含み益って何?基本的な意味を理解しよう
「含み益」という言葉は、投資の世界でよく使われます。簡単に言うと、持っている資産(株や投資信託など)の価値が、買ったときよりも上がっている状態を指します。例えば、100万円で買った株が、今120万円になっているとします。この場合、20万円の「含み益」があると言えます。
「含み」という言葉には、まだ確定していないという意味合いが含まれています。つまり、実際に売却して利益を確定するまでは、あくまで「含んでいる」利益ということになります。
具体例で解説!含み益のイメージをつかもう
もう少し具体的に見ていきましょう。Aさんが1株1,000円でX社の株を100株購入したとします。この場合、Aさんの投資額は10万円(1,000円 × 100株)です。
その後、X社の株価が上昇し、1株1,200円になりました。Aさんが保有する100株の価値は12万円(1,200円 × 100株)に増えています。この2万円の差額が、Aさんの「含み益」です。
もしAさんがこの時点で株を売却すれば、2万円の利益が確定します。しかし、売却しない限り、この利益は「含み益」として存在し続けることになります。
含み益と関係する法律や制度
含み益そのものに直接関係する法律はありません。しかし、含み益がある資産を売却して得た利益には、税金がかかります。これを「譲渡所得税」と言います。
例えば、株式を売却して利益が出た場合、その利益に対して一定の税率(通常は約20%)で税金が課税されます。この税金は、確定申告(かくていしんこく)を行うことで納付する必要があります。
また、NISA(少額投資非課税制度)などの制度を利用することで、一定の金額までは税金がかからないメリットがあります。これらの制度を理解し、賢く投資を行うことが大切です。
含み益に関する誤解を解く!
含み益について、よくある誤解を整理しておきましょう。
・「含み益=現金」ではない
含み益は、あくまで資産の価値が上がっている状態です。実際に現金として手元にあるわけではありません。売却して初めて現金化されます。
・含み益は変動する
株価や投資信託の価格は常に変動します。含み益も、価格の変動によって増減します。せっかく含み益が出ていても、価格が下がれば含み益は減ってしまう可能性があります。
・含み益があるから必ずしも儲かるとは限らない
含み益があるからといって、必ずしも利益が出るとは限りません。売却時に手数料がかかったり、税金が発生したりするため、最終的な手取り額を考慮する必要があります。
含み益を活かす!実務的なアドバイス
含み益を活かすためには、いくつかポイントがあります。
・売却のタイミングを見極める
いつ売却するかは、非常に難しい問題です。将来の見通しやリスクなどを考慮し、慎重に判断する必要があります。専門家のアドバイスも参考にすると良いでしょう。
・分散投資を心がける
一つの銘柄に集中投資するのではなく、複数の銘柄に分散投資することで、リスクを軽減できます。含み益が出ている銘柄だけでなく、他の銘柄の状況も確認し、ポートフォリオ全体をバランスよく管理することが大切です。
・長期的な視点を持つ
短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが重要です。長期的な視点を持つことで、含み益を最大限に活かすことができる可能性があります。
専門家に相談すべきケース
以下のような場合は、専門家(ファイナンシャルプランナーや証券会社の担当者など)に相談することをおすすめします。
・投資に関する知識が少ない場合
投資の基本的な知識がない場合は、専門家のアドバイスを受けることで、リスクを抑えながら資産運用を行うことができます。
・売却のタイミングに迷う場合
いつ売却すれば良いか判断に迷う場合は、専門家に相談して、客観的な意見を聞くことが大切です。
・税金に関する知識がない場合
税金に関する知識がない場合は、専門家に相談して、適切なアドバイスを受けることで、税金対策を行うことができます。
まとめ!含み益の重要ポイント
今回の解説の重要ポイントをまとめます。
・含み益とは、保有資産の価値が購入時より上がっている状態のこと
・含み益は、売却して初めて利益が確定する
・含み益があるからといって、必ずしも儲かるとは限らない
・売却のタイミングや税金について、専門家に相談することも検討する
含み益について正しく理解し、賢く投資を行いましょう。

