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共有名義の家がある場合の自己破産:実家はどうなる?

質問の概要

兄が経営する会社の借入金返済に行き詰まり、自己破産を検討しているという状況です。

【背景】

  • 兄が経営する中小企業が、借入金の返済に行き詰まっている。
  • 兄は自己破産を考えている。
  • 主な資産は車と、相続した実家(共有名義)のみ。
  • 借入先は保証協会と国民生活金融公庫で、連帯保証人は兄のみ。

【悩み】

  • 自己破産した場合、共有名義の実家がどうなるのか知りたい。
  • 任意売却の場合、兄以外の家族が購入するしかないのか知りたい。

自己破産における共有名義の不動産の扱いに不安を感じています。

自己破産の場合、共有名義の家は売却され、持分に応じてお金を受け取ることになります。家族が買い取ることも可能です。

回答と解説

テーマの基礎知識:自己破産と共有名義の不動産

自己破産とは、借金を返済できなくなった人が、裁判所に申し立てて、原則としてすべての借金の支払いを免除してもらう手続きのことです。(免責と言います。)

自己破産をすると、原則として、所有している財産はすべて換金されて、債権者(お金を貸した人)への返済に充てられます。この財産には、不動産も含まれます。

共有名義の不動産とは、一つの不動産を複数人で所有している状態のことです。今回のケースでは、実家を母親、兄、あなた、弟の4人で所有しています。それぞれの持ち分の割合(持分)が決まっており、その割合に応じて不動産に関する権利と義務を持つことになります。

自己破産の手続きにおいては、この共有名義の不動産も、破産者の持分(今回の場合は兄の持分)が処分される対象となります。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、兄が自己破産した場合、実家はどのように扱われるのでしょうか?

兄の持分(3分の1)は、破産管財人(裁判所が選任する、破産者の財産を管理・処分する人)によって、換価(お金に換えること)されることになります。具体的には、

  • 任意売却:破産管財人が、他の共有者(今回の場合は、お母様、あなた、弟さん)や第三者に対して、兄の持分を売却します。
  • 競売:任意売却がうまくいかない場合、裁判所を通じて、兄の持分が競売にかけられます。

任意売却の場合、兄以外の家族が買い取ることも可能です。その場合、他の共有者は、優先的に購入できる権利を持つことが一般的です。競売の場合、誰でも入札に参加できます。

自己破産の手続きにおいては、共有名義の不動産は、このように扱われるのが一般的です。

関係する法律や制度

自己破産に関する主な法律は、破産法です。破産法は、破産手続きの基本的なルールを定めています。

共有名義の不動産に関するルールは、民法に定められています。民法では、共有物の管理や処分について規定されています。

自己破産の手続きにおいては、破産法と民法の両方が関係してきます。破産法に基づいて破産手続きが進められ、共有不動産の処分については、民法の規定が考慮されます。

誤解されがちなポイントの整理

自己破産について、よくある誤解を整理しておきましょう。

  • 誤解1:自己破産をすると、すべての財産が没収されるわけではない。
  • 自己破産をすると、原則として、すべての財産が換金されて債権者への返済に充てられますが、生活に必要な最低限の財産(例えば、一定額以下の現金や、生活に必要な衣類など)は、手元に残すことができます。また、破産者の持分以外の、他の共有者の持分が処分されるわけではありません。

  • 誤解2:共有名義の不動産は、必ず競売になるわけではない。
  • 任意売却が可能な場合もあります。任意売却の方が、競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、他の共有者にとっても、より有利な条件で購入できる可能性があります。

  • 誤解3:自己破産をすると、家族も困る。
  • 連帯保証人でない限り、自己破産によって、家族が直接的な影響を受けることはありません。ただし、共有名義の不動産がある場合、その処分について協力が必要になることがあります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

今回のケースで、実家をめぐる問題を解決するための、実務的なアドバイスをいくつかご紹介します。

  • 専門家への相談
  • 自己破産の手続きや、共有名義の不動産の処分については、専門的な知識が必要です。弁護士や司法書士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。破産手続きだけでなく、不動産の売却方法についても、相談に乗ってくれます。

  • 共有者間の話し合い
  • 実家の処分方法について、他の共有者とよく話し合いましょう。任意売却にするのか、誰が購入するのかなど、事前に話し合っておくことで、スムーズな解決につながります。弁護士などの専門家を交えて話し合うことも有効です。

  • 資金の準備
  • もし、あなたが実家を買い取ることを希望する場合、資金の準備が必要になります。金融機関からの融資や、他の共有者との資金の出し合いなどを検討しましょう。

  • 売却価格の決定
  • 任意売却の場合、売却価格は、不動産鑑定士による評価などを参考に決定されます。競売の場合、裁判所が定める最低売却価格を参考に、入札が行われます。

  • 税金の問題
  • 不動産を売却すると、譲渡所得税などの税金がかかる場合があります。税金についても、専門家に相談しておきましょう。

これらのアドバイスを参考に、問題解決に向けて、具体的に行動していくことが大切です。

専門家に相談すべき場合とその理由

自己破産や共有名義の不動産に関する問題は、専門的な知識が必要となるため、専門家への相談が不可欠です。

特に、以下のような場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。

  • 自己破産の手続きを検討している場合
  • 自己破産の手続きは、複雑で専門的な知識が必要です。弁護士に依頼することで、手続きをスムーズに進めることができます。また、債権者との交渉や、免責(借金の支払いを免除してもらうこと)の可否についても、アドバイスを受けることができます。

  • 共有名義の不動産の処分方法について悩んでいる場合
  • 共有名義の不動産の処分方法は、複雑な問題を含んでいます。弁護士や司法書士に相談することで、最適な処分方法を検討し、手続きを進めることができます。

  • 家族との間で意見の対立がある場合
  • 家族間で意見の対立がある場合、専門家を交えて話し合うことで、円滑な解決につながる可能性があります。弁護士は、中立的な立場から、問題解決をサポートしてくれます。

  • 税金の問題について不安がある場合
  • 不動産の売却には、税金の問題がつきものです。税理士に相談することで、税金に関する問題を解決し、適切な対応をとることができます。

専門家は、あなたの状況に合わせて、最適なアドバイスをしてくれます。一人で悩まず、専門家に相談するようにしましょう。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問の重要ポイントをまとめます。

  • 自己破産すると、共有名義の不動産は、破産者の持分が処分される対象となる。
  • 処分方法は、任意売却または競売。
  • 任意売却の場合、他の共有者は、優先的に購入できる可能性がある。
  • 自己破産や不動産の処分については、専門家への相談が不可欠。
  • 家族とよく話し合い、協力して問題解決に取り組むことが重要。

今回のケースでは、兄が自己破産を検討しており、実家が共有名義であるため、実家の処分方法が重要なポイントとなります。専門家のアドバイスを受けながら、家族で協力し、最善の解決策を見つけることが大切です。

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