- Q&A
妻の相続財産と夫婦の共同財産:相続と夫婦間の財産分与の基礎知識

共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
この相続で得たお金は、私たち夫婦の共同財産になるのでしょうか?それとも、妻個人の財産のままなのでしょうか?法律や制度について全く無知なので、教えていただけたら嬉しいです。
まず、相続とは、亡くなった方の財産が、法律で定められた相続人に引き継がれることです。この場合、妻が両親から相続したお金は、法律上、妻自身の財産となります。(民法第880条)。
日本の夫婦の財産制度は、原則として「夫婦別産制」です。これは、結婚後も夫婦それぞれの財産は別々に管理され、お互いの財産に権利を主張できないことを意味します。つまり、妻が相続したお金は、たとえ結婚していても、妻の個人財産であり、夫(質問者)には一切の権利がありません。
質問者様のケースでは、妻が相続によって得た金銭は、原則として妻の個人財産です。 夫である質問者様には、その財産を管理・処分する権利はありません。
民法では、夫婦間の財産関係について規定されています。前述の通り、原則として別産制ですが、例外として「共有財産」という概念があります。これは、夫婦が共同で取得した財産で、夫婦共有のものとなります。例えば、夫婦で共同で購入した不動産や、夫婦の合意に基づいて共有することにした財産などが該当します。しかし、今回のケースのように、一方の配偶者が相続によって取得した財産は、共有財産には当たりません。
相続財産と、結婚生活における生活費(婚姻費用)を混同しないように注意が必要です。婚姻費用は、夫婦が共同生活を営むために必要な費用であり、夫婦で負担する必要があります。しかし、これは相続財産とは全く別のものです。妻の相続財産を婚姻費用に充てる義務はありません。
もし、妻の相続財産を夫婦で共有したい場合は、夫婦間で明確な合意が必要です。例えば、相続財産の一部を夫に贈与する、または共同名義の口座に預金するなどの方法があります。 これらの行為は、契約書を作成することで、法的にも有効性を高めることができます。
相続に関する手続きや、夫婦間の財産分与については、複雑な法律知識が必要となる場合があります。高額な相続財産や、複雑な家族関係がある場合、弁護士や税理士などの専門家に相談することをお勧めします。特に、相続税の申告や、財産分与に関するトラブルを避けるためにも、専門家のアドバイスは非常に重要です。
妻が相続した財産は、原則として妻の個人財産であり、夫の権利は及ばないことを理解しておきましょう。夫婦間で共有したい場合は、明確な合意と適切な手続きが必要です。 高額な相続や複雑な状況の場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。 今回の解説が、相続と夫婦財産に関する理解を深める一助となれば幸いです。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック