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後順位抵当権者と連絡不能!競売を避けて抵当権を抹消する方法とは?

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【悩み】
後順位抵当権者と連絡が取れなくても、裁判所を通じた手続きや、一定の条件を満たせば、抵当権を抹消できる可能性があります。
不動産を売却する際、抵当権(お金を貸した人が、万が一返済が滞った場合に、その不動産から優先的にお金を受け取れる権利)がついていると、買主は安心して購入できません。そのため、売却前に抵当権を抹消する必要があります。
今回のケースでは、任意売却により一部の債権を回収し、残りの債権を放棄することで、抵当権を抹消したいと考えています。しかし、後順位の抵当権者と連絡が取れないため、この手続きが進められない状況です。
後順位抵当権者と連絡が取れない場合でも、諦める必要はありません。いくつかの方法で抵当権を抹消できる可能性があります。
後順位抵当権者と連絡が取れない場合、裁判所の手続きを利用することが考えられます。主な方法は以下の2つです。
抵当権抹消請求訴訟(ていとうけんまっしょうせいきゅうそしょう)
これは、裁判所に「抵当権を抹消するように」と求める訴訟です。後順位抵当権者がどこにいるのか分からなくても、公示送達(こうじそうたつ)という方法で裁判を進めることができます。公示送達とは、裁判所の掲示板に書類を掲示することで、相手に書類が届いたとみなす制度です。ただし、この手続きには時間と費用がかかります。
供託(きょうたく)
抵当権者に支払うべきお金を、裁判所に預ける手続きです。後順位抵当権者が受け取りを拒否している場合や、どこにいるのか分からない場合に利用できます。供託することで、抵当権者はそのお金を受け取ることができるようになり、抵当権を抹消することができます。
裁判所を通さなくても、抵当権を抹消できる場合があります。ただし、いくつかの条件を満たす必要があります。
債権放棄(さいけんほうき)
後順位抵当権者が、自らの債権を放棄してくれる場合、抵当権を抹消できます。ただし、連絡が取れない状況では、債権放棄の合意を得ることが難しい場合があります。
時効(じこう)
抵当権が設定されてから一定期間(通常は20年)が経過し、債権者が権利を行使しなかった場合、時効によって抵当権が消滅する可能性があります。ただし、時効が成立するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
今回のケースで関係する主な法律や制度は以下の通りです。
民法(みんぽう)
抵当権や債権に関する基本的なルールが定められています。
不動産登記法(ふどうさんとうきほう)
不動産の登記に関するルールが定められています。抵当権の抹消手続きも、この法律に基づいて行われます。
民事訴訟法(みんじそしょうほう)
裁判に関するルールが定められています。抵当権抹消請求訴訟の手続きも、この法律に基づいて行われます。
後順位抵当権に関する誤解されがちなポイントを整理します。
後順位抵当権者との連絡が取れない=必ず競売になるわけではない
裁判所の手続きや、債権放棄、時効など、競売以外の方法で抵当権を抹消できる可能性があります。
抵当権抹消請求訴訟は難しい手続きではない
専門家(弁護士)に依頼すれば、比較的スムーズに進めることができます。
供託すれば必ず抵当権が抹消されるわけではない
供託後、一定期間内に後順位抵当権者がお金を受け取らない場合、供託したお金が国庫に帰属することがあります。その場合、抵当権は抹消されません。
実務的なアドバイスと具体例をいくつか紹介します。
専門家への相談
まずは、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。状況を詳しく説明し、最適な解決策を提案してもらいましょう。専門家は、裁判手続きや書類作成のサポートをしてくれます。
後順位抵当権者の調査
後順位抵当権者の連絡先を調査できる範囲で調べてみましょう。固定電話や携帯電話の番号が変わっている可能性もあります。場合によっては、親族や関係者に連絡を取ってみるのも有効です。
内容証明郵便の活用
後順位抵当権者の住所が分かっている場合は、内容証明郵便を送付してみましょう。これにより、相手に確実に意思を伝え、記録を残すことができます。
具体例
例えば、後順位抵当権者が法人の場合、法人が倒産している可能性があります。その場合は、破産管財人(はいさんかんざいにん)に連絡を取り、抵当権抹消の手続きを進めることになります。
以下のような場合は、専門家(弁護士や司法書士)に相談することをおすすめします。
後順位抵当権者の所在が不明な場合
専門家は、調査能力を持っており、様々な方法で相手を探すことができます。また、裁判手続きについても詳しい知識を持っています。
裁判手続きを検討している場合
裁判手続きは、専門的な知識が必要になります。弁護士に依頼することで、手続きをスムーズに進めることができます。
複雑な状況の場合
複数の抵当権が設定されている場合や、債権額が大きい場合など、状況が複雑な場合は、専門家のサポートが必要不可欠です。
今回の質問の重要ポイントをまとめます。
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