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団地・マンションの共用部分、所有者は誰?徹底解説!区分所有と管理組合の関係
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団地やマンションの共用部分(廊下や階段など)の所有者とは、具体的に誰のことでしょうか?自分のマンションの登記簿に記載されている区分建物専有部分の所有権の登記名義人のことでしょうか?それとも、管理組合でしょうか?
マンションや団地は、建物全体をいくつかの区画(専有部分)に分け、それぞれを個人が所有する「区分所有」という形態で成り立っています。 専有部分とは、個人が自由に使える自分の部屋やベランダのことです。一方、共用部分は、建物全体の維持管理のために、区分所有者全員が共有して使用する部分です。廊下、階段、エレベーター、敷地などがこれに当たります。
では、この共用部分の所有者は誰でしょうか?答えは、区分所有者全員です。 それぞれの所有者は、専有部分だけでなく、共用部分も所有権の一部として共有しているのです。 これは、マンションの登記簿(不動産登記簿)にも反映されています。登記簿には、専有部分の所有者だけでなく、共用部分の共有者としての所有者名義も記載されているのです。ただし、個々の区分所有者が共用部分の特定の部分を独占的に使用することはできません。
共用部分の所有と管理に関するルールは、主に区分所有法で定められています。この法律では、共用部分の維持管理は、区分所有者全員の共同責任であると規定されています。
管理組合は、区分所有者全員で組織する団体であり、共用部分の管理運営を担っています。そのため、共用部分の所有者と管理組合を混同しがちですが、所有者と管理者は別物です。管理組合は、区分所有者から委託された役割を果たしているに過ぎません。
共用部分の修繕費用や管理方法に関する具体的なルールは、管理規約に記載されています。管理規約をよく読んで、自分の権利と義務を理解することが重要です。不明な点は、管理組合に積極的に質問しましょう。
管理規約の解釈に迷う場合や、管理組合との間でトラブルが発生した場合などは、弁護士や不動産専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応を取ることができます。
団地やマンションの共用部分の所有者は、区分所有者全員です。管理組合は、共用部分の管理運営を担う団体であり、所有者ではありません。共用部分に関するルールは、区分所有法と管理規約に定められています。不明な点があれば、管理規約を確認したり、管理組合や専門家に相談しましょう。
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