
- Q&A
固定資産税と固定資産台帳:土地の所有と登記の謎を解き明かす!
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1. 役所の台帳(固定資産台帳?)には、不動産の登記状況(登記されているか否か)も記載されているのでしょうか?土地は必ず誰かの名義で登記されているものなのでしょうか?
2. 固定資産台帳は、役所で閲覧できますか?無料ですか?有料ですか?
3. 父親の遺産相続で、土地の登記名義変更をする場合、今まで登記されていたものだけを変更すれば良いのでしょうか?
固定資産税とは、土地や建物などの固定資産を所有している人が、毎年支払う税金です(地方税)。その課税の基礎となるのが「固定資産台帳」です。この台帳には、土地や建物の所在地、面積、種類、そして評価額などが記録されています。 簡単に言うと、税金を計算するための重要なデータブックです。 ただし、所有者の権利関係(誰が所有者なのか、抵当権などの権利設定があるかなど)までは記載されていません。
結論から言うと、固定資産台帳には、不動産の登記情報(登記簿に記載されている情報)は記載されていません。固定資産台帳は税金の計算のために作られたもので、所有権や抵当権などの権利関係は、不動産登記簿(登記所が管理する公的な記録)で確認する必要があります。
いいえ、土地が必ずしも登記されているわけではありません。古くから存在する土地の中には、登記されていないものも存在します。特に、昭和30年代以前の土地は、登記されていないケースが多いです。 登記されていない土地であっても、固定資産税は課税されます。
原則として、固定資産台帳は閲覧できます。ただし、無料ではありません。閲覧には手数料がかかります。具体的には、自治体によって異なりますので、お住まいの市区町村役所の税務課などに問い合わせてください。
父親の遺産相続で土地の登記名義変更をする場合、単に「今まで登記されていたものだけを変更する」だけでは不十分です。相続開始(被相続人が亡くなった時点)における所有者を正確に把握し、その所有者名義で登記名義変更の手続きを行う必要があります。相続開始時点での所有者が誰なのかを明確にするため、相続手続き(相続人確定、遺産分割協議など)が不可欠です。 登記されていない土地を相続した場合も、相続登記を行う必要があります。
固定資産台帳と不動産登記簿は、目的が異なります。固定資産台帳は税金の計算、不動産登記簿は権利関係の確認です。 この違いを理解せずに、固定資産台帳で権利関係を確認しようとするのは大きな間違いです。
相続登記は、相続開始後、なるべく早く行うことが重要です。相続登記が遅れると、相続人間でトラブルが発生したり、土地の売買などが難しくなる可能性があります。 また、相続登記には期限がないため、放置すると、後々非常に複雑な手続きになる可能性があります。
相続登記は、法律や手続きが複雑なため、専門家のサポートを受けることが推奨されます。特に、相続人が複数いる場合、土地の共有状態になっている場合、登記されていない土地を相続した場合などは、司法書士や弁護士に相談することをお勧めします。
固定資産台帳は税金計算のための資料であり、不動産の権利関係は不動産登記簿で確認する必要があります。土地は必ずしも登記されておらず、相続登記は相続開始後速やかに手続きすることが重要です。複雑な場合は、専門家への相談を検討しましょう。
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