- Q&A
共有持分の土地・家を買い取る業者は地上げ屋?徹底解説!

共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
不動産会社が本当に信頼できる業者なのかどうか判断できません。また、兄の持分を売却することで、私自身の権利や将来にどのような影響があるのか不安です。地上げ屋とそうでない業者の違いも知りたいです。
まず、共有持分(共有不動産)とは、複数の所有者で一つの土地や建物を所有する状態です。相続や贈与などでよく発生します。一方、「地上げ屋」とは、土地や建物を安く買い取って、高値で転売することによって利益を得る業者を指します。必ずしも違法ではありませんが、強引な交渉や不当な価格提示など、倫理的に問題のある行為を行う業者も存在します。
質問にある不動産会社が地上げ屋かどうかは、提示された価格や交渉方法、会社の評判などを総合的に判断する必要があります。単に共有持分の土地や家を買い取る業者だからといって、すべて地上げ屋とは限りません。しかし、安価な価格で買い取ろうとする、強引な交渉をしてくるなど、不審な点があれば、地上げ屋の可能性があります。
共有不動産の売買には、民法(特に共有に関する規定)が適用されます。共有者の1人が自分の持分を売却する場合、他の共有者は、その売買契約を拒否する権利(優先購買権)を持ちません。ただし、売買価格が著しく不当に低い場合などは、裁判で取り消しを請求できる可能性があります。
「地上げ屋」という言葉を聞くと、違法行為を行う悪質な業者を想像しがちですが、必ずしもそうではありません。合法的に土地を取得し、開発を行う業者も存在します。重要なのは、業者の行動や交渉方法が倫理的に問題ないかどうかです。
不動産会社から買い取りの提案を受けた場合、以下の点に注意しましょう。
例えば、提示価格が市場価格を大幅に下回っている場合、または契約書に不当な条項が含まれている場合は、慎重に検討する必要があります。
不動産取引は複雑なため、不安な点があれば、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談することをお勧めします。特に、価格交渉や契約内容に疑問がある場合、専門家のアドバイスを受けることで、自分の権利を守ることができます。
共有持分の土地・建物の買い取りを提案する業者がすべて地上げ屋とは限りません。しかし、不審な点があれば、慎重に判断し、必要に応じて専門家に相談しましょう。提示価格の妥当性、契約内容、業者の評判などをしっかり確認し、自分の権利を守ることが大切です。 安易な判断は避け、冷静に状況を分析し、最善の行動をとるようにしましょう。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック