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共有土地の登記識別情報:個別取得は可能?手続きと注意点徹底解説

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共有登記なので、登記識別情報は1つしか発行されないのかと思っていました。しかし、それぞれが個別に土地に関する手続きをする際に必要になる可能性があるため、3人それぞれに登記識別情報の写しをもらえるのかどうかが気になっています。可能であれば、その手続き方法についても知りたいです。
まず、「登記識別情報」とは何かを理解しましょう。これは、不動産登記簿(不動産の所有者や権利関係を記録した公的な帳簿)に記載されている、その不動産を特定するための固有の番号です。まるで、不動産の「個人番号」のようなものです。この番号によって、どの土地の登記簿を見れば良いかが一意に決まります。
共有登記とは、複数の者が共同で所有権を有する登記のことです。共有登記の場合でも、登記簿にはその土地に関する情報は一つしかありません。しかし、その登記簿の情報(登記識別情報を含む)は、共有者全員が閲覧・取得できます。
質問者様は、共有登記された土地の登記識別情報を、共有者であるご自身、お父様、お兄様の3人それぞれが個別に取得したいと考えておられます。これは可能です。
登記識別情報の取得は、不動産登記法に基づいて行われます。法令上、共有者全員が登記簿の閲覧や証明書の取得を請求できる権利が認められています。
共有登記だからといって、登記識別情報が1つしか存在しない、あるいは1人しか取得できないということはありません。登記識別情報は土地そのものを特定するための番号であり、共有者の人数とは関係なく、1つの土地につき1つ存在します。共有者全員がその番号を知り、利用する権利があります。
登記識別情報の取得方法は、法務局(または地方法務局)へ申請することで可能です。申請には、登記識別情報証明書(または登記簿謄本)の交付請求書と、申請者の本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。共有者であることを証明する書類(例えば、登記簿謄本など)が必要になる場合もあります。法務局の窓口で相談しながら手続きを進めましょう。オンライン申請も可能な法務局もありますので、ご自身の居住地の法務局のホームページを確認してみてください。
土地に関する手続きは、法律や専門用語が多く、複雑な場合があります。登記手続きに不慣れな場合、あるいは共有者間で何らかのトラブルが発生している場合などは、司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、手続きの代行や、紛争解決のための適切なアドバイスをしてくれます。
共有登記された土地であっても、共有者全員が個別に登記識別情報(登記簿の情報)を取得できます。法務局へ申請することで取得可能です。手続きに不安がある場合、または共有者間で問題が発生している場合は、専門家への相談を検討しましょう。 大切なのは、必要な手続きをスムーズに進め、共有者間で円滑な関係を築くことです。 不明な点は、法務局や専門家にご相談ください。
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