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抵当権設定後の貸金返済、期限到来後の債権実行はいつから可能?

【背景】

  • Aさんは、Bさんにお金を貸しました。
  • お金を貸す際に、Bさん所有の不動産に抵当権(お金を返せなくなった場合に、その不動産から優先的にお金を回収できる権利)を設定しました。
  • 返済期限が来ましたが、Bさんはお金を返してくれませんでした。

【悩み】

  • Aさんは、Bさんの不動産を売って、貸したお金を回収したいと考えています。
  • 返済期限が過ぎた後、すぐにこの手続きを始められるのか、それとも何か待つ必要があるのか知りたいです。
期限到来後、直ちに抵当権を実行し、不動産を競売(裁判所を通じて売却すること)できます。

抵当権と債権回収の基本を理解する

お金を貸した人が、約束通りにお金を返してくれない場合、貸した人は様々な方法でお金を回収しようとします。その方法の一つが、担保を利用することです。

担保には、大きく分けて「人的担保」と「物的担保」があります。今回のケースで登場する「抵当権」は、物的担保の一種です。

物的担保とは、特定の物(この場合は不動産)を担保として、お金を貸すことです。もしお金が返済されなかった場合、貸した人はその物を売って、お金を回収することができます。これが、抵当権の基本的な仕組みです。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、返済期限が過ぎてもBさんがお金を返してくれないため、AさんはBさんの不動産に設定された抵当権を実行できます。具体的には、裁判所に申し立てを行い、Bさんの不動産を競売にかける手続きを進めることになります。

重要なのは、返済期限が到来した「後」すぐに、この手続きを開始できるということです。待つ必要はありません。

関係する法律や制度について

今回のケースで関係する主な法律は、民法です。民法には、抵当権に関する様々な規定が定められています。

例えば、民法395条には、抵当権者が抵当権を実行できる条件などが規定されています。具体的には、債務者(お金を借りた人)が債務を履行しない場合、つまりお金を返さない場合に、抵当権者は抵当権を実行できるとされています。

また、抵当権を実行する際には、裁判所を通じて「競売」の手続きを行う必要があります。この競売の手続きについても、民事執行法という法律で詳細が定められています。

誤解されがちなポイントの整理

抵当権について、よくある誤解をいくつか整理しておきましょう。

  • 抵当権は自動的に実行できるわけではない: 抵当権を持っているだけでは、勝手に不動産を売って、お金を回収できるわけではありません。必ず、裁判所に申し立てを行い、競売の手続きを進める必要があります。
  • 抵当権は優先的に弁済を受けられる権利: 抵当権は、他の債権者よりも優先的に、お金を回収できる権利です。例えば、BさんにはAさん以外にもお金を貸している人がいる場合、Aさんは抵当権があるため、他の人よりも先に、Bさんの不動産からお金を回収できます。
  • 抵当権設定登記の重要性: 抵当権を設定したら、必ず登記(法務局に権利関係を登録すること)を行う必要があります。登記をすることで、第三者に対しても抵当権の存在を主張できるようになります。もし登記がなければ、抵当権を主張できない可能性があります。

実務的なアドバイスと具体例

実際に抵当権を実行する際には、いくつかの注意点があります。

  • 専門家への相談: 抵当権の実行手続きは、専門的な知識が必要になります。弁護士や司法書士などの専門家に相談し、手続きを依頼することをお勧めします。専門家は、必要な書類の準備や、裁判所への手続きを代行してくれます。
  • 競売手続きの流れ: 競売手続きは、以下のようになります。

    • 裁判所への申し立て
    • 裁判所による競売開始決定
    • 不動産の評価
    • 入札
    • 落札者の決定
    • 代金納付
    • 配当

    これらの手続きには、それぞれ期限がありますので、注意が必要です。

  • 費用: 抵当権を実行するには、様々な費用がかかります。例えば、裁判所への手数料、弁護士費用、不動産の評価費用などです。これらの費用も考慮して、回収できる金額と費用を比較検討する必要があります。

例えば、AさんがBさんに1,000万円を貸し、Bさんの不動産に抵当権を設定していたとします。返済期限が過ぎてもBさんが返済しないため、Aさんは弁護士に相談し、抵当権を実行することにしました。弁護士費用や裁判所の手数料などを含めると、約100万円の費用がかかりました。不動産の競売の結果、800万円で落札された場合、Aさんは800万円から費用を差し引いた金額を受け取ることができます。

専門家に相談すべき場合とその理由

抵当権に関する問題は、複雑で専門的な知識が必要になることが多いため、専門家への相談が不可欠です。以下のような場合は、必ず専門家に相談しましょう。

  • 抵当権を実行したい場合: 抵当権の実行手続きは、法律の専門知識が必要になります。弁護士に相談し、手続きを依頼することをお勧めします。
  • 債務者との交渉がうまくいかない場合: 債務者との交渉が難航している場合、弁護士に相談することで、法的なアドバイスを受けながら、交渉を進めることができます。
  • 競売手続きに関する疑問がある場合: 競売手続きには、様々な法律上のルールがあります。疑問点がある場合は、弁護士や司法書士に相談し、解決策を見つけましょう。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回の質問の重要ポイントをまとめます。

  • 返済期限が過ぎてもお金を返してもらえない場合、抵当権者は直ちに抵当権を実行できます。
  • 抵当権を実行するには、裁判所を通じて競売の手続きを行う必要があります。
  • 抵当権を実行する際には、専門家(弁護士など)に相談することをお勧めします。
  • 抵当権は、他の債権者よりも優先的に弁済を受けられる強力な権利です。

今回のケースでは、Aさんは返済期限が過ぎた後、すぐに抵当権を実行し、Bさんの不動産を競売にかけることができます。ただし、手続きには専門的な知識が必要なため、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。

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