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土地購入!建物・庭石・樹木も?第三者の主張と権利関係を解説

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土地を購入した際、そこにある建物や庭の物がすべて自分のものになるわけではありません。それぞれの物には、異なるルールが適用されます。まずは、基本的な知識を整理しましょう。
土地と建物は、それぞれ別の「不動産」(ふどうさん:動かない財産のこと)として扱われます。土地を購入しても、建物が自動的に自分のものになるわけではありません。建物の所有権(しょうゆうけん:自分のものとして自由に使える権利)は、別に移転の手続きが必要になります。
庭にある樹木や庭石は、土地に「付着」(ふちゃく:くっついていること)していると考えられます。これらの物は、原則として土地の一部とみなされ、土地の所有者に権利が帰属します。ただし、例外もあります。
今回のケースでは、AさんがBさんから土地を購入した際、建物や庭の樹木、庭石がどうなるかを判断する必要があります。
建物は、土地とは別に所有権が移転される必要があります。Aさんが建物も購入する意思があった場合、別途、売買契約を締結し、所有権移転登記(とうき:法務局に登録すること)を行う必要があります。もし、Aさんが建物について何も手続きをしていない場合、建物の所有権はBさんのままです。
庭の樹木や庭石は、土地に付着しているため、原則として土地の所有者であるAさんのものとなります。ただし、売買契約書に「庭の樹木や庭石は除く」といった特別な取り決めがあれば、その限りではありません。
Cさんが建物の所有者であると主張している場合、AさんはCさんの主張が正当かどうかを慎重に判断する必要があります。Cさんが建物の所有権を証明できる証拠(例えば、売買契約書や登記簿謄本)を持っている場合、Aさんは建物の所有権を主張できなくなる可能性があります。
また、CさんがBさんに土地の賃料を支払っている場合、Cさんは土地を借りて建物を使用する権利(借地権:しゃくちけん)を持っている可能性があります。この場合、AさんはCさんに対して建物の撤去(てっきょ:取り壊すこと)を求めることは難しいかもしれません。
今回のケースに関係する主な法律や制度を説明します。
民法(みんぽう)は、個人の権利や義務に関する基本的なルールを定めた法律です。今回のケースでは、所有権、売買契約、賃貸借契約など、様々な民法の規定が適用されます。
不動産登記法(ふどうさんとうきほう)は、不動産の権利関係を公示(こうじ:誰でも見られるようにすること)するための法律です。建物の所有権移転登記や、借地権の設定登記など、不動産に関する様々な登記手続きが定められています。
借地借家法(しゃくちしゃっかほう)は、土地の賃貸借(ちんたいしゃく:借りること)や建物の賃貸借に関する特別なルールを定めた法律です。今回のケースで、Cさんが借地権を持っている場合、この法律が適用される可能性があります。
今回のケースで、誤解されやすいポイントを整理しましょう。
いいえ、そうではありません。建物は、土地とは別に所有権移転の手続きが必要です。建物も購入したい場合は、別途、売買契約を結び、所有権移転登記を行う必要があります。
いいえ、絶対ではありません。原則として土地の所有者のものですが、売買契約書に特別な取り決めがあれば、その限りではありません。
いいえ、そうとは限りません。Cさんが建物の所有権を証明する証拠を持っていたり、Bさんとの間で借地契約を結んでいたりする可能性もあります。Aさんは、Cさんの主張内容を慎重に確認する必要があります。
今回のケースで、Aさんがどのように対応すれば良いか、具体的なアドバイスをします。
まず、AさんはBさんとの売買契約書の内容をよく確認しましょう。建物や庭の樹木、庭石について、どのような取り決めがされているかを確認することが重要です。もし、これらの物に関する記載がない場合は、Bさんに確認する必要があります。
次に、AさんはCさんの主張内容を具体的に確認しましょう。Cさんが建物の所有権を主張する根拠や、Bさんとの間でどのような契約(例えば、賃貸借契約)を結んでいるのかを確認することが重要です。Cさんに対して、証拠の提示を求めることもできます。
もし、AさんがCさんの主張内容を理解できなかったり、対応に困ったりする場合は、専門家(弁護士や司法書士など)に相談することをおすすめします。専門家は、法律的なアドバイスや、適切な手続きをサポートしてくれます。
例えば、AさんがBさんから土地を購入する際に、建物も一緒に購入する意思があったものの、売買契約書にその旨の記載がなく、所有権移転登記も行っていなかったとします。その後、Cさんが建物の所有権を主張し、証拠として売買契約書を提示した場合、Aさんは建物の所有権を主張することが難しくなる可能性があります。この場合、Aさんは、Cさんとの間で和解(わかい:お互いに譲歩して問題を解決すること)交渉を行ったり、裁判を起こしたりする必要が出てくるかもしれません。
以下のような場合は、専門家(弁護士や司法書士など)に相談することをおすすめします。
Cさんのように、第三者から所有権やその他の権利を主張された場合、複雑な法的な問題が絡んでくる可能性があります。専門家は、権利関係を正確に分析し、適切な対応策を提案してくれます。
売買契約書の内容が不明確であったり、解釈に争いがある場合、専門家は、契約書の解釈や、法的根拠に基づいた主張をサポートしてくれます。
当事者同士での話し合い(交渉)がうまくいかない場合、専門家は、代理人として交渉を行い、円滑な解決を目指してくれます。
最終的に裁判(さいばん:裁判所が法律に基づいて判断を下す手続き)が必要になった場合、専門家は、訴状(そじょう:裁判所に提出する書類)の作成や、裁判での弁護活動をサポートしてくれます。
今回のケースの重要ポイントをまとめます。
土地や建物の購入は、人生における大きな出来事です。権利関係をきちんと理解し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
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