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土地共有者が売却反対!固定資産税から逃れる方法はある?

質問の概要

【背景】

  • 3人で共有している土地があります。
  • 質問者名義で建物を建て、商売をしていました。
  • 今回、商売を廃業することになりました。
  • 土地を売却して処分したいと考えています。
  • 他の2人の共有者は売却に反対しています。
  • 質問者はこれまで固定資産税を全額支払っていました。

【悩み】

  • 土地が売却できない場合、固定資産税を払い続けることになるのが困ります。
  • 他の共有者を説得できなかった場合、固定資産税を回避する方法はあるのでしょうか?(土地の処分方法も含めて)

共有地の売却は困難ですが、共有物分割請求や固定資産税の負担軽減策を検討しましょう。

土地共有と固定資産税:基礎知識

土地を複数人で所有することを「共有」といいます。今回のケースのように、3人で1つの土地を共有している状態ですね。共有者は、それぞれの持分(割合)に応じてその土地を使用・収益できます。しかし、土地を売却したり、建物を建てたりする際には、他の共有者の同意が必要となる場合があります。

一方、土地を所有していると、毎年「固定資産税」という税金がかかります。固定資産税は、土地や建物などの固定資産に対して課税される税金で、所有者が支払う義務があります。固定資産税は、土地の評価額に基づいて計算され、通常は市町村(東京23区の場合は都)に納めます。今回のケースでは、質問者の方が固定資産税を全額支払っていたとのことですが、これは他の共有者の持分に対応する税金も負担していたことになります。

今回のケースへの直接的な回答

今回の質問者の方の状況では、他の共有者が土地の売却に反対しているため、売却は容易ではありません。しかし、固定資産税を回避するために、いくつかの選択肢を検討できます。

まず、他の共有者を説得して売却に同意してもらうことができれば、問題は解決します。売却価格や売却後の費用の分担などについて、丁寧に話し合いましょう。
もし、どうしても売却に同意が得られない場合は、他の方法を検討することになります。

関係する法律や制度

共有地の問題に関連する主な法律は、「民法」です。民法には、共有物の管理や分割に関する規定が含まれています。今回のケースで重要となるのは、以下の2つの条文です。

  • 民法251条(共有物の変更):共有物の変更(形状の変更や大幅な改築など)は、共有者全員の同意が必要です。
  • 民法256条(共有物の分割請求):各共有者は、いつでも共有物の分割を請求できます。ただし、5年を超えない期間内は分割をしないという契約がある場合は、その期間中は分割できません。

また、固定資産税に関しては、「地方税法」が関係します。地方税法には、固定資産税の課税対象や税額の計算方法などが定められています。

誤解されがちなポイントの整理

共有地に関する誤解として多いのは、「共有者全員の同意がなければ、何もできない」というものです。確かに、共有物の変更には全員の同意が必要ですが、管理行為(修繕など)や保存行為(不法占拠者の排除など)は、各共有者が単独で行うことができます。

また、固定資産税に関して、「共有者の誰かが払えば良い」という考え方も誤解です。固定資産税は、原則として共有者全員に連帯して納税義務があります。つまり、誰か一人が滞納した場合、他の共有者にもその責任が及ぶ可能性があります。今回のケースのように、質問者の方が固定資産税を全額支払っていたとしても、それはあくまでも負担の問題であり、他の共有者の納税義務がなくなるわけではありません。

実務的なアドバイスと具体例

売却以外の選択肢として、以下の方法が考えられます。

  • 共有物分割請求:裁判所に共有物の分割を請求することができます。分割の方法としては、現物分割(土地を分ける)、代償分割(特定の共有者が他の共有者に金銭を支払う)、換価分割(土地を売却して、その代金を分割する)などがあります。今回のケースでは、換価分割が現実的な選択肢となる可能性がありますが、裁判を起こす手間や費用がかかります。
  • 他の共有者への持分譲渡:他の共有者に自分の持分を売却することもできます。この場合、売却価格や条件について、他の共有者と交渉する必要があります。
  • 固定資産税の負担軽減策:固定資産税を完全に回避することは難しいですが、いくつかの負担軽減策があります。例えば、土地の利用状況を変更することで、固定資産税の評価額を下げることができる場合があります(例:更地にする)。また、固定資産税の滞納は避け、延滞税が発生しないように注意しましょう。

具体的な例として、共有物分割請求のケースを考えてみましょう。質問者の方が、他の共有者と話し合いを重ねても売却の合意が得られない場合、裁判所に共有物分割請求を提起します。裁判所は、土地の状況や共有者の意向などを考慮して、分割方法を決定します。もし、換価分割が選択された場合、土地は競売にかけられ、その売却代金が共有者の持分に応じて分配されます。

専門家に相談すべき場合とその理由

共有地の問題は複雑で、法的な知識や専門的な判断が必要となる場合があります。以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。

  • 他の共有者との話し合いがまとまらない場合:弁護士に相談し、法的手段(共有物分割請求など)についてアドバイスを受けることができます。
  • 共有地の売却や活用方法について悩んでいる場合:不動産鑑定士や税理士に相談し、適切なアドバイスを受けることができます。
  • 固定資産税の負担や税金対策について詳しく知りたい場合:税理士に相談し、節税対策や税務上の注意点についてアドバイスを受けることができます。

専門家への相談費用はかかりますが、問題を早期に解決し、無駄な費用や時間を省くことができる可能性があります。また、専門家のアドバイスを受けることで、より適切な判断を下し、将来的なトラブルを回避することもできます。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回の質問のポイントをまとめます。

・共有地の売却には、他の共有者の同意が必要です。

・売却に反対されている場合は、共有物分割請求などの方法を検討できます。

・固定資産税を完全に回避することは難しいですが、負担軽減策はあります。

・専門家(弁護士、不動産鑑定士、税理士など)に相談することで、問題解決の糸口を見つけやすくなります。

共有地の問題は、感情的な対立を伴うことも多く、解決には時間がかかる場合があります。しかし、諦めずに、専門家のサポートも受けながら、最善の解決策を探していきましょう。

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