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共有名義の土地・家を競売にするには?裁判なしでできる?素人にも分かりやすく解説

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共有名義の土地の競売は可能です。ただし、法的要件と手続きを理解する必要があります。
共有不動産の競売とは、複数の人が所有している不動産(土地や建物)を、そのうちの一部の所有者の申し立てによって、裁判所が強制的に売却する手続きのことです。競売によって得られた売却代金は、それぞれの所有者の持分割合に応じて分配されます。
今回のケースでは、土地を兄と自分が50%ずつ、家を自分が100%所有しています。兄との関係が悪く、話し合いでの売却が難しい状況です。このような場合、競売は有効な解決策の一つとなり得ます。
競売には、大きく分けて「任意売却」と「強制競売」の2種類があります。任意売却は、所有者全員の合意を得て行う売却方法ですが、今回のケースのように合意が得られない場合は、強制競売の手続きを取ることになります。
結論から言うと、裁判を起こさなくても、共有名義の土地を競売にかけることは可能です。ただし、いくつかのステップを踏む必要があります。
まず、共有者の一人であるあなたが、裁判所に「共有物分割請求」訴訟を起こす必要があります。この訴訟の中で、競売による分割を求めることになります。裁判所は、当事者間の話し合いを促しますが、合意に至らない場合は、競売を命じる判決を出すことがあります。
この判決に基づいて、裁判所は競売の手続きを開始します。競売の申立ては、原則として、不動産の所在地を管轄する地方裁判所に対して行います。
今回のケースでは、家はあなたの単独名義ですが、土地と一体として競売にかけることも可能です。ただし、家の所有権があなたにあるため、競売の結果、あなたが家を失う可能性も考慮する必要があります。
共有不動産の競売に関係する主な法律は、民法です。民法には、共有物の分割に関する規定(民法256条~262条)があり、共有者間の協議が調わない場合、裁判所が分割方法を決定できると定められています。
また、不動産競売の手続きは、民事執行法に基づいて行われます。民事執行法は、債権者が債務者の財産を差し押さえ、競売によって換価する手続きを定めています。
今回のケースでは、共有物分割請求訴訟を起こし、裁判所の判決に基づいて競売が行われるため、民法と民事執行法の両方が関係してきます。
競売に関する誤解として、よくあるのが「裁判所に申し立てれば、すぐに競売が始まる」というものです。実際には、競売が始まるまでには、いくつかのステップと時間がかかります。
まず、裁判を起こし、判決を得る必要があります。裁判には、証拠の提出や弁論など、一定の手続きが必要です。判決が出るまでの期間は、ケースによって異なりますが、数ヶ月から1年以上かかることもあります。
次に、判決に基づいて競売の申立てを行い、裁判所が競売の手続きを開始します。競売の手続きにも、物件の評価や入札期間の設定など、時間がかかります。
また、「競売は必ず高値で売れる」というのも誤解です。競売価格は、市場価格よりも低くなる傾向があります。これは、競売物件には、瑕疵(欠陥)がある可能性や、入札者のリスクなどが考慮されるためです。
今回のケースでは、兄との関係が悪く、話し合いができないため、競売を選択せざるを得ない状況ですが、競売には時間と費用がかかること、売却価格が低くなる可能性があることを理解しておく必要があります。
共有不動産の競売を検討する際には、以下の点に注意しましょう。
・弁護士への相談:競売の手続きは複雑であり、専門的な知識が必要です。必ず弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。弁護士は、訴訟の準備や、競売の手続きを代行してくれます。
・事前の情報収集:競売にかける不動産の情報を詳しく収集しましょう。不動産の評価額、周辺の売却事例、権利関係などを把握しておくことが重要です。これらの情報は、競売の準備や、入札価格の決定に役立ちます。
・競売にかかる費用の把握:競売には、弁護士費用、裁判費用、不動産鑑定費用など、様々な費用がかかります。事前にこれらの費用を把握し、資金計画を立てておく必要があります。
・売却後の税金:競売で不動産を売却した場合、譲渡所得税がかかります。売却益が出た場合は、確定申告を行い、税金を納付する必要があります。税理士に相談し、適切な税務処理を行うようにしましょう。
・家の問題:今回のケースでは、家はあなたの単独名義です。競売の結果、あなたが家を失う可能性があることを理解し、事前に対応策を検討しておく必要があります。例えば、競売に参加して家を買い戻す、あるいは、事前に兄と話し合い、家の取り扱いについて合意しておくなどの方法が考えられます。
具体例として、AさんとBさんが共有名義の土地を所有しており、AさんがBさんと関係が悪く、売却の話し合いができないとします。Aさんは、弁護士に相談し、共有物分割請求訴訟を起こしました。裁判所は、当事者間の話し合いを促しましたが、合意に至らなかったため、競売による分割を命じる判決を出しました。その後、裁判所は競売の手続きを開始し、土地は無事に売却されました。AさんとBさんは、売却代金をそれぞれの持分割合に応じて受け取りました。
共有不動産の競売は、法律や不動産に関する専門知識が必要となるため、専門家への相談は必須と言えます。
特に、以下のような場合には、必ず弁護士に相談しましょう。
また、税金に関する疑問がある場合は、税理士に相談しましょう。不動産の売却に伴う税務処理は複雑であり、専門的な知識が必要です。税理士は、確定申告のサポートや、節税対策のアドバイスをしてくれます。
今回のケースでは、共有名義の土地と、単独名義の家を競売にかけることを検討しています。裁判を起こさなくても、共有名義の土地を競売にかけることは可能ですが、いくつかのステップを踏む必要があります。
・共有物分割請求訴訟を起こし、裁判所の判決を得る。
・判決に基づいて、裁判所に競売を申し立てる。
競売の手続きは複雑であり、専門的な知識が必要です。必ず弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。また、競売には時間と費用がかかり、売却価格が低くなる可能性があることを理解しておく必要があります。
今回のケースでは、家はあなたの単独名義です。競売の結果、あなたが家を失う可能性があることを理解し、事前に対応策を検討しておくことが重要です。
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