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姉との共有地にある収益物件、持分に応じた地代請求は可能?

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【悩み】
土地の所有形態には、大きく分けて単独所有と共有の2つがあります。今回のケースのように、土地を複数人で所有している場合を「共有」といいます。共有の場合、各々の所有者は「持分(もちぶん)」と呼ばれる割合で土地を所有しています。持分は、その土地に対する権利の割合を示しており、例えば、姉とあなたが50%ずつの持分を持っている場合、土地全体の権利の半分ずつを所有していることになります。
共有地では、土地の利用方法について、原則として共有者全員の同意が必要となります。しかし、各共有者は、自分の持分に応じて土地を利用することができます。今回のケースでは、あなたが土地の上に収益物件を建てていますが、これは土地の利用方法に該当します。
共有地に関する基本的な考え方として、各共有者は、他の共有者の権利を侵害しない範囲で、自由に土地を利用できるという原則があります。しかし、土地を独占的に利用する場合には、他の共有者に対して、その持分に応じた対価を支払う必要がある場合があります。
今回のケースでは、姉があなたに対して地代を請求することは、原則として可能です。なぜなら、あなたは姉と共有の土地の上に、自分名義の収益物件を建て、土地を独占的に利用しているからです。この場合、姉は自分の持分に応じて、あなたに対して地代を請求する権利があります。
地代の金額については、土地の固定資産税評価額や周辺の地代相場などを参考に、共有者間で話し合って決定するのが一般的です。話し合いで合意が得られない場合は、専門家(不動産鑑定士など)に評価を依頼し、その評価額を参考にすることもできます。
今回のケースに関係する法律は、主に民法です。民法は、私的な権利関係を定めた法律であり、土地の共有や利用に関する規定も含まれています。具体的には、民法の以下の条文が関係してきます。
今回のケースでは、あなたが土地を独占的に利用していることから、民法第249条の「持分に応じた使用」という部分が重要になってきます。また、地代の金額や支払い方法について合意が得られない場合は、共有物の管理に関する問題として、民法第252条が関係してくる可能性もあります。さらに、将来的に土地を分割する場合には、民法第264条に基づいて分割協議を行うことになります。
共有地に関する誤解として、共有者であれば誰でも自由に土地を利用できるというものがあります。確かに、各共有者は自分の持分に応じて土地を利用する権利がありますが、他の共有者の権利を侵害するような利用はできません。例えば、共有者の許可なく土地を改築したり、勝手に第三者に貸したりすることは、他の共有者の権利を侵害する行為とみなされる可能性があります。
また、共有地の場合、固定資産税や都市計画税などの税金は、共有者全員で連帯して支払う義務があります。これは、共有者がそれぞれの持分に応じて税金を負担するという意味ではありません。もし、共有者のうち誰かが税金を滞納した場合、他の共有者もその滞納分を支払う義務を負う可能性があります。
地代の金額を決定する際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
地代の支払い方法としては、毎月一定額を支払う方法や、年に一度まとめて支払う方法などがあります。支払い方法は、共有者間で話し合って決定し、書面(賃貸借契約書など)を作成しておくことが望ましいです。書面を作成しておくことで、後々のトラブルを未然に防ぐことができます。
また、地代の支払いが遅れた場合や、地代の金額について合意が得られない場合は、弁護士などの専門家に相談することも検討しましょう。専門家は、法的観点から適切なアドバイスをしてくれ、トラブルの解決をサポートしてくれます。
以下のような場合には、専門家(弁護士、不動産鑑定士など)に相談することをおすすめします。
専門家に相談することで、法的知識や専門的な知見に基づいたアドバイスを受けることができ、トラブルを未然に防いだり、早期に解決したりすることができます。
今回のケースでは、姉との共有地の上にあなたが収益物件を所有しているため、姉からの地代請求は原則として有効です。地代の金額は、固定資産税評価額や周辺の地代相場などを参考に、共有者間で話し合って決定する必要があります。
今回の重要ポイントをまとめると以下の通りです。
共有地に関する問題は、複雑になりがちです。今回の情報を参考に、姉との間で円満な解決を目指してください。
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