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収益物件購入検討!築21年のテナントビル、お得?費用や注意点を徹底解説

質問の概要

【背景】

  • 知り合いから、築21年のRC(鉄筋コンクリート)造5階建てテナントビルの売却情報を得た。
  • 不動産投資は未経験。
  • 物件概要:土地180㎡、建物710㎡(1フロア約40坪)、エレベーター付き。
  • 土地建物販売価格4500万円、路線価5万円/㎡、周辺土地販売価格坪18~22万円。
  • 固定資産税評価額7000万円、周辺テナント家賃6000円/㎡。
  • 現在のテナント状況:1テナント入居、4テナント空室(撤退済み)、募集家賃25万円。
  • もし購入したら、15~20万円で賃貸に出したいと考えている。

【悩み】

  • この物件は「お得」なのか判断に迷っている。
  • 購入を検討すべきか悩んでいる。
  • 購入時の費用や、維持費について詳しく知りたい。
  • 自分で調べた費用項目(仲介手数料、不動産取得税、登記料、管理費、エレベーター維持費、消防検査費用、電気代、水道代、清掃費、貯水タンク維持費、固定資産税、所得税、住民税)について、金額や追加でかかる費用があれば教えてほしい。
  • 大規模修繕の費用について、どの程度積み立てるべきか知りたい。

空室リスクや費用を精査し、利回り(投資額に対する収入の割合)を計算して慎重に判断しましょう。

(免責事項:以下は一般的な情報であり、個別の状況に対するアドバイスではありません。不動産投資にはリスクが伴います。最終的な判断は、専門家への相談を含め、ご自身の責任で行ってください。)

テーマの基礎知識:不動産投資と収益物件について

不動産投資とは、土地や建物などの不動産を所有し、そこから得られる賃料収入(インカムゲイン)や売却益(キャピタルゲイン)を目的とする投資のことです。 今回の質問にあるようなテナントビルは、複数のテナントから賃料を得ることで安定した収入を期待できる「収益物件」の一種です。 不動産投資を始めるにあたっては、物件の価格だけでなく、家賃収入、維持費、税金などを総合的に考慮し、投資の価値を判断する必要があります。

・利回り

不動産投資の成功を測る上で重要な指標の一つに「利回り」があります。 利回りには、年間家賃収入を物件価格で割った「表面利回り」と、年間家賃収入から諸経費を差し引いた金額を物件価格で割った「実質利回り」があります。 実質利回りの方が、より正確な投資判断に役立ちます。

・空室リスク

収益物件にとって、空室は収入を減少させる大きなリスクです。 空室期間が長引けば、ローンの返済が滞る可能性もあります。 今回の物件のように、一部のテナントが退去し、空室が多い状況では、特に注意が必要です。

今回のケースへの直接的な回答:物件の評価と検討ポイント

今回の物件がお得かどうかは、以下の点を総合的に評価する必要があります。

1. 賃料収入の見込み

現在の募集家賃25万円と、質問者が想定する賃料15~20万円の間で、入居者がどれだけ見込めるかが重要です。 周辺の類似物件の家賃相場を調査し、競争力のある賃料設定になっているか確認しましょう。また、空室期間が長引いている原因を調査し、改善策を検討する必要があります。

2. 費用と利回りの計算

購入価格4500万円に対し、どの程度の年間収入が見込めるかを計算し、利回りを算出します。 その際、購入時の費用(仲介手数料、不動産取得税、登記費用など)と、毎年の維持費(管理費、修繕積立金、固定資産税、保険料など)を正確に把握し、収入から差し引く必要があります。

3. 周辺環境と物件の状態

周辺の人口動態、交通アクセス、競合となる物件の状況などを調査し、将来的な賃料収入への影響を予測します。 物件の状態については、建物の築年数、修繕履歴、設備の状況などを確認し、大規模修繕の必要性や費用を見積もる必要があります。

4. 資金計画

自己資金と借入金のバランスを考慮し、無理のない資金計画を立てることが重要です。 ローンの金利変動リスクや、万が一の空室リスクに備えて、余裕を持った資金計画を立てましょう。

