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敷金返還と「敷引き」徹底解説!キレイな部屋でも戻ってこない理由とは?

【背景】
引っ越しをすることになり、不動産会社と契約を解除する手続きを進めています。

【悩み】
不動産会社から「敷金から敷引きをします」と言われたのですが、「敷引き」の意味がわかりません。部屋は綺麗に使用していたつもりなので、敷金は全額返ってくると思っていたのですが、減額されるのはなぜでしょうか?

敷金から修繕費用などを差し引いた残額が返還されます。

敷金と敷引きの基本知識

「敷金」とは、賃貸借契約を締結する際に、借主(あなた)が貸主(不動産会社や家主)に預けるお金のことです。 契約終了時に、部屋の状況に応じて返還されます。 一方、「敷引き」とは、敷金から部屋の修繕費用や清掃費用などを差し引くことを意味します。 敷金は、家賃の滞納や部屋の損傷などを補償するための担保として預けられるため、部屋に問題がなければ全額返還されるのが理想ですが、実際には必ずしもそうとは限りません。

今回のケースへの回答:敷引きされる理由

質問者様は部屋を綺麗に使用されていたとのことですが、それでも敷引きされる可能性があります。 それは、通常の使用による損耗(経年劣化)や、清掃では取り除けない汚れなどが原因です。 例えば、壁や床の多少の汚れ、畳のへこみ、キッチンの油汚れなどは、通常の使用によるものとみなされ、敷金から差し引かれる場合があります。 これらの損耗は、借主の故意や過失によるものではなく、時間経過によって生じる自然な現象です。

賃貸借契約と民法の規定

敷金に関するルールは、主に民法(日本の法律)で定められています。 民法617条では、借主は、賃貸物件を「現状回復」する義務があるとされています。 しかし、現状回復とは、元の状態に完全に戻すことではなく、通常の使用による損耗を除いた範囲での修繕を指します。 この「通常の使用による損耗」の判断が、敷金返還の際に争点となることが多いのです。

誤解されがちなポイント:完璧な状態に戻す必要はない

多くの借主は、敷金を全額返還してもらうために、部屋を新品同様の状態にしようと努力します。 しかし、これは必ずしも必要ではありません。 あくまで「通常の使用による損耗」を除いた状態に戻せば良いのです。 新品同様の状態にすることは、過剰な現状回復となり、かえってトラブルの原因になる可能性があります。

実務的なアドバイス:退去時のチェックと写真撮影

退去の際には、不動産会社と一緒になって部屋の状況をチェックし、写真や動画で記録を残すことが重要です。 これによって、後日のトラブルを未然に防ぐことができます。 また、契約書に記載された修繕費用の基準や、敷金返還に関する規定を事前に確認しておきましょう。 不明な点は、契約前に不動産会社に確認することをお勧めします。

専門家に相談すべき場合

敷金返還に関して、不動産会社との間で意見が食い違った場合、弁護士や司法書士(法律の専門家)に相談することをお勧めします。 特に、敷引きの金額が不当に高いと感じる場合や、不動産会社との交渉がうまくいかない場合は、専門家の力を借りることで、よりスムーズな解決が期待できます。

まとめ:敷引きは避けられない現実

「敷引き」は、賃貸生活において避けられない現実です。 しかし、事前に知識を身につけ、適切な対応をすることで、トラブルを最小限に抑えることができます。 退去時のチェックや写真撮影、そして必要であれば専門家への相談を検討しましょう。 今回の解説が、皆様の賃貸生活の一助となれば幸いです。

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