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土地購入時の擁壁工事に関する約束違反!損害賠償請求は可能?

質問の概要

【背景】

  • 土地を購入する際、売主である不動産会社から、家を建てる前に法面(のりめん:傾斜地のこと)に擁壁(ようへき:土砂崩れを防ぐための壁)を造り、土地を埋め立てるという約束がありました。
  • 約束通り、土地の代金を支払い、引き渡しを受けました。
  • しかし、実際に家を建てようとしたところ、建築基準法(建物の構造や安全性を定めた法律)に引っかかるため、先に擁壁を造ることができず、家だけが建ちました。
  • その後、擁壁を造ることになりましたが、物価高騰により、追加費用が発生し、売主から追加の支払いを求められています。

【悩み】

  • 売主は、最初から嘘をついていたのではないか、あるいは、たとえ嘘でなくても、注意義務を怠ったのではないかと感じています。
  • 追加費用を支払う義務があるのか、売主に損害賠償を請求できるのかどうか悩んでいます。

売主の約束違反にあたり、損害賠償請求が可能です。弁護士に相談し、証拠を揃えて交渉しましょう。

回答と解説

テーマの基礎知識:土地と擁壁、そして建築基準法

土地の購入は、人生における大きな決断の一つです。土地には、平らな土地だけでなく、傾斜地(法面)も存在します。傾斜地には、土砂崩れを防ぐために擁壁が必要となる場合があります。

擁壁とは、簡単に言うと、土を支えるための壁のことです。この擁壁の設置には、建築基準法という法律が関わってきます。建築基準法は、建物の安全性や、周辺環境への影響などを考慮して、様々なルールを定めています。擁壁も、この法律に基づいて、適切な構造で造られなければなりません。

今回のケースでは、売主が「家を建てる前に擁壁を造る」と約束したことが重要です。この約束が守られなかったことが、問題の核心となります。

今回のケースへの直接的な回答:売主の責任と債務不履行

売主が約束した擁壁工事を、家の建築前に実施しなかったことは、契約違反にあたります。これは、売主が負うべき義務を果たさなかった、つまり債務不履行(さいむふりこう:契約上の義務をきちんと履行しないこと)の状態と言えます。

売主が故意に嘘をついたかどうか(悪意があったかどうか)は、今回のケースでは直接的な問題ではありません。たとえ売主が善意(知らなかった)であったとしても、約束を守らなかったことには変わりありません。契約違反があった以上、売主は責任を負うことになります。

関係する法律や制度:民法と損害賠償請求

今回のケースで重要となるのは、民法という法律です。民法は、私的な関係におけるルールを定めており、契約に関する規定も含まれています。

売主の債務不履行があった場合、買主は、売主に対して損害賠償(そんがいばいしょう:損害を金銭で補償すること)を請求することができます。損害賠償の範囲は、擁壁工事の遅延によって生じた費用(追加費用など)や、精神的な苦痛に対する慰謝料などが考えられます。

また、契約内容によっては、契約解除(契約をなかったことにすること)も選択肢の一つとなる場合があります。ただし、契約解除は、慎重に判断する必要があります。

誤解されがちなポイントの整理:善意でも過失でも責任は同じ?

今回のケースで、売主が「知らなかった」と主張した場合、責任がなくなるわけではありません。たとえ売主が善意であったとしても、契約違反があった以上、責任を免れることは難しいです。

ただし、売主の過失の程度(どの程度注意を怠ったか)によって、損害賠償の額が変わる可能性はあります。例えば、売主が事前に専門家のアドバイスを求めるなど、適切な注意を払っていた場合は、損害賠償額が減額されることもあり得ます。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:証拠の収集と交渉の進め方

損害賠償請求を行うためには、証拠の収集が非常に重要です。具体的には、以下のものを集めておきましょう。

  • 土地売買契約書
  • 売主とのやり取り(メール、手紙など)
  • 擁壁工事に関する見積書、請求書、領収書
  • 建築基準法に関する専門家の意見書(必要に応じて)

証拠を揃えた上で、売主との交渉を開始します。まずは、内容証明郵便(いつ、どのような内容の文書を、誰が誰に送ったかを証明する郵便)などで、損害賠償を請求する旨を伝えます。弁護士に依頼する場合は、弁護士が代理人として交渉を行います。

交渉がまとまらない場合は、裁判(訴訟)を起こすことも検討する必要があります。裁判では、集めた証拠に基づいて、裁判官が損害賠償の額などを判断します。

専門家に相談すべき場合とその理由:弁護士の役割

今回のケースでは、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法律の専門家として、あなたの権利を守るために、様々なサポートをしてくれます。

  • 法的アドバイス: 契約内容の解釈や、損害賠償請求の可否など、法的アドバイスをしてくれます。
  • 証拠収集のサポート: 必要な証拠の収集方法について、アドバイスをしてくれます。
  • 交渉・訴訟の代理: 売主との交渉や、裁判を代理で行ってくれます。

弁護士費用はかかりますが、弁護士に依頼することで、適切な解決策を見つけやすくなります。また、精神的な負担も軽減されます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースでは、売主の契約違反(債務不履行)が問題の中心です。売主は、買主に対して、損害賠償責任を負う可能性があります。損害賠償請求を行うためには、証拠の収集が重要です。弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けることで、より良い解決を目指しましょう。

重要なポイント:

  • 売主は、約束した擁壁工事を行う義務があった。
  • 売主の契約違反により、損害賠償請求が可能。
  • 証拠の収集が重要。
  • 弁護士への相談を検討する。

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