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廃業時の借金はどうなる?自宅を守るには?専門家がわかりやすく解説

【背景】

  • 家族経営の自営業を営んでいる。
  • 仕事が激減し、収入が支出を下回る状態が続いている。
  • 貯金も底をつき、廃業を検討せざるを得ない状況。
  • 自宅兼仕事場の土地と建物を担保に、銀行と金融公庫から融資を受けている。

【悩み】

  • 廃業した場合、借金(信用金庫380万円、金融公庫380万円)をすぐに全額返済する必要があるのか。
  • 返済できない場合、担保にしている自宅を失うことになるのか。
  • 個人の借金として分割返済の交渉は可能か。減額交渉はできるのか。
  • 会社の借金を個人の借金として借り換えることは可能か。
  • 廃業後の収入を考慮して、銀行や公庫は返済計画を考慮してくれるのか。
  • 家族がいるため、自宅と仕事を失う事態は避けたい。

廃業しても、借金はすぐに全額返済になるわけではありません。状況に応じて、分割返済や減額交渉も可能です。専門家への相談も検討しましょう。

テーマの基礎知識:廃業と借金について

自営業を廃業する際には、様々な手続きや問題が発生します。特に大きな問題となるのが、事業のために借り入れたお金(借金)の処理です。廃業とは、事業活動を停止し、法人格(会社など)を消滅させること、または個人事業主が事業を辞めることを指します。廃業には、大きく分けて「自己破産」、「任意整理」、「私的整理」といった方法があります。それぞれの方法によって、借金の処理やその後の生活への影響が異なります。

担保について

今回のケースのように、自宅や土地を担保に借金をしている場合、廃業によって担保がどうなるのかが大きな関心事となります。担保とは、借金を返済できなくなった場合に、債権者(お金を貸した側)が優先的に回収できる財産のことです。担保には、不動産(土地や建物)、預貯金、株式など様々なものがあります。今回のケースでは、自宅兼仕事場が担保となっているため、廃業後の対応を誤ると、自宅を失う可能性も出てきます。

今回のケースへの直接的な回答:廃業後の借金はどうなる?

廃業したからといって、すぐに借金を全額返済しなければならないわけではありません。借金の返済方法については、債権者(お金を貸した側)との交渉によって決まります。今回のケースでは、信用金庫と金融公庫からの借金が残っています。これらの債権者と、どのように返済していくのかを話し合う必要があります。

具体的な対応策としては、以下の点が考えられます。

  • 分割返済の交渉:毎月の返済額を減額してもらい、分割で返済していく方法です。
  • 借り換え:他の金融機関から新たに融資を受け、既存の借金を返済する方法です。
  • 任意整理:弁護士や司法書士に依頼し、債権者との間で返済計画を立てる方法です。
  • 自己破産:裁判所に申し立て、借金の支払いを免除してもらう方法です。(ただし、一定の財産は失う可能性があります。)

自宅を手放したくない場合は、これらの方法を検討し、専門家のアドバイスを受けながら、最適な解決策を探ることが重要です。

関係する法律や制度:債務整理と民事再生

借金の問題を解決するための法的な手続きとして、主に「債務整理」と「民事再生」があります。

債務整理

債務整理とは、借金問題を解決するための手続きの総称です。具体的には、以下の3つの方法があります。

  • 任意整理: 債権者との交渉によって、借金の減額や返済期間の延長を目指します。裁判所を通さずに行うため、比較的柔軟な対応が可能です。
  • 自己破産: 裁判所に申し立てを行い、借金の支払いを免除してもらう手続きです。ただし、一定の財産は失うことになります。
  • 個人再生: 裁判所に再生計画を提出し、借金を減額してもらい、原則として3年間で分割返済していく手続きです。住宅ローンがある場合、住宅を残せる可能性があります。

民事再生

民事再生は、借金が多すぎて返済が困難になった場合に、裁判所の許可を得て、借金を大幅に減額し、再生計画に基づいて返済していく手続きです。個人事業主の場合、事業を継続しながら借金を整理できる可能性があります。ただし、民事再生を行うには、一定の条件を満たす必要があります。

誤解されがちなポイントの整理:廃業と自己破産

廃業と自己破産は、混同されやすいですが、全く異なる概念です。廃業は、事業をやめることであり、自己破産は、借金の返済が困難になった場合に、裁判所に申し立てて、借金の支払いを免除してもらう手続きです。自己破産は、あくまで借金問題を解決するための一つの手段であり、廃業とは必ずしもセットではありません。

誤解されがちなポイント

  • 廃業=自己破産ではない: 廃業しても、借金をきちんと返済できる場合は、自己破産をする必要はありません。
  • 自己破産=全ての財産を失うわけではない: 自己破産をすると、原則として、一定の財産(99万円以下の現金、生活に必要な家財など)は手元に残すことができます。
  • 自己破産すると、一生借金できなくなるわけではない: 自己破産後、一定期間が経過すれば、再び借金をすることも可能です。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:交渉のポイント

借金問題を解決するためには、債権者との交渉が非常に重要になります。交渉を円滑に進めるためには、以下の点を意識しましょう。

  • 誠実な態度: 債権者に対して、誠実な態度で接することが大切です。返済の意思があることを示し、現状を正直に伝えましょう。
  • 具体的な返済計画: 返済可能な金額や、返済方法について、具体的な計画を提示しましょう。
  • 専門家への相談: 弁護士や司法書士などの専門家に相談し、アドバイスを受けることで、交渉を有利に進めることができます。
  • 資料の準備: 収入や支出、借金の状況など、客観的な資料を準備し、債権者に提示しましょう。

具体例

例えば、今回のケースで、信用金庫に対して、月々の返済額の減額を交渉する場合、減額後の返済額、返済期間、返済の根拠となる収入の見込みなどを具体的に提示することが重要です。また、金融公庫に対しても、同様に、返済計画を提示し、理解を得ることが重要です。専門家である弁護士や司法書士に依頼することで、交渉がスムーズに進む可能性が高まります。

専門家に相談すべき場合とその理由:専門家の活用

借金問題は、複雑で、法的知識も必要となるため、専門家への相談が不可欠です。特に、以下のような場合には、専門家に相談することをおすすめします。

  • 借金の額が多額で、自分だけでは解決できない場合
  • 債権者との交渉がうまくいかない場合
  • 自己破産や個人再生などの法的手続きを検討している場合
  • 自宅や土地などの財産を守りたい場合

相談できる専門家

借金問題の相談ができる専門家としては、弁護士、司法書士が挙げられます。弁護士は、法律に関する専門知識を持ち、法的手段を用いて問題解決をサポートします。司法書士は、書類作成や、一部の法的業務を代行します。それぞれの専門家によって、得意分野や費用が異なるため、ご自身の状況に合わせて、最適な専門家を選びましょう。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースでは、廃業に伴う借金問題と、自宅を守るための対策が重要です。以下に、今回の重要ポイントをまとめます。

  • 廃業しても、借金はすぐに全額返済になるわけではない。 返済方法については、債権者との交渉で決まる。
  • 債権者との交渉が重要。 誠実な態度で、具体的な返済計画を提示することが大切。
  • 専門家への相談が不可欠。 弁護士や司法書士に相談し、アドバイスを受けることで、問題解決を有利に進めることができる。
  • 自宅を守るために、様々な選択肢を検討する。 分割返済、借り換え、任意整理、個人再生など、状況に応じた最適な方法を選ぶ。

今回のケースでは、家族の生活を守りながら、借金問題を解決するために、専門家のアドバイスを受けながら、粘り強く交渉を進めていくことが重要です。

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