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戸建て購入後のトラブル:残置物と伐採された竹の処分について

【背景】

  • 叔母が不動産会社を通さず、中古の一戸建てを購入しました。
  • 売主は「現況渡し」を希望し、契約前に「家具の搬出と掃除」を約束しました。
  • 契約後、物件を確認すると、多くの残置物(残された物)とひどい汚れがありました。
  • 土地の測量のため、売主が竹林の竹を伐採しましたが、伐採物が散乱し、近隣から苦情がきています。

【悩み】

  • 叔母は残置物と伐採された竹の処分を売主に要求できるのか悩んでいます。
  • 父は「竹を含めて土地を買ったのだから、売主に処分を要求できない」と言っています。
  • 売主の対応に不満があり、どのように対処すべきか困っています。
売主に対し、残置物の撤去と伐採された竹の処分を求めることができます。

テーマの基礎知識:不動産売買と現状有姿

不動産の売買は、人生における大きな買い物の一つです。ここでは、今回のケースで重要となる基本的な知識を整理します。

現況有姿(げんきょうゆうし)

「現況有姿」とは、不動産を現状のままで引き渡すという意味です。つまり、売主は物件をきれいにしたり、修繕したりする義務を負わず、購入時の状態のままで引き渡すことになります。しかし、今回のケースのように、売主が契約前に清掃や残置物の撤去を約束していた場合は、その約束が契約内容の一部となり、売主はその義務を果たす必要があります。

残置物(ざんちぶつ)

残置物とは、売買契約時に取り除くことが合意されていたにもかかわらず、売主が残していった物のことです。残置物の処理費用は、原則として売主が負担することになります。

瑕疵(かし)

瑕疵とは、通常備わっているべき品質や性能が備わっていない状態を指します。隠れた瑕疵(かし)があった場合、買主は売主に対して損害賠償請求や契約解除を求めることができる場合があります。今回のケースでは、伐採後の竹が散乱している状態が、土地の利用を妨げるような状況であれば、瑕疵とみなされる可能性があります。

今回のケースへの直接的な回答:残置物と伐採された竹の扱い

今回のケースでは、叔母は売主に対し、以下のことを要求できると考えられます。

  • 残置物の撤去と処分:契約前に売主が清掃と残置物の撤去を約束していたため、売主はそれらの義務を履行する必要があります。残置物の撤去費用や処分費用は、売主に請求できます。
  • 伐採された竹の処分:伐採された竹が土地に散乱し、近隣に迷惑をかけている状況は、土地の利用を妨げる可能性があります。叔母は売主に対し、竹の撤去と土地の現状回復を求めることができます。

叔母は、売主に対してこれらの要求を文書で伝え、対応を求めることが重要です。内容証明郵便を利用すると、証拠として残すことができます。

関係する法律や制度:契約不適合責任と民法

今回のケースに関係する主な法律は、民法です。特に、改正された民法における「契約不適合責任」が重要になります。

契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん)

改正民法では、売主が引き渡した物が契約の内容に適合しない場合、買主は売主に対して、修補請求(修繕)、代金減額請求、損害賠償請求、契約解除などを行うことができます。今回のケースでは、残置物の存在や伐採された竹の散乱が、契約の内容に適合しない状態とみなされる可能性があります。

民法における注意点

不動産売買契約においては、契約内容が非常に重要です。契約書に記載された内容が、売主と買主の権利と義務を定めます。今回のケースでは、売主が口頭で清掃や残置物の撤去を約束していたとしても、契約書に明記されていなければ、その約束を証明することが難しくなる可能性があります。契約書は、事前に弁護士などの専門家に見てもらうことが望ましいです。

誤解されがちなポイントの整理:現況渡しと売主の責任

不動産売買においては、誤解が生じやすいポイントがいくつかあります。ここでは、今回のケースに関連する誤解について解説します。

  • 現況渡し=何でもあり?現況渡しの場合でも、売主は契約時に約束したことは守る必要があります。今回のケースでは、清掃や残置物の撤去が約束されていたため、売主にはその義務があります。
  • 土地を買えば、竹も自分のもの?土地を購入したとしても、伐採された竹が散乱した状態であれば、土地の利用に支障が生じる可能性があります。売主は、土地を正常な状態で引き渡す義務を負うと考えられます。
  • 売主は一切責任を負わない?売主は、契約不適合責任を負う可能性があります。残置物や土地の現状に関して、売主に責任がないと決めつけるのは早計です。

これらの誤解を解くことで、適切な対応をとることができます。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:交渉と証拠の重要性

今回のケースでは、売主との交渉が重要になります。スムーズに解決するために、以下の点に注意しましょう。

  • 証拠の確保:残置物の写真、契約書、売主とのやり取りを記録したメールやメモなど、証拠となるものを確保しておきましょう。
  • 文書での交渉:口頭での交渉だけでなく、書面(内容証明郵便など)で要求内容を伝え、記録を残しましょう。
  • 専門家への相談:弁護士や不動産鑑定士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。
  • 具体的な要求:残置物の撤去費用、竹の処分費用、土地の修復費用など、具体的な金額を提示して交渉を進めましょう。

具体例:

もし売主との交渉が難航する場合は、弁護士に依頼し、内容証明郵便を送ってもらうことが有効です。弁護士からの通知は、相手にプレッシャーを与え、交渉を有利に進めることができます。また、残置物の処分費用や土地の修復費用を見積もり、売主に請求することで、具体的な解決策を提示できます。

専門家に相談すべき場合とその理由:早期解決のために

今回のケースでは、状況に応じて専門家への相談を検討しましょう。

  • 弁護士:売主との交渉がうまくいかない場合や、法的手段を検討する必要がある場合に相談しましょう。契約不適合責任に基づく損害賠償請求や、訴訟も視野に入れることができます。
  • 不動産鑑定士:土地の価値への影響や、修復費用などを評価してもらう際に相談しましょう。
  • 土地家屋調査士:境界線の問題や、土地の現状に関する調査を依頼できます。

専門家は、法的知識や専門的な視点から、適切なアドバイスをしてくれます。早期に相談することで、問題の長期化を防ぎ、スムーズな解決に繋がる可能性があります。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースでは、以下の点が重要です。

  • 売主は、契約前に約束した残置物の撤去と清掃を行う義務があります。
  • 伐採された竹が散乱している状況は、土地の利用を妨げる可能性があります。売主は、竹の処分と土地の現状回復に責任を負う可能性があります。
  • 契約不適合責任に基づき、売主に対して、残置物の撤去、竹の処分、損害賠償などを請求できます。
  • 証拠の確保、文書での交渉、専門家への相談など、適切な対応をとることが重要です。

叔母が今回の問題を解決するためには、売主との交渉を粘り強く行い、必要に応じて専門家の協力を得ることが重要です。

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