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共有財産の固定資産税!支払拒否された時の法的処置と所有権放棄の可能性

【背景】
夫と共有で所有している土地に、固定資産税の納付書が届きました。夫に支払いを依頼したのですが、全く応じてくれません。何度もお願いしましたが、無視され続けています。

【悩み】
共有財産の固定資産税は、共有者全員が支払う義務があるというのは理解しています。しかし、夫が支払を拒否したままなので、私だけが支払うのは不公平に感じます。このままでは滞納となり、延滞金が発生するのも心配です。どうすれば夫に支払を促し、できれば土地の所有権を放棄させられるのでしょうか?

共有者への請求と、必要に応じて裁判による解決、共有物分割を検討。所有権放棄は強制できません。

1. 固定資産税と共有財産の基礎知識

固定資産税とは、土地や建物などの固定資産を所有している人が、毎年支払う税金です(地方税法)。 共有財産の場合、その所有権は共有者全員に属します(民法)。そのため、固定資産税の納税義務も、共有者全員に生じます。 簡単に言うと、土地を半分ずつ持っているなら、税金も半分ずつ負担する責任があるということです。 納税義務は共有者の数に関係なく、税金そのものは一括で請求されます。

2. 相手が支払を拒否した場合の対処法

まず、夫に再度支払いを求めましょう。話し合いで解決できるのが理想です。書面で支払いを求めることも有効です。それでも応じない場合は、法的措置を検討する必要があります。

3. 法的処置:共有者の負担割合と請求

民法では、共有者は共有物の維持費(固定資産税も含まれます)を負担する義務があります。夫が支払を拒否する場合は、あなたが先に全額を支払い、その後、夫に対して負担割合に応じた金額を請求できます。 負担割合は、通常は共有持分の割合(例えば、共有持分がそれぞれ半分なら、半分ずつ)になります。 請求は、内容証明郵便で送付するのが証拠として有効です。それでも支払いがなければ、裁判所に支払いの請求訴訟を起こすことができます。

4. 関係する法律:民法と地方税法

このケースでは、民法(共有に関する規定)と地方税法(固定資産税に関する規定)が関係します。民法は、共有者の権利と義務を定めており、地方税法は固定資産税の納税義務を規定しています。

5. 誤解されがちなポイント:所有権放棄の強制

「所有権放棄をさせたい」というご希望ですが、所有権の放棄は、本人の意思によってのみ行うことができます。強制的に所有権放棄をさせることはできません。 相手が所有権放棄に応じる可能性は低いと考えた方が現実的です。

6. 実務的なアドバイス:共有物分割

話し合いが成立せず、裁判で勝訴しても、夫が支払能力がない場合、回収は困難です。 そのような状況を避けるため、共有物分割(土地を分割してそれぞれが単独所有する)を検討することもできます。 裁判所に共有物分割の訴えを起こすことで、土地を分割し、それぞれが独立した所有者になることができます。 分割が難しい場合は、競売にかけ、売却代金を分割することも選択肢として考えられます。

7. 専門家に相談すべき場合とその理由

話し合いがうまくいかない場合、または法的措置を検討する際には、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。 専門家は、状況に応じた適切なアドバイスと法的サポートを提供してくれます。 特に、裁判手続きや共有物分割手続きは複雑なため、専門家の助けは非常に重要です。

8. まとめ

共有財産の固定資産税は、共有者全員に支払義務があります。相手が支払を拒否する場合は、まず話し合い、それでも解決しない場合は、法的措置(請求訴訟、共有物分割)を検討しましょう。所有権放棄を強制することはできません。 複雑な問題ですので、専門家の助言を得ることが重要です。

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