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土地の共有名義から単独名義へ変更!登記済証(旧登記簿謄本)の保管は必要?

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以前の共有名義の登記済証(旧登記簿謄本)は、もう不要だと思うのですが、本当に捨ててしまって大丈夫でしょうか?何かトラブルになった際に必要になる可能性はあるのでしょうか? 今後、困らないように、どうすれば良いのか悩んでいます。
土地の所有権は、登記簿(登記簿に土地の所有者や権利関係が記録されている公的な書類)に記録することで法的効力を持ちます。 以前は「登記済証」と呼ばれていましたが、現在は「登記簿謄本」が発行されます。 所有権移転登記とは、土地の所有者を変更する手続きのことです。 共有名義(複数の人が所有権を共有している状態)から単独名義(1人だけが所有権を持つ状態)への変更も、この手続きの一種です。 登記が完了すると、新しい登記済証(登記簿謄本)が交付されます。
結論から言うと、古い登記済証(旧登記簿謄本)は、少なくとも数年は保管しておくことをお勧めします。 完全に不要と判断できるのは、移転登記から相当な時間が経過し、関連する紛争やトラブルの発生可能性が極めて低くなったと判断できる場合に限られます。
土地の所有権移転や登記に関する手続きは、不動産登記法によって規定されています。 この法律に基づき、登記所(法務局)で登記手続きが行われます。 登記簿は、公的な記録であり、その内容の正確性が法律で保障されています。
新しい登記済証(登記簿謄本)があれば、現在の所有権状況は確認できます。しかし、将来、所有権に関する何らかのトラブル(例:境界線に関する争い、過去の売買契約に関する問題など)が発生した場合、古い登記済証(旧登記簿謄本)が証拠として役立つ可能性があります。 単に所有権の移転事実だけでなく、過去の権利関係を証明する上で重要な役割を果たすこともあるのです。
古い登記済証(旧登記簿謄本)は、紛失しないよう大切に保管しましょう。 重要な書類なので、ファイリングして保管したり、耐火金庫に保管するのも良いでしょう。 保管期間については、少なくとも5年間は保管することをおすすめします。 その後、必要ないと判断できる場合は、シュレッダーで破棄するなどして、個人情報漏洩に注意しましょう。
土地の所有権に関する問題は、複雑な法律知識を必要とする場合があります。 もし、古い登記済証(旧登記簿謄本)の取扱いについて迷う場合、または所有権に関する他の問題を抱えている場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、あなたの状況を正確に判断し、適切なアドバイスをしてくれます。
土地の共有名義から単独名義への変更後も、古い登記済証(旧登記簿謄本)は、少なくとも数年は保管しておくことが重要です。 これは、将来発生する可能性のあるトラブルへの備えとして、非常に有効な手段となります。 不安な場合は、専門家に相談することをお勧めします。 大切な財産を守るためにも、適切な対応を心がけましょう。
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