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孫が祖父母の遺産を相続できるか?義母の勝手な行動への対処法と遺産相続対策

【背景】
* 私の義母は数年前に実家に戻ってきましたが、定職に就かず、親の金で暮らしています。
* 義祖父(既に故人)の土地を勝手に売ろうとしており、不動産屋に見積もりまで取っていました。
* 義祖母は高齢で、自分の死後のことはどうでもいいと考えているようです。
* 義母は自分勝手な性格で、家族のことを全く考えていません。

【悩み】
義母に祖母の遺産を自由にされてしまうのではないかと不安です。義母の勝手な行動を止める方法、そして、将来、祖母の遺産相続において、孫である私たちがどのように対処すれば良いのかを知りたいです。

相続は法律に基づきます。孫も相続人になり得ます。

テーマの基礎知識:相続と相続人

相続とは、人が亡くなった際に、その人の財産(不動産、預金、有価証券など)が、法律で定められた相続人に引き継がれることです。(民法相続編)。相続人は、法律で定められた順位によって決まります。

まず、第一順位の相続人は、配偶者と直系血族(子、孫、父母など)です。義祖母が亡くなった場合、第一順位相続人は、義母(娘)となります。しかし、孫であるあなたとご主人は、義祖母に子がいない場合、もしくは義母が相続を放棄した場合などに、相続人となる可能性があります。

今回のケースへの直接的な回答:孫の相続権

ご質問の「祖母の遺産を孫はもらえないのか」という点についてですが、必ずしももらえないわけではありません。前述の通り、義母が亡くなった後、もしくは義母が相続を放棄した場合、孫であるあなたとご主人は、相続人となる可能性があります。 ただし、これは義祖母に子がいない場合や、義母が相続を放棄した場合に限られます。

関係する法律や制度:民法と相続放棄

相続に関する法律は、主に民法(民法第885条以下)で定められています。相続放棄とは、相続人が相続の開始を知ってから3ヶ月以内に家庭裁判所に申述することで、相続を放棄できる制度です。義母が相続を放棄すれば、相続順位が繰り上がり、あなたとご主人が相続人となる可能性が出てきます。

誤解されがちなポイント:相続と感情

相続は、感情的な問題と法律的な問題が複雑に絡み合います。義母への感情的な不満は理解できますが、相続問題は、感情ではなく、法律に基づいて手続きを進める必要があります。

実務的なアドバイス:記録と相談

義母の行動を記録しておきましょう。土地の売却に関する書類や、義母の生活状況に関する証拠など、記録は後々の相続手続きにおいて非常に重要です。また、弁護士や司法書士などの専門家に相談することを強くお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な手続きを進めることができます。

専門家に相談すべき場合とその理由

相続問題は、法律の知識や手続きが複雑で、専門家の助けが必要な場合があります。特に、今回のケースのように、相続人が複数いたり、相続財産に争いがある場合は、専門家に相談することが重要です。弁護士や司法書士は、相続手続きのサポート、遺産分割協議の仲介、相続放棄の手続きなど、様々な面で支援してくれます。

まとめ:相続は法律に基づいて

孫が祖父母の遺産を相続できるかどうかは、相続人の状況や相続放棄の有無など、様々な要素によって決まります。感情的な問題に左右されず、法律に基づいた手続きを踏むことが重要です。専門家の力を借りながら、冷静に、そして適切な対応を心がけましょう。 義母への対応については、専門家にご相談の上、適切な方法を選択してください。

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