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土地と建物の抵当権設定:登記簿謄本からローン総額を読み解く方法

【背景】
先日、不動産を購入しました。その際に、登記簿謄本(登記簿の写し)を確認したところ、土地と建物にそれぞれ抵当権が設定されていることが分かりました。どちらも受付年月日、受付番号、原因、債権額(1500万円)、抵当権者、共同担保が全く同じでした。

【悩み】
この場合、ローンの総額は1500万円なのでしょうか、それとも3000万円なのでしょうか?登記簿謄本の見方が分からず、とても不安です。

ローン総額は1500万円です。

抵当権と登記簿謄本:基礎知識

抵当権とは、借金(債務)の担保として、不動産を差し押さえる権利のことです(担保不動産)。借金が返済されなければ、債権者(お金を貸した人)は、その不動産を売却して借金を回収できます。登記簿謄本は、不動産に関する権利関係を記録した公的な書類です。抵当権の設定も登記簿謄本に記録されます。 抵当権の登記には、債権額(借金の額)、抵当権者(お金を貸した人)、担保不動産などが記載されます。

今回のケースへの回答:ローン総額は1500万円

質問者様の登記簿謄本には、土地と建物にそれぞれ同じ内容の抵当権が設定されていますが、これは**単一のローン**を土地と建物で**共同担保**していることを示しています。つまり、1500万円のローンに対して、土地と建物が両方とも担保になっているということです。ローン総額は1500万円であり、3000万円ではありません。

関係する法律:不動産登記法

このケースは、不動産登記法(不動産に関する権利関係を登記する法律)に基づいて説明できます。不動産登記法は、不動産の権利関係を明確にし、安全な取引を確保するために重要な役割を果たしています。抵当権の設定も、この法律に基づいて登記されます。

誤解されがちなポイント:共同担保と二重担保

抵当権の設定が土地と建物に同じように記載されているからといって、ローンが2つあると誤解する方がいます。しかし、このケースは**共同担保**であり、**二重担保**ではありません。共同担保とは、複数の不動産をまとめて一つのローンの担保とすることで、二重担保とは、同じ不動産に対して複数のローンが設定されている状態を指します。

実務的なアドバイス:登記簿謄本の読み方

登記簿謄本は専門用語が多く、一見分かりにくいですが、重要な情報が含まれています。 抵当権の項目をよく確認し、債権額、担保不動産、抵当権者などをしっかり確認しましょう。不安な場合は、不動産会社や司法書士に相談することをお勧めします。 特に、「原因」欄には、抵当権設定の根拠となる契約書(例えば、融資契約書)の情報が記載されているため、確認する必要があります。

専門家に相談すべき場合

登記簿謄本の内容が複雑で理解できない場合、あるいは不動産取引に関する重要な判断を迫られている場合は、不動産会社、司法書士、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、登記簿謄本を正確に解釈し、適切なアドバイスを提供してくれます。

まとめ:登記簿謄本の正確な解釈が重要

登記簿謄本は、不動産取引において非常に重要な書類です。 今回のケースのように、一見複雑に見える場合でも、一つずつ項目を確認し、専門用語の意味を理解することで、正確な情報を読み取ることができます。 不動産に関する疑問や不安がある場合は、専門家に相談することを躊躇せず、安全な取引を進めましょう。 特に、抵当権に関する情報は、不動産の価値やリスクを判断する上で非常に重要です。

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