• Q&A
  • 所有権時効取得後の登記:抵当権はどうなる?移転登記と抵当権抹消の仕組みを徹底解説

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

所有権時効取得後の登記:抵当権はどうなる?移転登記と抵当権抹消の仕組みを徹底解説

【背景】
先日、長年使われていない土地の所有権を時効取得しました。不動産屋さんに相談したところ、所有権の移転登記をする必要があると説明を受けました。ただ、その土地には以前から抵当権が設定されていることを知っています。

【悩み】
所有権の移転登記をする際に、抵当権はどうなるのかが気になっています。登記官が自動的に抹消してくれるのか、それとも何か手続きが必要なのか、よく分かりません。また、時効取得後の登記手続き全般について、詳しく知りたいです。

所有権移転登記と同時に、登記官が抵当権を抹消します。

所有権時効取得と登記の基礎知識

まず、所有権時効取得とは、20年間(悪意・無過失の場合10年)にわたり、所有者として平穏かつ公然と土地を占有することで、所有権を取得できる制度です(民法第162条)。 これは、長い間土地を実際に使用し管理してきた事実を重視する制度です。 しかし、所有権を取得しただけでは、法的に所有者として認められません。所有権の移転登記(所有権を公示する登記)をすることで、初めて法的に所有者として認められます。

今回のケースへの直接的な回答:抵当権の抹消について

質問者様が所有権時効取得後に行うのは、所有権の移転登記です。この登記申請を行う際に、既存の抵当権は登記官によって同時に抹消されます。 特別な手続きは必要ありません。 登記官は、所有権時効取得によって抵当権の担保が消滅したと判断し、自動的に抹消登記を行います。

関係する法律と制度:不動産登記法

この手続きは、不動産登記法(登記に関する法律)に基づいています。 不動産登記法は、不動産の所有権などの権利関係を明確に記録し、公示する制度を定めています。 所有権時効取得による登記においても、この法律が適用されます。

誤解されがちなポイント:時効取得=即所有権

所有権時効取得は、単に20年間(または10年間)の占有だけでは所有権が取得できるわけではありません。 平穏かつ公然とした占有であることが必要です。 また、取得したとしても、登記をしないと、法的には所有者として認められません。 所有権時効取得は、登記によって初めて法律上の効力を生じます。

実務的なアドバイス:専門家への相談と手続き

所有権時効取得後の登記手続きは、法律の知識や登記手続きに関する専門知識が必要となるため、自身で行うのは困難です。 司法書士(不動産登記手続きの専門家)に依頼することを強くお勧めします。司法書士は、必要な書類の作成や申請手続きを代行し、スムーズな登記完了をサポートします。

  • 必要な書類:所有権時効取得を証明する書類、土地の測量図など
  • 費用:司法書士への報酬、登記費用など

専門家に相談すべき場合とその理由

土地の状況が複雑な場合(例:複数の権利者が存在する場合、境界線が不明確な場合など)は、専門家への相談が不可欠です。 専門家は、状況を的確に判断し、適切な手続きをアドバイスしてくれます。 間違った手続きを行うと、後々トラブルに発展する可能性があります。

まとめ:時効取得後の登記は専門家に依頼を

所有権時効取得後、所有権の移転登記を行う際には、抵当権は登記官によって自動的に抹消されます。しかし、手続き自体は複雑なため、司法書士などの専門家に依頼することが重要です。 専門家の的確なアドバイスとサポートを受けることで、スムーズかつ安全に登記手続きを進めることができます。 自分だけで手続きを進めず、専門家の力を借りることを強くおすすめします。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop