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実家の不動産が担保になっているか?調査方法と注意点
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実家の土地や建物が、父親の借金の担保になっているかどうかを、どのようにして調べれば良いのか分かりません。また、もし担保になっている場合、どのような手続きが必要になるのか不安です。
不動産(土地や建物)の所有権や権利関係は、法務局に「登記」されています。(登記:不動産に関する権利関係を公的に記録すること)。 この登記簿には、所有者だけでなく、その不動産に設定されている権利(例えば、抵当権)も記録されています。
抵当権とは、借金(債務)の担保として、不動産を差し押さえる権利のことです。 借金が返済されない場合、債権者(お金を貸した人)は、抵当権に基づいて、その不動産を売却し、借金の返済に充てることができます。
実家の不動産が借金の担保になっているかどうかを確認する最も確実な方法は、法務局で「登記簿謄本」(とうきぼちょうほん:不動産の権利関係を記録した公的な書類)を取得することです。 登記簿謄本には、所有者情報だけでなく、抵当権などの権利設定状況が記載されています。 抵当権が設定されていれば、実家の不動産が借金の担保になっていることが分かります。
不動産登記に関する手続きや内容は、不動産登記法によって定められています。 登記簿謄本の取得は、誰でも申請でき、法務局の窓口またはインターネットで申請できます。
不動産の所有者と、抵当権を設定した人が必ずしも一致するとは限りません。 例えば、父親が所有者で、父親が借金をして抵当権を設定しているケースもあれば、父親が所有者で、他の者が抵当権を設定しているケース(例えば、父親が連帯保証人になっている場合など)もあります。 登記簿謄本を確認することで、これらの違いを明確に知ることができます。
法務局の窓口で直接申請するか、インターネットで申請できます。 インターネット申請の場合は、事前に必要な情報(住所、地番など)を準備する必要があります。手数料は数百円程度です。 申請時に必要な書類は、法務局のウェブサイトで確認できます。 取得した登記簿謄本には専門用語が多く使われているため、内容が理解できない場合は、司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。
登記簿謄本の読み方や、抵当権に関する法律的な解釈が難しいと感じた場合、司法書士や弁護士に相談することをお勧めします。 専門家は、登記簿謄本の内容を分かりやすく説明し、適切なアドバイスをしてくれます。 また、抵当権の抹消手続き(借金を返済して抵当権を解除する手続き)が必要になった場合にも、専門家のサポートが必要となるでしょう。
実家の不動産が借金の担保になっているかどうかを確認するには、法務局で登記簿謄本を取得することが最も確実な方法です。 登記簿謄本には、抵当権の設定状況が記載されているため、それを確認することで不安を解消できます。 専門用語が理解できない場合は、司法書士や弁護士などの専門家に相談しましょう。 早期に問題を把握し、適切な対応をすることが重要です。
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