これらの要素を総合的に評価し、投資に見合うだけの収益性が見込めるかどうかを判断しましょう。

関係する法律や制度:不動産取引と税金について

不動産投資には、様々な法律や制度が関係します。主なものとして、以下のようなものがあります。

・宅地建物取引業法

不動産取引に関するルールを定めた法律です。 不動産会社との契約や、重要事項の説明など、取引の過程で遵守すべき事項が定められています。

・都市計画法

都市の計画的な発展を目的とする法律です。 用途地域(建物の種類や用途を制限する地域)などが定められており、物件の利用方法に影響を与える可能性があります。

・建築基準法

建物の構造や設備に関する基準を定めた法律です。 建物の安全性や、防災性能に関わる重要な規定が含まれています。

・固定資産税

土地や建物などの固定資産に対して課税される税金です。 毎年1月1日時点の所有者に対して課税されます。 税額は、固定資産税評価額に基づいて計算されます。

・不動産取得税

不動産を取得した際に課税される税金です。 取得した不動産の価格(固定資産税評価額)に基づいて計算されます。

・所得税・住民税

不動産投資で得た所得(家賃収入から必要経費を差し引いたもの)に対して課税される税金です。 所得税は国税、住民税は地方税です。

誤解されがちなポイントの整理:利回り、税金、修繕について

不動産投資に関する誤解として、以下のようなものがあります。

・表面利回りだけで判断してしまう

表面利回りは、年間家賃収入を物件価格で割っただけの単純な計算です。 諸経費を考慮していないため、実際の収益性を正確に反映していません。 実質利回り(年間収入から諸経費を差し引いたものを物件価格で割ったもの)で判断することが重要です。

・税金について安易に考えてしまう

不動産投資には、様々な税金がかかります。 固定資産税、都市計画税、所得税、住民税など、税金の知識がないと、手元に残るお金が予想以上に少なくなってしまう可能性があります。 税理士などの専門家に相談し、適切な節税対策を検討しましょう。

・修繕費用を軽視してしまう

建物の維持には、定期的な修繕が必要です。 修繕費用を考慮せずに、高い利回りを期待してしまうと、後々資金不足に陥る可能性があります。 大規模修繕の計画を立て、修繕積立金を適切に積み立てることが重要です。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:費用とリスク管理

今回の物件について、実務的なアドバイスをいくつかご紹介します。

・購入時の費用

  • 仲介手数料: 宅地建物取引業法で上限が定められています。 売買価格の3% + 6万円 + 消費税が上限です。
  • 不動産取得税: 固定資産税評価額に基づいて計算されます。 軽減措置が適用される場合があります。
  • 登記費用: 司法書士に依頼する場合、報酬を含めて数十万円程度かかるのが一般的です。

・維持費

  • 管理費: 管理会社に支払う費用です。 管理の内容によって異なりますが、一般的には家賃収入の5%程度です。
  • エレベーター維持費: メンテナンス費用、点検費用などがかかります。
  • 消防設備点検費: 消防法に基づく点検費用です。
  • 電気代、水道代: 共用部分の電気代、水道代は、物件の規模や使用状況によって異なります。
  • 清掃費: 共用部分の清掃費用です。
  • 貯水槽維持費、点検費: 貯水槽の規模によって費用が異なります。
  • 固定資産税: 毎年、所有者に課税されます。
  • 所得税・住民税: 不動産所得に対して課税されます。

・修繕積立金

大規模修繕に備えて、毎月積み立てる費用です。 建物の種類や築年数、設備の状況などによって、適切な金額が異なります。 今回の物件の場合、築年数が20年を超えているため、早急に大規模修繕の計画を立てる必要があります。 専門家(建築士など)に建物の状態を診断してもらい、修繕計画と必要な費用を見積もりましょう。 その上で、毎月の修繕積立金の額を決定します。

・空室対策

空室リスクを軽減するために、以下の対策を検討しましょう。

  • 周辺の競合物件との差別化を図る(設備、デザインなど)
  • 入居者募集のターゲットを明確にする
  • 仲介業者との連携を強化する
  • 定期的な家賃の見直しを行う

専門家に相談すべき場合とその理由

不動産投資を検討するにあたっては、専門家への相談が不可欠です。 以下の専門家に相談することをおすすめします。

・不動産鑑定士

物件の適正な価格を評価してもらえます。 割安な物件かどうかを判断する上で役立ちます。

・税理士

税金に関するアドバイスや、節税対策について相談できます。 不動産投資にかかる税金は複雑なので、専門家のサポートが重要です。

・ファイナンシャルプランナー

個別のライフプランに合わせた資金計画や、不動産投資のリスクについて相談できます。

・建築士

建物の状態を診断してもらい、大規模修繕の計画や費用について相談できます。

・弁護士

契約に関するトラブルや、法的問題について相談できます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の物件は、空室が多いこと、築年数が経過していることなど、注意すべき点があります。 以下の点を踏まえて、慎重に検討しましょう。

  • 利回りの計算: 収入と費用を正確に把握し、実質利回りを計算する。
  • 空室対策: 周辺相場を調査し、競争力のある賃料設定、入居者募集戦略を立てる。
  • 修繕計画: 大規模修繕の必要性、費用を専門家に見積もってもらい、修繕積立金を検討する。
  • 専門家への相談: 不動産鑑定士、税理士、建築士など、各分野の専門家に相談する。

不動産投資は、大きな金額が動く取引です。 焦らずに、様々な情報を収集し、専門家のアドバイスを受けながら、慎重に判断することが大切です。

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