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固定資産税滞納で物件差押え中、競売になる?売却交渉と相談先を解説

質問の概要

【背景】

  • 固定資産税を7年間滞納し、物件が差し押さえられている。滞納額は350万円。
  • 住宅ローンは支払い中。
  • 役所との間で物件売却による納税を目指し交渉中。売却の話もいくつか出ている。

【悩み】

  • 売却交渉中にも関わらず、突然競売にかけられるのではないかと不安。
  • 競売を待ってもらうためには、どこに相談すれば良いのか知りたい。
競売の可能性は否定できず、専門家への相談と売却手続きの加速が重要です。

固定資産税滞納と競売の基礎知識

固定資産税を滞納すると、最終的に所有している不動産(土地や建物)が競売にかけられる可能性があります。これは、地方自治体(市区町村)が税金を徴収するための手段の一つです。

まず、固定資産税とは、土地や家屋などの固定資産を持っている人が、その価値に応じて納める税金のことです。毎年1月1日時点での所有者に対して課税されます。この税金を滞納すると、自治体から督促状が届き、それでも支払わない場合は、最終的に財産が差し押さえられ、競売にかけられることになります。

競売とは、裁判所を通じて行われる公的な売却手続きのことです。競売にかけられると、一般の人々が入札に参加し、最も高い金額を提示した人がその不動産を落札します。落札された代金は、滞納している税金やその他の債権者に分配されます。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、7年間もの間、固定資産税を滞納しているため、競売にかけられる可能性は非常に高いと言えます。差し押さえられているという事実も、そのリスクを示唆しています。

役所との間で売却の話を進めているとのことですが、これはあくまでも、競売を回避するための一つの手段です。しかし、売却が成立しなければ、競売に移行する可能性は残ります。役所が「競売はうちではないからわからない」と言うのは、競売の手続きは裁判所が行うためです。役所は、あくまでも税金の徴収者という立場です。

したがって、売却交渉と並行して、競売を回避するための他の対策を講じる必要があります。

関係する法律や制度

固定資産税に関する主な法律は、地方税法です。この法律に基づき、固定資産税の課税、滞納時の措置(督促、差し押さえ、競売など)が定められています。

競売の手続きは、民事執行法に基づいて行われます。この法律は、債権者が債務者の財産を差し押さえ、換価(売却)して債権を回収する手続きを定めています。

また、破産や個人再生といった債務整理の手続きも、競売を回避するための選択肢として検討できます。これらの手続きは、裁判所の監督下で行われ、債務者の経済的な再建を目指します。

誤解されがちなポイントの整理

多くの人が誤解しがちな点として、売却交渉をしていれば必ず競売を回避できるというものではありません。売却が成立し、滞納している税金を全額支払うことができれば、競売は回避できます。しかし、売却がうまくいかない場合、競売のリスクは常につきまといます。

また、役所との交渉だけで競売を止めることができるわけでもありません。役所は、あくまでも税金の徴収者であり、競売の手続きを決定するのは裁判所です。

さらに、住宅ローンの支払いを続けているから競売にはならないというものでもありません。住宅ローンは、あくまでも金融機関に対する債務であり、固定資産税の滞納とは別の問題です。固定資産税を滞納している事実は、競売のリスクを増大させます。

実務的なアドバイスと具体例の紹介

競売を回避するためには、以下の対策を講じることが重要です。

売却手続きの加速:売却交渉を積極的に進め、早期の売却を目指しましょう。不動産業者と連携し、買主を見つけるための活動を強化します。

専門家への相談:弁護士や税理士などの専門家に相談し、具体的なアドバイスを受けましょう。専門家は、競売の手続きや債務整理に関する知識を持っており、あなたの状況に合わせた適切な対策を提案してくれます。

債務整理の検討:自己破産や個人再生などの債務整理も選択肢の一つです。これらの手続きは、裁判所の認可を得て、借金の減額や免除を受けることができます。ただし、手続きには時間と費用がかかるため、専門家とよく相談して、最適な方法を選択する必要があります。

役所との交渉:役所と継続的に交渉し、滞納している税金の支払計画について相談しましょう。分割払いや猶予期間の延長など、可能な範囲で協力してもらえる場合があります。

競売開始決定通知への対応:万が一、裁判所から競売開始決定通知が届いた場合は、直ちに専門家に相談し、対応策を検討しましょう。競売開始後でも、売却や債務整理によって競売を中止できる可能性があります。

具体例として、ある方が固定資産税を滞納し、物件が差し押さえられたものの、弁護士に相談し、売却活動を加速させたケースがあります。幸い、買主が見つかり、売却代金で滞納していた固定資産税を完済できたため、競売を回避することができました。このように、早期の対応と専門家との連携が、競売を回避するための重要なポイントとなります。

専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースでは、以下の専門家への相談が不可欠です。

弁護士:競売の手続きに関する法的アドバイスや、債務整理の手続きのサポートを受けることができます。また、役所との交渉や、売却に関する法的支援も期待できます。

税理士:固定資産税に関する税務上の問題について相談できます。滞納している税金の支払計画や、税務上のアドバイスを受けることができます。

不動産鑑定士:物件の適正な売却価格を評価してもらうことで、売却活動を有利に進めることができます。また、競売になった場合の売却価格の見通しを立てることもできます。

専門家に相談することで、法的知識や専門的な視点からのアドバイスを受け、最適な解決策を見つけることができます。また、専門家は、あなたの代わりに手続きを進めてくれるため、精神的な負担を軽減することもできます。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

固定資産税の滞納は、最終的に競売につながる可能性がある非常に深刻な問題です。今回のケースでは、7年間もの滞納があり、物件が差し押さえられているため、競売のリスクは非常に高いと言えます。

競売を回避するためには、売却手続きを加速させることが最優先事項です。同時に、弁護士や税理士などの専門家に相談し、法的アドバイスや債務整理などの選択肢を検討する必要があります。また、役所との交渉も継続的に行い、支払計画について相談しましょう。

競売は、あなたの財産を失うだけでなく、精神的な負担も大きいものです。早期の対応と専門家との連携が、事態を打開するための鍵となります。諦めずに、最善の策を尽くしてください。

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