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分譲マンション共有部損壊!86万円の見積りは妥当?街灯付ボラード修理の費用と対応策

【背景】
先日、分譲マンションの共有部分にある街灯付きのボラード(街路灯付きの短い柱)に、うっかり自家用車で接触してしまい、破損させてしまいました。マンションの管理人に修理の依頼をしたところ、見知らぬ不動産会社の修繕部門を紹介され、見積もりを取った結果、なんと86万円もの請求がありました。

【悩み】
車の保険は物損補償に入っていませんので、全額自己負担となります。86万円という金額が妥当なのかどうか全く分からず、非常に困っています。どうすれば良いのか、アドバイスを頂きたいです。

86万円の見積りは高額な可能性あり。複数業者に見積もり依頼を。

マンション共有部損壊の責任と費用負担

まず、マンションの共有部分(ここでは街灯付きボラード)を損壊させた場合、損害賠償責任を負うことは間違いありません。民法上の不法行為(故意または過失によって他人に損害を与えた場合の責任)に基づき、修理費用を負担する義務が生じます。

86万円の見積りの妥当性

86万円という金額が妥当かどうかは、ボラードの種類、材質、修理方法、そして何より、**見積もりの内訳**によって大きく変わってきます。見積書には、それぞれの項目(例えば、材料費、人件費、工事費など)が詳細に記載されているはずです。

この金額が妥当かどうか判断するには、以下の点をチェックする必要があります。

* **ボラードの種類と材質**: 高級な素材を使用している場合、費用は高くなる可能性があります。
* **修理方法**: 交換なのか、修理なのかでも費用は大きく異なります。交換であれば、新しいボラードの費用も含まれます。
* **業者選定**: 管理会社が紹介した業者の料金が適正価格かどうかは分かりません。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
* **内訳の明瞭さ**: 見積書の内容が不明瞭な場合、高額な請求に繋がりやすいです。

関係する法律や制度

このケースでは、民法上の不法行為が関係します。故意または過失によって他人に損害を与えた場合、損害を賠償する義務を負います(民法709条)。また、マンションの管理規約にも、共有部分の損壊に関する規定がある可能性があります。管理規約を確認し、修理費用負担に関する規定がないか確認してみましょう。

誤解されがちなポイント:管理会社の紹介業者

管理会社が紹介した業者だからといって、必ずしもその業者の見積りが適正価格であるとは限りません。管理会社と業者の間に何らかの癒着(不正な関係)がある可能性も、完全に否定することはできません。

実務的なアドバイス:複数業者への見積もり依頼

86万円という金額に疑問を感じるのであれば、まずは**複数の業者に見積もりを依頼**しましょう。インターネット検索や知人からの紹介などで、複数の業者を探し、見積もりを比較検討することで、適正価格を判断することができます。

また、見積もりを依頼する際には、以下の点を明確に伝えましょう。

* 損壊したボラードの写真
* 修理内容(交換か修理か)
* 希望する材質(もしあれば)
* 納期

専門家に相談すべき場合とその理由

もし、複数の業者に見積もりを依頼しても、金額に納得できない場合、または管理会社との間でトラブルになった場合は、弁護士や不動産専門家などに相談することをお勧めします。専門家は、法的観点から適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ:冷静な判断と複数業者比較が重要

マンション共有部の損壊は、責任を負うのは当然ですが、高額な修理費用に直面した際は、冷静な判断が必要です。管理会社からの紹介だけに頼らず、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、適正な費用を把握し、適切な対応をとることが重要です。 不明な点があれば、専門家への相談も検討しましょう。 今回のケースでは、86万円という金額が妥当かどうかは、見積もりの詳細な内訳を確認し、複数の業者と比較検討することで判断すべきです。

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