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夫名義の土地・建物に住む妻、夫の売却を阻止する方法とは?離婚協議中の不動産売却問題を徹底解説

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父が土地と建物を売却することを、母はどうすれば阻止できるのでしょうか?母が住み続ける権利はあるのでしょうか?離婚協議中であることの影響はありますか?
まず理解しておきたいのは、夫婦間の合意が最も重要ということです。 父と母が話し合って、売却するか、しないか、あるいは売却するとしてもどのような条件にするかを決めるのが理想です。 離婚協議において、不動産の扱い(売却、名義変更、慰謝料への算入など)は重要な争点となります。 話し合いがうまくいかない場合は、次のステップに進みます。
土地と建物は、現在お父さんの名義(所有権)です。所有者は自由に売却できます。しかし、お母さんは10年以上居住しているため、単なる「住んでいる」という状況を超えた権利が認められる可能性があります。 具体的には、「共有持分」や「使用貸借」、「占有権」といった権利が考えられます。
* **共有持分(きょうゆうじぶん)**: 離婚協議において、土地や建物の所有権を夫婦で共有することです。 協議で合意できれば、売却は容易ではありません。
* **使用貸借(しようたいしゃく)**: 所有者(お父さん)がお母さんに土地や建物を無償で貸している状態です。 明確な契約があれば、お父さんは簡単に解約できません。
* **占有権(せんゆうけん)**: 長期間にわたる居住によって、お母さんが土地や建物に対する一定の権利(占有権)を主張できる可能性があります。 ただし、これは裁判で争う必要があり、勝訴が保証されるわけではありません。
この問題には、民法(特に、夫婦間の財産分与に関する規定)が関わってきます。 話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所(かていさいばんしょ)に調停を申し立てることができます。 調停では、専門の調停委員が両者の意見を聞き、合意形成を支援します。 調停が不成立の場合は、裁判による解決となります。
お母さんが10年以上居住しているからといって、自動的に売却を阻止できるわけではありません。 単なる居住権だけでは、所有権者の売却を妨げる法的根拠にはなりません。 前述の共有持分や使用貸借などの権利を主張する必要があるのです。
お母さんは、これまで住んでいた期間や生活状況を証明する証拠(例えば、住民票、公共料金の領収書など)を集めておくべきです。 また、弁護士や司法書士などの専門家への相談が不可欠です。 専門家は、お母さんの権利を適切に主張するためのサポートをしてくれます。
話し合いが全くまとまらない場合、または、お父さんが一方的に売却を進めようとしている場合は、速やかに弁護士や司法書士に相談するべきです。 専門家のアドバイスに基づき、適切な法的措置を講じる必要があります。 特に、お父さんが売却を進める意思を明確に示している場合、迅速な対応が重要です。
離婚協議中の不動産売却問題は、複雑でデリケートな問題です。 まずは、夫婦間での話し合いが最善の解決策です。 しかし、話し合いがうまくいかない場合は、家庭裁判所への調停や裁判という手段もあります。 専門家の助けを借りながら、お母さんの権利を守ることが大切です。 証拠の収集と専門家への相談を怠らず、冷静に状況に対処しましょう。
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