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建築確認通知書がない土地購入!36万の追加費用は誰が?交渉術を解説

【背景】

  • 古家付きの土地(市街化調整区域)を購入し、解体して新築を計画。
  • 売買契約時に重要事項説明書で「建築確認通知書(写)」の欄に〇があった。
  • 実際には建築確認通知書がなく、違法建築の可能性が発覚。
  • 建築確認手続きに半年以上の工期延長と36万円の費用が発生。
  • 工務店から仲介業者に相談し、現在交渉中。

【悩み】

  • 建築確認通知書がないことによる費用(36万円)と工期延長の負担は誰がすべきか。
  • 売主の責任ではないか?
  • 相手を納得させるための交渉術を知りたい。

売主の責任を追及できる可能性あり。契約内容と事実関係を精査し、弁護士への相談も検討しましょう。

テーマの基礎知識(定義や前提の説明)

建築確認通知書とは、建築物を建てる前に、その計画が建築基準法(建築物の構造や安全性を定めた法律)などの法令に適合していることを、建築主事(地方公共団体の職員)または指定確認検査機関が確認したことを証明する書類です。簡単に言うと、家を建てるための「お墨付き」のようなものです。

建築確認は、建築工事に着手する前に必ず行わなければなりません。もし建築確認を受けずに工事を始めると、建築基準法違反となり、工事の中止命令や罰金が科せられる可能性があります。また、建築確認を受けていない建物は、住宅ローンを利用できなかったり、売却が難しくなることもあります。

重要事項説明書は、不動産売買契約において、売主と買主の間で重要な情報(物件の状態、権利関係、法令上の制限など)を説明するための書類です。この書類には、建築確認に関する情報も記載され、買主はこれに基づいて購入の意思決定を行います。

市街化調整区域とは、都市計画法に基づいて、都市化を抑制する地域のことです。ここでは、建築できる建物の種類や用途が制限されており、建築するためには特別な許可が必要となる場合があります。今回のケースでは、土地が市街化調整区域にあることも、建築確認の手続きに影響を与える可能性があります。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、重要事項説明書に「建築確認通知書(写)」の添付欄に〇印があったにもかかわらず、実際には書類が存在しないという状況です。これは、売主が建築確認を受けていない(または、建築確認が適切に行われていない)可能性を示唆しており、買主であるあなたは、この事実によって損害を被る可能性があります。

36万円の費用負担についてですが、基本的には、売主が建築確認を受けていないことが原因で発生した費用であるため、売主が負担すべきであると考えられます。ただし、契約書の内容や、売買契約に至るまでの経緯、そして売主・買主双方の認識によって、最終的な責任の所在は異なる可能性があります。

現時点では、仲介業者との交渉中とのことですが、交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談し、法的手段を検討することも視野に入れるべきです。

関係する法律や制度がある場合は明記

今回のケースで特に関係する法律は、以下の通りです。

  • 建築基準法:建築物の構造や安全性を定めた法律。建築確認の義務や、違反した場合の罰則などを規定しています。
  • 都市計画法:都市計画のルールを定めた法律。市街化調整区域の指定や、建築物の用途制限などを規定しています。
  • 宅地建物取引業法:不動産取引に関するルールを定めた法律。重要事項説明書の作成義務や、仲介業者の責任などを規定しています。
  • 民法:私的な権利関係を定めた法律。契約の有効性や、債務不履行(契約違反)などに関する規定があります。

これらの法律に基づいて、今回のケースにおける売主と買主の責任や権利が判断されることになります。

誤解されがちなポイントの整理

今回のケースで、よく誤解されがちなポイントを整理します。

  • 重要事項説明書の「〇」の重み:重要事項説明書に「建築確認通知書(写)」の添付欄に〇があったということは、買主は「建築確認がきちんと行われている」と認識して契約したと考えられます。もし、実際には建築確認がされていなければ、売主は契約上の義務を果たしていない可能性があります。
  • 「法律がゆるかった時代」という言い訳:建築基準法は、改正を重ねながらも、建築物の安全性を確保するための基本的なルールは一貫して存在します。たとえ過去に建築された建物であっても、現行の法令に適合させる必要が生じる場合があります。
  • 買主の過失:買主が建築確認通知書の有無を確認しなかったからといって、買主がすべての責任を負うわけではありません。売主は、重要事項説明書を通じて、正確な情報を提供する義務があります。
  • 36万円の費用の内訳:建築確認の手続き費用だけでなく、設計変更費用や、場合によっては既存建物の是正工事費用なども含まれる可能性があります。費用の内訳を詳細に確認し、妥当性を検証することが重要です。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

今回のケースで、実務的に役立つアドバイスをいくつかご紹介します。

  • 契約書の内容確認:売買契約書の内容をよく確認し、建築確認に関する条項や、瑕疵担保責任(売主が負う責任)に関する条項がないかを確認しましょう。
  • 証拠の収集:売主とのやり取り(メール、手紙など)や、重要事項説明書、売買契約書などの書類をすべて保管しておきましょう。
  • 専門家への相談:弁護士や、建築に詳しい不動産鑑定士、建築士などの専門家に相談し、法的アドバイスや、建物の状況に関する専門的な意見を求めましょう。
  • 交渉の進め方:仲介業者を通じて交渉を進めることも有効ですが、売主との直接交渉も視野に入れましょう。交渉の際には、事実関係を明確にし、法的根拠に基づいた主張を行うことが重要です。
  • 和解の検討:裁判になる前に、和解(当事者間の合意)を検討することもできます。和解によって、早期に問題解決できる可能性があります。
  • 具体例:過去には、建築確認がされていなかった中古住宅の売買において、売主が買主に対して損害賠償責任を負った事例があります。この事例では、売主は、建築確認がないことを知りながら、買主に告知しなかったことが、責任を問われる要因となりました。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家(弁護士、建築士など)への相談を強くお勧めします。

  • 交渉が難航している場合:売主との交渉がうまくいかない場合や、相手が非を認めない場合は、法的手段を検討する必要があります。
  • 契約内容が複雑な場合:売買契約書の内容が複雑で、自分だけでは理解できない場合は、専門家の助けが必要になります。
  • 損害額が大きい場合:36万円を超える損害が発生する可能性がある場合は、弁護士に相談し、適切な対応策を検討しましょう。
  • 法的措置を検討する場合:売主を訴えるなど、法的措置を検討する場合は、弁護士のサポートが不可欠です。
  • 建物の安全性に不安がある場合:建築士に建物の調査を依頼し、安全性を確認しましょう。必要に応じて、補修工事や、構造計算の見直しなどが必要になる場合があります。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回のケースの重要ポイントをまとめます。

  • 重要事項説明書の記載内容と、実際の状況が異なっている場合、売主に責任が生じる可能性があります。
  • 売主との交渉がうまくいかない場合は、弁護士への相談を検討しましょう。
  • 契約書の内容や、証拠をしっかりと確認し、専門家の意見も参考にしながら、適切な対応策を検討しましょう。
  • 建築確認がないことによる費用の負担や、工期延長のリスクについて、売主と買主の間での責任分担を明確にすることが重要です。
  • 市街化調整区域の土地の場合、建築できる建物の種類や用途が制限されているため、建築計画が法令に適合しているか、専門家によく確認してもらうことが大切です。

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