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当て逃げの罪とは? 傷や自覚がない場合、賠償責任や罪に問われるのかを解説

【背景】
・細い路地で、自分の車が歩行者の持ち物に接触した可能性があると警察から連絡があった。
・自分は接触に全く気づかず、そのまま通過してしまった。
・警察から、接触部分や傷が一致するか確認するため、一度出頭するように言われた。
・自分の車には新しい傷は見当たらなかった。

【悩み】
・当て逃げ(物損事故)で、自分に何らかの罪や賠償責任が発生するのか知りたい。
・傷や接触に全く気づいていないので、相手が「当たり屋」ではないかと疑っている。
・時間や手間がかかることに対して、逆に相手に賠償を請求できないのかと考えている。
・無実を証明する方法はあるのか知りたい。

当て逃げの可能性があり、状況によっては罪に問われることも。まずは警察の捜査に協力し、事実関係を明確にすることが重要です。

当て逃げ(物損事故)の基礎知識:定義と前提

「当て逃げ」という言葉は、一般的に使われますが、実は法律上の正式な用語ではありません。正式には、物損事故を起こしたにも関わらず、必要な措置を取らずにその場を立ち去る行為を指します。
道路交通法では、物損事故を起こした場合、警察への報告義務があります。
今回のケースのように、歩行者の持ち物に接触してしまった場合、たとえ気づいていなくても、この報告義務を怠ると、法律違反となる可能性があります。

ポイント
物損事故を起こしたら、たとえ気づかなくても、警察への報告義務がある!

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、まず警察の捜査に協力し、事実関係を明らかにすることが重要です。
具体的には、警察の指示に従い、車の損傷状況や接触部分の確認に協力しましょう。
もし、本当に接触に気づいていなかったとしても、それは故意(わざと)ではないため、刑事罰(刑務所や罰金)が科される可能性は低いと考えられます。
しかし、物損事故を起こしたこと自体は事実であるため、民事上の責任(賠償責任)が発生する可能性があります。
例えば、歩行者の持ち物が壊れてしまった場合、その修理費用などを賠償する必要が出てくるかもしれません。

関係する法律と制度

今回のケースで関係する主な法律は、道路交通法です。
道路交通法では、交通事故を起こした場合の義務が定められています。
具体的には、以下の3つの義務があります。

  • ・負傷者の救護義務:負傷者がいる場合は、救護しなければなりません。
  • ・危険防止措置義務:二次的な事故を防ぐために、危険を防止する措置を取らなければなりません。
  • ・警察への報告義務:事故の状況などを警察に報告しなければなりません。

今回のケースでは、歩行者の持ち物が破損したという状況なので、救護義務は発生しませんが、危険防止措置義務と警察への報告義務は発生する可能性があります。
もし、これらの義務を怠った場合、道路交通法違反として罰せられる可能性があります。

注意点
物損事故でも、警察への報告を怠ると、法律違反になる可能性があります!

誤解されがちなポイントの整理

今回のケースで、誤解されやすいポイントを整理します。

  • 「当て逃げ=必ず逮捕される」という誤解:物損事故の場合、すぐに逮捕されるケースは少ないです。
    ただし、悪質な場合や、逃走を図った場合は逮捕される可能性もあります。
  • 「傷がないから大丈夫」という誤解:車の傷の有無は、罪の有無を決定するものではありません。
    物損事故を起こした事実は、警察への報告義務を発生させます。
  • 「当たり屋かもしれない」という疑念:相手が「当たり屋」である可能性を完全に否定することはできません。
    しかし、事実関係をきちんと確認し、証拠を保全することが重要です。

実務的なアドバイスと具体例

今回のケースで、具体的にどのように対応すればよいか、実務的なアドバイスをします。

  • 警察の捜査に全面的に協力する:警察からの呼び出しには必ず応じ、事情聴取(警察官が話を聞くこと)には正直に答えることが重要です。
    車の損傷状況や、事故現場の状況など、客観的な証拠を提示しましょう。
  • ドライブレコーダーの映像を確認する:もしドライブレコーダーを搭載していれば、事故当時の映像を確認し、記録を保存しておきましょう。
    映像は、事故の状況を客観的に証明する有力な証拠となります。
  • 弁護士に相談する:万が一、相手との間で賠償問題が発生した場合や、刑事事件に発展する可能性がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
    弁護士は、法律の専門家として、あなたの権利を守るためにサポートしてくれます。

具体例:
ある日、Aさんの車が、駐車場で別の車のドアに接触してしまいました。
Aさんは、その場に気づかず、そのまま立ち去ってしまいました。
後日、警察から連絡があり、Aさんは物損事故を起こしたとして事情聴取を受けました。
Aさんは、ドライブレコーダーの映像を確認し、接触した事実を認めました。
しかし、相手の車の損傷は軽微であり、Aさんが誠意をもって対応したため、刑事罰を受けることはありませんでした。
Aさんは、相手の車の修理費用を賠償し、示談(当事者同士の話し合いで解決すること)が成立しました。

アドバイス
警察の捜査に協力し、証拠を保全し、必要に応じて弁護士に相談しましょう!

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家(弁護士)に相談することをおすすめします。

  • ・相手との間で、賠償金額について折り合いがつかない場合。
  • ・相手から、不当な賠償請求を受けていると感じる場合。
  • ・刑事事件に発展する可能性がある場合。
  • ・事故の状況が複雑で、自分だけでは判断がつかない場合。

弁護士は、法律の専門家として、あなたの権利を守り、適切なアドバイスをしてくれます。
また、相手との交渉を代行することも可能です。

弁護士への相談を検討!
賠償問題や刑事事件の可能性がある場合は、弁護士に相談しましょう!

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースの重要ポイントをまとめます。

  • ・当て逃げ(物損事故)は、道路交通法違反となる可能性がある。
  • ・警察の捜査に協力し、事実関係を明らかにすることが重要。
  • ・ドライブレコーダーの映像など、客観的な証拠を保全する。
  • ・賠償問題や刑事事件の可能性がある場合は、弁護士に相談する。

今回の件では、まずは警察の捜査に誠実に対応し、事実を正確に伝えることが大切です。
そして、専門家の助言を仰ぎながら、適切な対応を心がけましょう。

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