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山林の共有持分譲渡と合筆:費用と手続きを徹底解説!十数筆の山林を効率的に相続対策!

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司法書士に依頼した場合の費用が知りたいです。母は、十数筆ある山林を合筆(複数の土地を一つの土地にすること)すれば手続き費用が安くなると言っていますが、本当でしょうか?合筆の費用や、素人でもできるのかどうかについても知りたいです。
まず、山林の共有とは、複数の人が一つの山林を所有している状態です。今回のケースでは、お母様と従弟さんがそれぞれ二分の一ずつ所有権を持っています。従弟さんが自分の持分を無償で譲渡するということは、所有権を放棄し、お母様だけが所有者になるということです。この所有権の移転には、登記(所有権の変更を法務局に登録すること)が必要になります。
登記は、所有権の移転を公的に証明する重要な手続きです。所有権の移転登記を行うには、司法書士などの専門家に依頼するのが一般的です。
十数筆もの山林の所有権移転登記には、それなりの費用がかかります。司法書士への依頼費用は、筆数(土地の区画数)、土地の所在地、登記簿の状況などによって大きく変動します。一般的には、一筆あたり数千円〜数万円、十数筆であれば数万円〜数十万円の費用を見込む必要があるでしょう。
所有権移転登記は、不動産登記法に基づいて行われます。この法律は、不動産の所有権を明確にし、取引の安全性を確保するためのものです。登記手続きには、必要な書類の提出や、法務局への申請など、複雑な手続きが含まれます。
お母様がおっしゃるように、合筆(複数の土地を一つの土地にすること)は、登記手続きの費用を削減する可能性があります。筆数が減るため、手続きが簡素化され、費用も安くなる傾向にあります。しかし、合筆自体にも費用がかかります。測量費用や、合筆登記のための申請費用などが発生します。合筆によって費用が削減されるかどうかは、個々のケースによって異なります。
複数の司法書士事務所に相談し、見積もりを取ることが重要です。費用だけでなく、対応の迅速さや丁寧さも考慮しましょう。また、合筆を行うかどうかは、測量士や司法書士と相談して判断する必要があります。土地の形状や周囲の状況によっては、合筆が困難な場合もあります。
山林の所有権移転登記は、専門知識が必要な手続きです。登記手続きに不備があると、所有権の移転が認められなかったり、将来的なトラブルの原因になったりする可能性があります。そのため、司法書士などの専門家に依頼することを強くお勧めします。
山林の共有持分譲渡と合筆は、専門家の助けを借りることで、スムーズかつ費用を抑えて行うことができます。複数の司法書士事務所に見積もりを依頼し、合筆の可否についても専門家に相談しましょう。 事前に費用を明確にしておくことで、トラブルを回避し、安心して手続きを進めることができます。 大切なのは、専門家としっかりコミュニケーションを取り、手続きの内容を理解することです。
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