• Q&A
  • 土地の共有と登記済証:共有地売却の可否と登記済証の扱い方

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

土地の共有と登記済証:共有地売却の可否と登記済証の扱い方

【背景】
先日、土地の共有者から土地の一部を売却したいという話を持ちかけられました。その土地は私と相手方で共有しており、登記済証は相手方が持っています。

【悩み】
登記済証は一つの土地につき1通しかないのでしょうか?共有の場合、どちらが所持するのでしょうか?相手方が登記済証を持っていると、共有部分の売却はできないのでしょうか?不安なので、詳しい説明をお願いします。

登記済証は共有者全員が持つ必要はありません。共有部分の売却は可能です。

1. 登記済証(登記識別情報)とは何か?

登記済証(現在は登記識別情報)とは、不動産の所有者や権利関係を登記簿(不動産の権利関係を記録した公的な帳簿)に記録したことを証明する書類です。(登記簿は法務局に保管されています)かつては紙の証書でしたが、現在は電子化が進み、紙の証書は発行されません。 登記済証は、所有権の証明書というよりは、登記されたことを確認するための書類と考えるのが適切です。 重要なのは、登記簿の内容であって、登記済証そのものではありません。

2. 今回のケースへの直接的な回答

一つの土地には、登記簿に記録された権利関係の数だけ、登記識別情報(旧登記済証)が存在する、というわけではありません。共有の場合でも、登記識別情報は、共有者全員が持つ必要はありません。 共有者の一人が登記識別情報を所持していても、他の共有者が共有部分の売却を妨げるものではありません。

3. 土地共有と売買に関する法律

土地の共有に関する法律は、民法(特に第244条以降)に規定されています。共有者は、他の共有者の同意を得ることなく、自分の持分を自由に売買できます(共有持分の処分)。 ただし、売買契約が成立したとしても、登記(所有権移転登記)を完了しなければ、所有権の移転は完了しません。

4. 誤解されがちなポイントの整理

登記済証(登記識別情報)は、土地の所有権そのものを証明するものではありません。 登記簿に記録された内容が重要であり、登記済証はあくまでその記録の存在を確認するための書類です。 そのため、登記済証を所有していないからといって、共有地の売却ができないわけではありません。

5. 実務的なアドバイスと具体例の紹介

共有部分の売却には、他の共有者の同意は必ずしも必要ありませんが、円滑な取引のためには、事前に共有者と話し合い、売却価格や売却方法について合意しておくことが重要です。 売買契約締結後、法務局で所有権移転登記の手続きを行う必要があります。この手続きには、登記識別情報(旧登記済証)が必要となる場合もありますが、必ずしも所有者が手続きを行う必要はありません。不動産会社や司法書士に依頼することで、スムーズに手続きを進めることができます。

6. 専門家に相談すべき場合とその理由

共有者間で売買価格や売買方法について意見が対立した場合、または登記手続きに不安がある場合は、不動産会社や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な知識に基づいて適切なアドバイスを行い、円滑な取引をサポートしてくれます。 特に、複雑な権利関係がある場合や、トラブルを回避したい場合は、専門家の力を借りることが重要です。

7. まとめ

登記済証(登記識別情報)は、土地の所有権を証明するものではなく、登記簿への記録を確認するための書類です。共有者の一人が登記済証を所持していても、他の共有者は自分の持分を売却できます。 ただし、円滑な取引のためには、共有者間のコミュニケーションと、必要に応じて専門家への相談が重要です。 土地の売買は複雑な手続きを伴うため、専門家のアドバイスを受けることで、トラブルを回避し、安全に取引を進めることができます。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop