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夫婦で共有名義にする!不動産売買登記申請の手続きと注意点徹底解説
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* 登記申請の権利者欄に「持分2分の1」などの記載は必要でしょうか?
* 私が申請人兼義務者代理人となる場合、夫の委任状にはどのような内容が必要ですか?
* 夫の委任状の署名・印鑑証明は必要ですか?
不動産登記とは、不動産の所有者や権利内容を公的に記録する制度です(登記簿に記録されます)。 所有権移転登記は、不動産の所有者が変わったことを登記簿に記録する手続きです。 売買によって不動産の所有権を取得した場合、その事実を登記することで、初めて法律上、確実に所有者となることができます。 これは、第三者に対しても所有権を主張できる根拠となる重要な手続きです。
ご質問のケースでは、夫婦で不動産を共有名義で取得する手続きとなります。 権利者欄には、夫と妻の名前を記載すればよく、「持分2分の1」といった具体的な持分比率の記載は不要です。 登記簿には、共有者の持分がそれぞれ何分の一であるかが記録されますが、申請書には記載する必要はありません。
ご自身が申請人兼義務者代理人となる場合、夫から委任状が必要になります。 委任状には、「登記識別情報」受領の件だけでなく、「所有権移転登記申請手続きの件」を明確に記載する必要があります。 これは、夫があなたに登記申請に関する全ての権限を委任することを明確にするためです。 署名は自署(自分で書くこと)が原則で、印鑑証明書も添付する必要があります。
不動産登記に関する法律は、主に「不動産登記法」です。 この法律に基づき、所有権移転登記の手続きが行われます。 また、委任状については民法の委任に関する規定が適用されます。
「持分」の記載は不要ですが、申請書類全体で、誰がどのくらいの持分を持つのかが明確に分かるように準備する必要があります。 例えば、共有持分が不明確なまま申請すると、登記官から修正を求められる可能性があります。
法務局の窓口では、必ずしも丁寧な説明を受けられない場合があります。 不動産会社や司法書士に相談することで、スムーズな手続きを進めることができます。 司法書士は、登記申請手続きの専門家です。 特に複雑なケースや、不安な点がある場合は、司法書士に依頼するのが安心です。
不動産登記は専門性の高い手続きです。 少しでも不安な点があれば、不動産会社や司法書士に相談することをお勧めします。 誤った手続きを行うと、登記が却下されたり、後々トラブルになる可能性があります。 専門家のアドバイスを受けることで、時間と費用、そして精神的な負担を軽減できます。
夫婦で不動産を共有名義にする場合、権利者欄に持分の記載は不要です。 しかし、委任状は「所有権移転登記申請手続き」を明記し、自署と印鑑証明を添付する必要があります。 不明な点があれば、専門家である不動産会社や司法書士に相談しましょう。 正確な手続きで、安心して不動産を取得してください。
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