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実家の固定資産税、相続と姉との負担問題!海外在住の姉に支払いを求める方法とは?

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遺産分割が完了するまでの間、固定資産税の支払いを私だけで負担するのは難しいです。姉に支払いをしてもらえる方法があれば知りたいです。
固定資産税とは、土地や家屋などの固定資産を所有している人が、毎年支払う税金です(地方税)。 所有権が移転するまでは、所有者が納税義務を負います。相続が発生した場合、相続開始(被相続人が亡くなった時点)から、固定資産税の納税義務者は相続人全員になります。ただし、相続が開始された時点では、誰がどの程度の割合で相続するのかはまだ確定していません。そのため、相続開始後、遺産分割協議(相続人同士で遺産の分け方を決める話し合い)が完了するまでは、相続人全員が連帯して納税義務を負うことになります。連帯債務(債務者が複数いる場合、債権者はどの債務者に対しても債務の履行を請求できること)なので、税務署は、相続人の中から誰にでも税金の支払いを請求できます。
質問者様は、遺産分割協議が完了するまでの間、固定資産税の負担を姉とどのように分担するか悩んでいらっしゃいます。結論から言うと、遺産分割協議で固定資産税の負担割合を決める、もしくは、仮に質問者様が立て替えて支払い、後に姉に負担分を請求する方法があります。
相続開始後は、相続人全員が連帯して納税義務を負うため、遺産分割協議において、固定資産税の負担割合を明確に決めることが重要です。協議の結果、例えば「姉が30%、質問者様が70%負担する」といったように割合を決めておけば、明確な負担割合に基づいて支払いが行えます。この協議内容は、書面に残しておくことが重要です。
遺産分割協議がまとまる前に固定資産税の納付期限が迫っている場合、質問者様が一旦立て替えて支払うことになります。この場合、支払った金額を姉に請求することができます。請求する際には、領収書などの証拠をきちんと保管しておきましょう。姉が支払いを拒否した場合、裁判で解決することも可能です。
この問題は、民法(債務の負担に関する規定)に基づいて解決されます。相続人全員が連帯債務を負うこと、そして遺産分割協議によって負担割合を決定できることが、民法で規定されています。
固定資産税の納税義務は、必ずしも所有権と完全に一致するわけではありません。相続開始後は、所有権が確定する前でも、相続人全員が連帯して納税義務を負います。そのため、所有権の移転を待つ必要はありません。
姉との間でトラブルを避けるためには、全てのやり取りを記録しておくことが重要です。支払いの請求、支払いの確認、そして遺産分割協議の内容などは、書面に残して保管しておきましょう。メールや手紙だけでなく、できれば内容証明郵便を利用することをお勧めします。
遺産分割協議が難航する場合、または姉との間でトラブルが発生し解決できない場合は、弁護士や税理士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な観点から適切なアドバイスを行い、必要に応じて裁判などの手続きをサポートしてくれます。特に、海外在住の姉とのやり取りは複雑になる可能性があるため、専門家の力を借りることは非常に有効です。
実家の固定資産税の負担問題は、遺産分割協議で明確な負担割合を決めることが重要です。協議がスムーズに進まない場合は、仮払い後に請求する手続きを踏むことになります。いずれの場合も、全てのやり取りを記録し、証拠をきちんと保管しておくことで、トラブルを回避し、スムーズに解決できます。必要に応じて、弁護士や税理士などの専門家に相談することを検討しましょう。
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