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建売住宅購入!共有名義の持分割合、賢く決め方徹底解説

【背景】
* 建売新築住宅を購入することになりました。
* 妻の自己資金も使用するため、共有名義で所有しようと考えています。
* 不動産会社から、登記申請をする上で持分を決めなければならないと言われました。
* 具体的な持分割合の決め方が分からず困っています。

【悩み】
物件価格4,000万円(土地2,500万円、建物1,500万円)、ローン2,000万円(債務者:私、担保物件共有者:妻)、妻の自己資金700万円、私の自己資金1,300万円(親援助含む)、諸費用は私負担という状況で、妻との持分割合をどのように決めれば良いのか分かりません。

資金負担割合に応じて、持分を決めるのが一般的です。

回答と解説

テーマの基礎知識:不動産の共有と持分

不動産を複数人で所有することを「共有」(きょうゆう)といいます。共有には、それぞれの所有者の持分が明確に定められています。例えば、2人で共有する場合、持分がそれぞれ50%ずつであれば、半分ずつ所有していることになります。持分は、契約書や登記簿に記載され、法的にも保護されます。持分に応じて、不動産の売却益や賃貸収入を分配したり、修繕費用を負担したりします。

今回のケースへの直接的な回答:資金負担割合に基づく持分設定

ご質問のケースでは、資金負担割合に基づいて持分を決めるのが最も合理的です。

まず、それぞれの資金負担額を計算してみましょう。

* あなた:ローン2,000万円 + 自己資金1,300万円 + 諸費用 = 3,300万円 + 諸費用
* 妻:自己資金700万円

諸費用が不明なため、正確な割合は算出できませんが、仮に諸費用を50万円と仮定すると、

* あなた:3,350万円
* 妻:700万円

合計:4,050万円

この場合、あなたの持分は約83%、妻の持分は約17%となります。 この割合を参考に、所有権の割合を決定することが考えられます。

関係する法律や制度:共有持分に関する法律

不動産の共有に関する法律は、民法(特に第244条以下)に規定されています。共有者は、それぞれの持分に応じて、不動産を自由に利用・処分できますが、他の共有者の権利を侵害してはなりません。 また、共有関係が円滑に進まない場合、裁判所に分割を請求することも可能です(民法第257条)。

誤解されがちなポイント:ローン債務者と持分

ローン債務者があなたであっても、持分は必ずしも100%になるわけではありません。ローン債務は、所有権とは別問題です。共有者は、それぞれの持分に応じて、不動産の価値に比例した責任を負います。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:具体的な持分割合の決定

持分割合は、必ずしも資金負担割合に完全に一致する必要はありません。ご夫婦で話し合って、納得できる割合を決めることが重要です。例えば、将来的な相続や税金対策なども考慮に入れて、話し合いの上で決定することも可能です。 公正証書(こうせいしょうしょ)を作成することで、将来的なトラブルを回避できます。

専門家に相談すべき場合とその理由:専門家の力を借りる

複雑なケースや、ご夫婦間で意見が合わない場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な観点から適切なアドバイスを行い、トラブルを未然に防ぐお手伝いをしてくれます。特に、相続や税金対策を考慮する場合は、専門家の知見が不可欠です。

まとめ:共有持分の決定は慎重に

建売住宅の購入は大きな買い物です。共有名義にする場合、持分割合は慎重に決定する必要があります。資金負担割合を基準にしながら、ご夫婦でよく話し合い、必要に応じて専門家の意見を聞き、将来にわたって後悔しない選択をしてください。 公正証書の作成も検討しましょう。 将来的なトラブルを防ぐために、しっかりと準備を進めてください。

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