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定期借家契約への変更、テナントとしての権利はどうなる?

【背景】

  • 10年間、家賃13万円で小売店を経営しているテナントです。
  • 当初5年契約、その後5年更新し、現在は契約更新の時期を迎えています。
  • 大家さんが高齢のため、息子さんが代理人として対応することになりました。
  • 今後は仲介業者を通してテナントを貸すことになり、「定期借家契約」への変更を打診されました。

【悩み】

  • 定期借家契約での更新に困惑しています。
  • ネットで調べると定期借家契約のデメリットが多く、普通賃貸での更新を希望しています。
  • 仲介業者からは、定期借家契約でも普通借家契約でも内容は同じ、半年前に通告すれば退去してもらう、正当事由は関係ない、と言われ困っています。
  • 普通賃貸でも正当事由が不要になる場合があるのか疑問に思っています。
定期借家契約では、契約期間満了で原則退去です。普通借家契約への変更交渉を!

定期借家契約と普通借家契約、まずは基礎知識から

賃貸借契約には、大きく分けて「普通借家契約」と「定期借家契約」の2種類があります。簡単に言うと、

  • 普通借家契約:契約期間が満了しても、正当な理由(正当事由といいます)がない限り、大家さんは更新を拒否できません。テナント(借り主)の権利が比較的強く保護されています。
  • 定期借家契約:契約期間が満了すると、原則として契約は終了します。更新はありません。ただし、事前に合意があれば再契約は可能です。

今回の質問者さんのケースでは、大家さんから「定期借家契約」への変更を打診されているとのことですね。

今回のケースへの直接的な回答

仲介業者の説明には、いくつか誤解があるようです。まず、定期借家契約と普通借家契約は、全く異なる性質の契約です。定期借家契約では、契約期間が満了すれば、原則として退去しなければなりません。仲介業者の言うように「同じ」ではありません。

質問者さんは、普通借家契約での更新を希望しているとのことですので、まずは大家さん(または代理人)と交渉し、普通借家契約での更新を目指すべきです。定期借家契約に変更することによるデメリットを具体的に説明し、理解を求めることが重要です。

関係する法律や制度について

今回のケースで関係する法律は、主に「借地借家法」です。この法律は、借地(土地を借りる)と借家(建物を借りる)に関するルールを定めています。

  • 普通借家契約:借地借家法に基づき、賃借人(借り主)の権利が保護されています。大家さんが更新を拒否するには、正当事由が必要です。
  • 定期借家契約:借地借家法によって定められており、契約期間満了による契約終了が原則です。

仲介業者の「正当事由は関係ない」という説明は、定期借家契約の場合に当てはまるものです。普通借家契約では、正当事由がないと更新を拒否できません。

誤解されがちなポイントの整理

今回のケースで、誤解されやすいポイントを整理します。

  • 定期借家契約は、普通借家契約と「同じ」ではない:契約期間満了で退去しなければならないリスクがあります。
  • 正当事由は、普通借家契約では必要:大家さんが更新を拒否するには、正当な理由が必要です。
  • 仲介業者の説明は、必ずしも正しいとは限らない:専門家ではない場合もあり、誤った情報を提供することもあります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

質問者さんが取るべき具体的な行動を、ステップごとに説明します。

  1. 大家さんとの交渉:まずは、大家さん(または代理人)と直接交渉し、普通借家契約での更新を希望する旨を伝えます。定期借家契約のデメリット(例:事業計画の不安定さ、内装工事費などの回収リスクなど)を具体的に説明し、理解を求めましょう。
  2. 専門家への相談:交渉がうまくいかない場合は、弁護士や不動産に詳しい専門家(宅地建物取引士など)に相談しましょう。専門家は、法的アドバイスや交渉のサポートをしてくれます。
  3. 契約書の確認:現在の賃貸借契約書の内容をよく確認しましょう。更新に関する条項や、解約に関する条項などを確認しておくことが重要です。
  4. 証拠の確保:交渉の記録(メール、手紙など)は、証拠として保管しておきましょう。

具体例として、もし大家さんがどうしても定期借家契約を主張する場合は、契約期間を長く設定してもらう、更新時の家賃交渉を有利に進める、などの条件を交渉することも可能です。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家(弁護士や不動産に詳しい専門家)に相談することをおすすめします。

  • 大家さんとの交渉がうまくいかない場合:法的知識や交渉術が必要になる場合があります。
  • 契約内容に不明な点がある場合:専門家は、契約書の内容を詳しく分析し、リスクを指摘してくれます。
  • 法的なトラブルに発展しそうな場合:訴訟や調停など、法的手段が必要になる可能性があります。

専門家は、あなたの権利を守るために、適切なアドバイスとサポートを提供してくれます。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回のケースの重要ポイントをまとめます。

  • 定期借家契約と普通借家契約は、全く異なる性質の契約である。
  • 普通借家契約での更新を希望する場合は、大家さんとの交渉が重要。
  • 仲介業者の説明を鵜呑みにせず、専門家にも相談する。
  • 契約書の内容をよく確認し、証拠を確保しておく。

今回のケースでは、まずは大家さんとの交渉を粘り強く行い、普通借家契約での更新を目指しましょう。もし交渉が難航する場合は、専門家のアドバイスを求めることが、問題解決への近道となります。

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