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土地共有者への記入依頼!りそな銀行住宅ローン事前審査の落とし穴と対策

【背景】
* りそな銀行で住宅ローンの事前審査を受けました。
* 私の土地は弟と共有です。その土地に家を建てる予定です。
* 不動産屋さんの紹介でりそな銀行に申請しましたが、事前審査申込書に弟の記入を求められました。
* 弟には連帯保証人になってほしくありません。

【悩み】
* りそな銀行の事前審査申込書で、なぜ弟に連帯保証人(担保物件共有)として記入を求められるのでしょうか?
* 事前審査で弟が記入・捺印した場合、本審査でも連帯保証人になるのでしょうか?
* 弟に迷惑をかけたくないので、どうすれば良いのか分かりません。
* 連帯保証人以外に、弟の承諾を得る方法はありますか?

事前審査段階での記入は本審査での連帯保証とは限りません。承諾確認が目的です。

テーマの基礎知識:住宅ローンと連帯保証人、共有土地

住宅ローン(住宅金融支援機構などから融資を受けるためのローン)を組む際には、返済能力の確認が重要です。銀行は、ローンの返済が滞った場合のリスクを最小限に抑えるために、様々な審査を行います。その一つが連帯保証人(債務者がローンを返済できなくなった場合、代わりに返済する責任を負う人)の有無です。

土地が共有の場合(複数の人が所有権を共有している状態)、ローンを組む人が単独で所有権を持っていないため、銀行は他の共有者(このケースでは質問者様の弟)の同意を確認する必要があります。これは、ローンの返済に問題が生じた場合、土地を売却して返済に充てるなどの対応をスムーズに行うためです。

今回のケースへの直接的な回答:承諾確認が目的

りそな銀行が事前審査段階で弟さんの記入を求めているのは、土地の共有者としての同意(承諾)を得るためです。必ずしも連帯保証人として責任を負わせることを意味するわけではありません。 これは、銀行がリスクを軽減するための手続きであり、弟さんがローンの返済に直接関与するわけではないケースが多いです。

関係する法律や制度:民法(共有)

このケースは民法上の共有に関する規定が関係します。共有者は、共有物(この場合は土地)について、他の共有者と合意の上で自由に処分できます。銀行は、住宅建設という共有物の処分に、全ての共有者の同意を得る必要があるのです。

誤解されがちなポイントの整理:事前審査と本審査

事前審査は、ローンの仮審査です。本審査とは異なり、正式な契約には至りません。事前審査で弟さんが記入・捺印したとしても、それが自動的に本審査での連帯保証人になるわけではありません。しかし、事前審査で問題があれば、本審査に進めない可能性があります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:承諾書の作成

弟さんに連帯保証人になってもらう代わりに、土地への住宅建設を承諾する旨の書面(承諾書)を作成することを銀行に提案してみましょう。承諾書には、弟さんの署名・捺印に加え、土地の共有状況、住宅建設の内容などを明確に記載する必要があります。 不動産会社に相談して、適切な承諾書を作成してもらうのが良いでしょう。

専門家に相談すべき場合とその理由:複雑なケース

土地の共有関係が複雑であったり、銀行との交渉が難航する場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な観点から適切なアドバイスを行い、スムーズな手続きを進めるためのサポートをしてくれます。

まとめ:共有土地への住宅ローンは慎重に

共有土地に住宅を建築し、住宅ローンを組む際には、共有者との合意形成が非常に重要です。銀行はリスク管理のため、様々な確認を行います。事前審査段階で求められる書類や手続きをよく理解し、必要に応じて専門家の力を借りながら、スムーズな手続きを進めましょう。 弟さんとの良好な関係を維持しながら、安心して住宅ローンを組めるよう、慎重に進めてください。

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