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収益物件の確定申告:減価償却費の計算方法をわかりやすく解説

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【悩み】
確定申告において、この収益物件の減価償却費(げんかしょうきゃくひ)はどのように計算すれば良いのか知りたいです。特に、物件を購入してから賃貸を開始するまでの期間がある場合、計算方法が複雑になるのではないかと不安です。
減価償却費は、建物の取得価額(しゅとくかがく)や耐用年数(たいようねんすう)に基づいて計算します。賃貸開始からの期間で按分(あんぶん)計算が必要です。
減価償却とは、簡単に言うと、建物や設備などの固定資産(こていしさん)の価値が、時間の経過とともに少しずつ減っていく分を費用として計上する会計処理のことです。 建物は、古くなると価値が下がりますよね? その減った分を、毎年少しずつ経費にできる仕組みです。
なぜ減価償却が必要なの?
減価償却を行うことで、実際の建物の価値の減少に合わせて、税金を計算することができます。そうすることで、企業の財務状況を正しく把握し、適切な税金を納めることができるのです。
減価償却の対象となるもの
減価償却の対象となるのは、主に以下のものです。
土地は減価償却の対象にはなりません。土地は、時間の経過によって価値が減るものではないからです。
今回のケースでは、2014年10月から賃貸を開始しているため、2014年分の減価償却費は、賃貸を開始した10月から12月までの3ヶ月分を計算する必要があります。
減価償却費の計算ステップ
具体例を挙げると、建物の取得価額が2,000万円、耐用年数が47年の鉄筋コンクリート造の建物で、定額法を選択した場合、1年間の減価償却費は、2,000万円 ÷ 47年 = 約42万5,532円となります。2014年の減価償却費は、42万5,532円 ÷ 12ヶ月 × 3ヶ月 = 約10万6,383円となります。
減価償却は、所得税法や法人税法などの税法に基づいて行われます。これらの法律では、減価償却の対象となる資産、耐用年数、減価償却の方法などが細かく規定されています。
主な関連法令
これらの法律や政令、通達などを理解することで、正しく減価償却費を計算し、確定申告を行うことができます。税理士などの専門家は、これらの法律に精通しており、適切なアドバイスをしてくれます。
減価償却については、いくつかの誤解がされがちなポイントがあります。
・土地の減価償却
土地は減価償却の対象にはなりません。土地の価値は、一般的に時間の経過によって減るものではなく、むしろ上がる可能性もあります。
・減価償却費の計算期間
減価償却費は、建物を事業に使用した期間に応じて計算します。例えば、建物を途中で売却した場合、売却した日までの期間で減価償却費を計算します。
・償却不足
減価償却費を計算し忘れたり、誤って少なく計算してしまった場合でも、後から修正することができます。ただし、修正できる期間には制限があります。
確定申告を行う際には、以下の準備が必要です。
具体例
例えば、あなたが賃貸アパートを所有しており、家賃収入を得ているとします。その場合、家賃収入から、減価償却費、修繕費、固定資産税などの必要経費を差し引いた金額が、不動産所得となります。この不動産所得に対して、所得税が課税されます。
減価償却や確定申告について、以下のような場合は、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
税理士に依頼するメリットは、専門知識に基づいた正確な計算と、税務上のリスクを回避できることです。また、税務署とのやり取りを代行してもらうことも可能です。
今回の重要ポイントをまとめます。
減価償却は、不動産投資において重要な会計処理です。正しく理解し、適切な計算を行うことで、税金を最適化し、健全な不動産経営を目指しましょう。
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