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所有権移転後も固定資産税請求が続く!名義変更登記されない時の対処法と注意点

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裁判で負けた後も、建物の名義変更登記(所有権の移転登記)がされず、固定資産税の請求書が私宛に届き続けています。税務署からは、支払わなければ財産を差し押さえられると脅されています。どうすればこの状況を解決できるのでしょうか?
まず、不動産の所有権(その不動産を所有する権利)と、その所有権を公的に証明する登記(登記簿に記録すること)は別物であることを理解しましょう。 所有権は、裁判所の判決などによって移転します。しかし、所有権の移転が登記簿に反映される(名義変更登記がされる)までは、法的にはまだ前の所有者名義のままです。
今回のケースでは、裁判で所有権が相手方に移転したにも関わらず、名義変更登記がされていない状態です。そのため、固定資産税の請求が元の所有者である質問者宛に届いているのです。 登記は、不動産の所有者を明確にする重要な手続きであり、所有権を主張する際に必須の証拠となります。
裁判で所有権が移転したと判決が確定したら、相手方は速やかに名義変更登記を行う義務があります。 相手方がこれを怠る場合、質問者側は、相手方に対して登記の申請を促す必要があります。 まず、内容証明郵便(証拠として残る郵便)で、名義変更登記を催促します。 それでも応じない場合は、強制執行という手段があります。
強制執行とは、裁判所の判決に従わない相手方に対して、国家権力を使って強制的に判決内容を実行させる手続きです(民事執行法)。 今回のケースでは、相手方が名義変更登記を拒否しているため、裁判所に強制執行を申し立てることができます。 具体的には、執行官(裁判所の職員)に依頼し、相手方の不動産を対象に強制的に名義変更登記を行う手続きを行います。
固定資産税の納税義務は、法律上、所有権者(登記名義人)にあります。 しかし、今回のケースでは、所有権は移転しているものの、登記がされていないため、質問者宛に請求が来ているのです。 強制執行によって名義変更登記が完了すれば、固定資産税の納税義務は相手方に移転します。 ただし、強制執行が完了するまでの間は、質問者にも支払義務があるという誤解は避けましょう。 税務署に状況を説明し、強制執行手続き中であることを伝え、支払猶予を依頼することが重要です。
所有権と登記は別物であることを改めて強調します。 所有権が移転したとしても、登記が完了しなければ、所有権の移転は完全に完了したとは言えません。 この点を理解せずに、登記を怠ると、今回の質問者のようなトラブルに繋がります。
強制執行手続きは複雑な場合があります。 専門的な知識や手続きに不慣れな場合、スムーズに進めるのが難しい可能性があります。 そのため、弁護士に相談することを強くお勧めします。 弁護士は、強制執行の手続きを代行し、質問者の権利を保護してくれます。
相手方が名義変更登記に応じない場合、もしくは強制執行の手続きに不安がある場合は、速やかに弁護士などの専門家に相談しましょう。 法律的な知識がないまま手続きを進めると、かえって事態を悪化させる可能性があります。
不動産の所有権移転は、裁判所の判決によって確定しますが、名義変更登記が完了するまで、所有権の移転は不完全です。 相手方が名義変更登記に応じない場合は、強制執行という手段がありますが、手続きが複雑なため、専門家のサポートを受けることが重要です。 固定資産税の支払についても、税務署に状況を説明し、適切な対応を相談しましょう。 今回のケースは、所有権と登記の分離という不動産取引における重要な点を改めて認識させる事例と言えます。
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