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実父名義不動産と念書:重体の実父、内縁者からの実印要求への対処法

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実父は存命であり、相続は父が亡くなってから考えれば良いと思っているのですが、内縁者は何を急いでいるのか、他に何か企んでいるのではないかと不信感を持っています。どうすれば良いのか分かりません。
まず、念書とは、当事者間で合意した内容を書き記した文書です。法的拘束力(法律上、守らなければならない力)は、内容によっては弱い場合があります。今回の念書は、1600万円の借用を認め、返済期限や利息もなく、実父が亡くなれば不動産を代物弁済(借金の代わりに不動産を渡すこと)するという内容です。しかし、この念書だけでは、不動産の所有権が内縁者に移転するとは限りません。
不動産の所有権は、登記簿(不動産の所有者などを記録した公的な書類)に記載されている所有者(この場合は質問者のお父様)に帰属します。所有権の移転には、原則として、売買契約や相続など、法律で定められた手続きが必要です。単なる念書では、所有権は移転しません。
相続(人が亡くなった際に、その財産が相続人に引き継がれること)は、被相続人(亡くなった人)が亡くなった時点で発生します。質問者のお父様はまだ存命ですので、相続はまだ開始されていません。
内縁者の要求は、法的に見て妥当ではありません。念書だけでは不動産の所有権は移転しません。しかも、お父様が存命中に所有権を移転させることは、相続の公平性を損なう可能性があります。そのため、内縁者の要求には応じる必要はありません。
このケースには、民法(契約や所有権に関する法律)と相続法(相続に関する法律)が関係します。念書は契約の一種ですが、その法的効力は内容によって異なります。今回の念書は、曖昧な部分が多く、法的拘束力が弱いと言えます。相続は、被相続人が亡くなった時点で開始され、相続人(法律で定められた相続権を持つ人)が相続財産を承継します。
念書は、あくまで合意の内容を記録したものであり、必ずしも法的拘束力があるとは限りません。特に、今回の念書のように、曖昧な表現や重要な事項が欠落している場合は、法的効力が認められない可能性が高いです。
内縁者の要求には、絶対に安易に応じないでください。まずは、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、念書の内容を精査し、法的リスクを評価し、適切な対応策を提案してくれます。また、必要に応じて、内縁者との交渉や、法的措置(裁判など)を代行してくれます。
このケースは、不動産、相続、契約など、法律的な専門知識が必要となる複雑な問題です。専門家である弁護士に相談することで、法的リスクを最小限に抑え、ご自身の権利を守ることができます。
内縁者の急な要求に惑わされず、冷静に対応することが大切です。念書だけでは所有権は移転せず、相続は父が亡くなってから行われます。弁護士に相談し、適切なアドバイスを得ることで、ご自身の権利を守り、安心して今後の対応を進めることができます。 専門家の力を借り、状況を正確に把握し、適切な行動をとることが重要です。
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