない点が問題です。 一般的に、賃貸物件においてテレビの視聴を可能にするための設備(共同アンテナや、アンテナ設置のための準備)は、大家の負担と考えるのが妥当です。 ただし、これは法律で明確に定められているわけではありません。
残念ながら、賃貸物件におけるアンテナ設置義務を直接規定した法律はありません。 しかし、民法上の「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」(物件に欠陥があった場合の責任)や、契約書の内容が関係してくる可能性があります。 もし、契約書に「テレビアンテナは設置済み」といった記述があり、実際には設置されていなかった場合は、大家に責任を問える可能性があります。
「アンテナケーブルの差込口があるから、アンテナは不要ではないか」という誤解があります。 差込口は、アンテナが設置された場合に接続するためのものです。差込口があるからといって、アンテナが必ず設置されているとは限りません。 また、「他の入居者も個人で設置しているから、自分もそうすべきだ」という考え方も誤解です。 これは、大家が設備として提供するべきものを、入居者が個別に負担している状況を表している可能性があります。
大家さんへの交渉においては、冷静かつ丁寧に、現状の問題点を説明することが重要です。 物件情報の不備、アンテナがないことによる不便さ、そして他の入居者への影響などを具体的に伝えましょう。 写真や動画などを用いて、現状を客観的に示すことも効果的です。 交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することを検討しましょう。
交渉がまとまらない場合、もしくは大家が費用負担を拒否した場合には、弁護士や不動産会社などの専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、法律的な観点から状況を判断し、適切な解決策を提案してくれます。 特に、契約書に問題点がある場合や、大家との間で意見の食い違いが大きい場合は、専門家の介入が不可欠です。
共同アンテナがないマンションは、必ずしも違法ではありませんが、入居者にとって大きな不便となります。 大家には、居住に必要となる設備の提供義務があるという点、そして契約内容との整合性を確認する必要があります。 交渉が難航する場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。 今回のケースでは、大家との良好なコミュニケーションを保ちながら、冷静に交渉を進めることが重要です。 法的根拠はなくても、常識的な範囲で交渉を進めることで、解決できる可能性は十分にあります。
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