• Q&A
  • 土地や家屋の売却額と評価額の違い|税金計算の仕組みをわかりやすく解説

共有不動産・訳あり物件の無料相談
1 / -
売却を決めていなくても問題ありません。状況整理のご相談だけでもOKです。

ご入力いただいた内容は「お問い合わせ内容」としてまとめて送信されます。
無理な営業や即決のご案内は行いません。

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

土地や家屋の売却額と評価額の違い|税金計算の仕組みをわかりやすく解説

【背景】

  • 不動産の売却を検討しています。
  • 不動産屋から物件の買取価格として5000万円と提示されました。
  • 固定資産税や相続税を計算する際の評価額がどのようになるのか疑問に思っています。

【悩み】

  • 不動産の売却価格と税金の計算に使われる評価額にはどのような違いがあるのでしょうか?
  • 5000万円で売れる物件の場合、税務署はどの程度の時価で評価するのでしょうか?

売却額と評価額は異なり、税金計算は評価額を基に。時価は取引事例などから算出。

不動産評価の基礎知識:なぜ評価額が必要なのか?

不動産(土地や建物)を売ったり、相続したりする際には、様々な税金がかかります。これらの税金を計算するためには、その不動産の「価値」を客観的に評価する必要があります。この「価値」を金額で表したものが「評価額」です。評価額は、税金の公平性を保ち、税額を正確に算出するために不可欠なものとなります。

例えば、固定資産税は、毎年1月1日時点での土地や建物の所有者に対して課税される税金です。この税金の計算には、固定資産税評価額が用いられます。また、相続税の場合、相続した不動産の価値を評価し、その評価額に応じて税金が計算されます。

売却額と評価額の違い:それぞれの役割

不動産の「売却額」と「評価額」は、どちらも不動産の価値を示すものですが、その目的と算出方法が異なります。

  • 売却額: これは、実際に不動産を売買する際に、売主と買主の間で合意された金額です。不動産市場の状況、物件の状態、立地条件など、様々な要因によって変動します。
  • 評価額: これは、税金を計算するために使われる、国や地方公共団体が定めた不動産の価値です。評価額には、固定資産税評価額、相続税評価額など、いくつかの種類があります。それぞれの税金の計算目的に合わせて、異なる評価方法が用いられます。

売却額は市場の需要と供給によって決まる「時価」に近いものですが、評価額は、税務上の公平性を保つために、一定の基準に基づいて算出されます。

固定資産税評価額とは?その算出方法

固定資産税評価額は、固定資産税を計算するための基準となる価格です。この評価額は、3年に一度、全国の市町村が定める「固定資産評価基準」に基づいて算出されます。

土地の固定資産税評価額は、主に「路線価」に基づいて計算されます。「路線価」とは、道路に面する土地の1平方メートルあたりの価格のことで、公示価格の約7割を目安に設定されます。建物の固定資産税評価額は、再建築価格(同じ建物を新しく建てる場合の費用)を基準に、築年数などに応じて減価修正して算出されます。

固定資産税評価額は、売却額(時価)よりも低い金額になることが多いです。これは、固定資産税評価額が、あくまでも税金計算のための基準であり、実際の市場価格を完全に反映しているわけではないためです。

相続税評価額とは?評価方法の違い

相続税評価額は、相続税を計算するための基準となる価格です。土地の相続税評価額は、路線価または倍率方式によって評価されます。

  • 路線価: 路線価は、土地が面する道路ごとに設定されており、公示価格を基に算出されます。路線価が定められている地域では、この路線価を基に、土地の形状や利用状況などを考慮して相続税評価額が計算されます。
  • 倍率方式: 路線価が定められていない地域では、固定資産税評価額に一定の倍率をかけて相続税評価額を算出します。この倍率は、地域によって異なります。

建物の相続税評価額は、固定資産税評価額と同様の方法で計算されます。

相続税評価額も、売却額(時価)よりも低い金額になる場合が多いです。ただし、土地の形状や利用状況によっては、売却額に近い金額になることもあります。

今回のケースへの直接的な回答

ご質問のケースでは、不動産屋が5000万円で買い取ると言われた物件について、税務署が時価をいくらで算出するか、という点が焦点です。

税務署は、固定資産税や相続税を計算する際に、その物件の「時価」を考慮します。時価は、実際に取引された価格や、近隣の類似物件の取引事例などを参考に、客観的に判断されます。

5000万円で売却できる物件の場合、税務署は、その売買価格を参考に時価を判断する可能性があります。ただし、税務署は、固定資産税評価額や相続税評価額も考慮し、総合的に判断します。したがって、必ずしも5000万円がそのまま時価として評価されるわけではありません。

関係する法律や制度

不動産の評価と税金に関連する主な法律や制度は以下の通りです。

  • 固定資産税: 地方税法に基づき、毎年1月1日時点で土地や建物を所有している人に課税されます。
  • 相続税: 相続税法に基づき、相続や遺贈によって取得した財産に対して課税されます。
  • 固定資産評価基準: 固定資産税評価額の算出方法を定めた基準です。
  • 路線価: 路線価は、相続税評価額を計算するための基準となる価格です。

誤解されがちなポイント:評価額と時価の違い

不動産の評価額と時価について、よくある誤解を整理しましょう。

  • 誤解1: 評価額=売却額(時価)
  • 評価額は税金計算のための基準であり、必ずしも実際の売却価格と一致するわけではありません。

  • 誤解2: 評価額は常に売却額より低い
  • 一般的に、固定資産税評価額や相続税評価額は、売却額よりも低いことが多いですが、土地の形状や利用状況によっては、売却額に近い金額になることもあります。

  • 誤解3: 税務署は評価額だけを参考に時価を判断する
  • 税務署は、売買事例や近隣の類似物件の取引価格など、様々な要素を考慮して時価を判断します。

実務的なアドバイス:売却時の注意点

不動産を売却する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 複数の不動産会社に査定を依頼する: 複数の不動産会社に査定を依頼し、それぞれの査定価格を比較検討することで、適正な売却価格を把握することができます。
  • 税理士に相談する: 不動産売却に伴う税金(所得税、住民税など)について、税理士に相談することで、節税対策や確定申告に関するアドバイスを受けることができます。
  • 契約内容をよく確認する: 売買契約の内容をよく確認し、不明な点があれば、不動産会社や専門家に確認しましょう。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。

  • 税金に関する疑問がある場合: 不動産売却に伴う税金について、疑問や不安がある場合は、税理士に相談しましょう。
  • 相続に関する問題がある場合: 相続した不動産の売却や、相続税に関する問題がある場合は、弁護士や税理士などの専門家に相談しましょう。
  • 不動産売買に関するトラブルが発生した場合: 不動産売買に関するトラブルが発生した場合は、弁護士に相談しましょう。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問の重要ポイントをまとめます。

  • 不動産の売却額と評価額は、それぞれ異なる目的で使われます。売却額は実際に売買される価格であり、評価額は税金計算の基準となる価格です。
  • 固定資産税評価額や相続税評価額は、売却額よりも低い金額になることが多いですが、土地の形状や利用状況によっては、売却額に近い金額になることもあります。
  • 税務署は、売却価格や近隣の取引事例などを参考に、総合的に時価を判断します。
  • 不動産売却や税金について疑問がある場合は、専門家(税理士、弁護士など)に相談することをお勧めします。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop