物件探し、まずは基礎知識を身につけよう
初めての物件探し、ワクワクする反面、不安も大きいですよね。まずは、物件探しの基礎知識を整理しましょう。
不動産物件には、大きく分けて「新築」と「中古」があります。新築は、誰も住んだことのない物件で、設備も最新のものが使われていることが多いです。一方、中古物件は、以前に誰かが住んでいた物件で、価格が新築よりも手頃な場合があります。
物件を選ぶ際には、家賃だけでなく、初期費用や毎月の維持費(共益費、管理費など)も考慮に入れる必要があります。また、駅からの距離や周辺の環境、間取りなども、快適な生活を送る上で重要なポイントです。
今回の質問者さんのように、家賃を抑えたい場合は、築年数が古い物件や、駅から少し離れた物件も選択肢に入れると良いでしょう。しかし、安さだけにこだわらず、自分のライフスタイルに合った物件を選ぶことが大切です。
内見時の具体的なチェックポイント
いよいよ内見!実際に物件を見に行く際に、何をチェックすれば良いのでしょうか?以下のポイントを参考に、効率的にチェックを進めましょう。
- 日当たり: 部屋の中にどのくらい太陽の光が入るかを確認しましょう。窓の向き(方角)や、周辺の建物との関係も重要です。日当たりが良いと、洗濯物が乾きやすく、部屋も明るく快適に過ごせます。
- 風通し: 窓を開けて、風の通り道を確認しましょう。風通しが良いと、湿気がこもりにくく、カビの発生も防げます。
- 水回り: キッチン、浴室、トイレの水圧や排水の状態を確認しましょう。水漏れがないか、カビや汚れがないかもチェックしましょう。
- 設備: エアコン、給湯器、インターホンなどの設備の動作確認を行いましょう。故障している場合は、修理費用や交換費用がかかる可能性があります。
- 収納: クローゼットや押し入れの広さ、使い勝手を確認しましょう。自分の持ち物が入るかどうか、収納力も重要です。
- 周辺環境: 周辺の騒音、治安、交通の便などを確認しましょう。実際に周辺を歩いてみたり、近隣の住民に話を聞いてみるのも良いでしょう。
内見時には、メモとカメラを持参し、気になる点を記録しておきましょう。写真や動画を撮っておくと、後でじっくりと見返すことができます。
事故物件(心理的瑕疵物件)の見分け方
事故物件(心理的瑕疵物件)とは、過去にその物件内で事件や事故、自殺などがあった物件のことです。このような物件は、入居者が心理的な抵抗を感じる可能性があるため、告知義務(後述)があります。事故物件に住むことへの不安は当然のことです。しかし、事前に情報を確認することで、ある程度のリスクを回避することができます。
- 不動産屋への質問: 積極的に不動産屋に質問しましょう。「この物件で過去に何かあったことはありますか?」と率直に尋ねることが重要です。不動産屋には、告知義務があるため、事実を隠すことはできません。
- 物件情報サイトの活用: 多くの物件情報サイトでは、事故物件の情報も掲載されています。気になる物件があれば、事前に調べておきましょう。
- 専門家の意見: 不安な場合は、弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談するのも良いでしょう。専門家は、過去の事例や法的知識に基づいて、的確なアドバイスをしてくれます。
告知義務について: 不動産売買や賃貸契約において、売主や貸主は、物件に「心理的な瑕疵(かし)」がある場合、買主や借主に告知する義務があります。告知すべき事項は、殺人、自殺、火災による死亡など、入居者の心理に影響を与える可能性のある事柄です。告知義務は、過去の事象の内容や経過年数によって、告知期間が異なったり、告知義務がなくなる場合もあります。
物件探しの際に注意すべき法律や制度
物件探しには、いくつかの法律や制度が関係しています。主なものをいくつかご紹介します。
- 宅地建物取引業法: 不動産取引を公正に行うための法律です。不動産屋は、この法律に基づいて、物件に関する情報を正確に説明する義務があります。
- 重要事項説明: 不動産屋は、契約前に、物件の概要や契約条件などを説明する「重要事項説明」を行う義務があります。この説明をしっかり聞いて、疑問点を解消しておきましょう。
- 契約書: 契約書は、売買契約や賃貸借契約の内容を定める重要な書類です。契約書の内容をよく確認し、不明な点があれば、不動産屋に質問しましょう。
これらの法律や制度を理解しておくことで、安心して物件探しを進めることができます。
内見を成功させるための実務的なアドバイス
限られた時間の中で、効率的に物件を探すためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
- 希望条件の優先順位付け: 譲れない条件と、妥協できる条件を明確にしておきましょう。家賃、立地、間取りなど、優先順位を決めておくことで、物件選びの際に迷いにくくなります。
- 内見の予約: 複数の物件を比較検討するために、事前に内見の予約を入れましょう。内見の際には、時間に余裕を持って、じっくりと物件をチェックしましょう。
- 写真撮影: 気になる箇所は、写真や動画で記録しておきましょう。後で見返して、比較検討する際に役立ちます。
- 質問の準備: 不動産屋に質問したいことを事前にまとめておきましょう。物件の設備や周辺環境など、気になる点は積極的に質問しましょう。
- 内見時の服装: 動きやすく、汚れても良い服装で内見に臨みましょう。スリッパやメジャーなど、必要なものを準備しておくと便利です。
これらのアドバイスを参考に、効率的かつスムーズに物件探しを進めましょう。
専門家に相談すべき場合とその理由
物件探しは、多くの人にとって初めての経験であり、様々な疑問や不安が生じるものです。以下のような場合は、専門家への相談を検討してみましょう。
- 事故物件に関する不安: 事故物件かどうか不安な場合は、弁護士や不動産鑑定士に相談し、専門的な意見を聞きましょう。
- 契約内容に関する疑問: 契約書の内容が理解できない場合は、弁護士に相談し、法的アドバイスを受けましょう。
- 不動産屋とのトラブル: 不動産屋との間でトラブルが発生した場合は、弁護士に相談し、適切な対応方法をアドバイスしてもらいましょう。
専門家は、それぞれの専門分野において、豊富な知識と経験を持っています。専門家の意見を聞くことで、安心して物件探しを進めることができます。
まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)
初めての物件探しは、わからないことだらけで不安も大きいと思いますが、ポイントを押さえて、しっかりと準備をすれば、必ず良い物件が見つかるはずです。今回の重要ポイントをまとめます。
- 内見時には、日当たり、風通し、水回り、設備などをチェックしましょう。
- 事故物件(心理的瑕疵物件)の確認も忘れずに行いましょう。不動産屋への質問や、物件情報サイトの活用が有効です。
- 希望条件の優先順位を決め、効率的に物件を探しましょう。
- 契約内容が理解できない場合や、不動産屋とのトラブルが発生した場合は、専門家に相談しましょう。
焦らず、じっくりと物件を探し、素敵な新生活をスタートさせてください!

