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共有物分割の価格賠償:なぜ「賠償」という言葉を使うのか?徹底解説

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「価格賠償」の「賠償」の意味が知りたいです。 なぜ「賠償」という言葉を使うのか、そして、価格賠償がどのような場合に適切なのかを知りたいです。
まず、共有物分割(きょうゆうぶつぶんかつ)について理解しましょう。共有物とは、複数の人が共同で所有している不動産(土地や建物など)のことです。例えば、相続によって兄弟姉妹で家を共有することなどが該当します。共有状態では、全員の合意がないと自由に処分することができません。そこで、共有状態を解消するために、共有物を分割する手続きが必要になります。共有物分割には、実際に不動産を分割する方法と、お金で解決する方法があります。価格賠償は後者の方法です。
価格賠償とは、共有物の分割において、実際に不動産を分割する代わりに、一部の共有者が他の共有者に対して、不動産の価額に見合うお金を支払うことで共有関係を解消する方法です。例えば、共有不動産をAさんとBさんが共有していて、Aさんがその不動産をどうしても欲しい場合、AさんがBさんの持分相当額をBさんに支払うことで、Aさんが不動産を単独で所有できるようになります。
「賠償」という言葉は、損害を与えたことへの償いという意味で使われます。価格賠償においては、一方の共有者が、他の共有者から不動産の持分を買い取る形になります。この時、買い取られる側の共有者は、本来持っていた不動産を失うことになります。この「損失」を「賠償」することで、共有関係を解消するという意味で「賠償」という言葉が使われています。つまり、悪いことをしたわけではなく、不動産の所有権の移転に伴う対価の支払いを意味しています。
価格賠償は、民法(みんぽう)(日本の基本的な民事に関する法律)の共有に関する規定に基づいて行われます。具体的には、民法第257条以下の規定が関係します。
価格賠償は、必ずしも一方的な不利益を伴うものではありません。共有者全員の合意に基づいて行われることが前提であり、公平な価格で取引が行われることが重要です。
価格賠償を行う際には、不動産の評価額を正確に算定することが重要です。そのため、不動産鑑定士(ふどうさんかんていし)(不動産の価格を専門的に鑑定する資格者)に依頼して評価額を算定することが推奨されます。また、弁護士(べんごし)(法律の専門家)に相談し、契約書を作成することで、トラブルを避けることができます。
共有者の間で価格や分割方法について意見が合わない場合、あるいは、不動産の価値に関する専門的な知識が不足している場合は、弁護士や不動産鑑定士に相談することをお勧めします。
価格賠償は、共有不動産を分割する一つの方法であり、「賠償」という言葉は、不動産を失う側の共有者への対価の支払いを意味します。 必ずしも悪いことをしたわけではなく、合意に基づいた公平な取引が重要です。 複雑な手続きやトラブルを避けるためにも、専門家のアドバイスを受けることを検討しましょう。 不動産の価値や法律に関する専門的な知識が必要なため、専門家への相談は非常に重要です。
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