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新築の庭にモグラ!仲介業者へのクレームは可能?購入者の対応を解説

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モグラは、地中で生活する哺乳類(ほにゅうるい)です。土の中にトンネルを掘って生活し、ミミズなどの生き物を食べます。モグラが庭に現れると、土が盛り上がり、芝生などが荒れてしまうことがあります。
土地を購入する際には、その土地の状況をしっかりと確認することが重要です。特に、以前の土地の利用状況(山林だったなど)によっては、モグラのような小動物が生息している可能性も考慮する必要があります。しかし、モグラの出現は、一般的に土地の瑕疵(かし)とはみなされにくい傾向があります。
今回のケースでは、購入後2ヶ月でモグラが出現したとのことですが、仲介業者に直接クレームを申し立てても、対応してもらえる可能性は低いと考えられます。なぜなら、仲介業者は、売主と買主の間を取り持つ役割であり、土地そのものの瑕疵に対して責任を負うことは限定的であるからです。
ただし、モグラの出現が、土地の利用を著しく阻害するような状況(例えば、地盤沈下を引き起こすほどのトンネルが掘られているなど)であれば、売主に対して、契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん)を問える可能性があります。契約不適合責任とは、売買契約の内容と異なる状態(瑕疵)があった場合に、売主が負う責任のことです。しかし、モグラの出現だけで契約不適合責任を問うのは、一般的に難しいでしょう。
今回のケースで関係してくる可能性のある法律は、民法です。民法には、売買契約に関する規定や、契約不適合責任に関する規定が含まれています。
具体的には、民法第566条(種類又は品質に関する担保責任)や、民法第562条(買主の追完請求権)などが関係してきます。これらの条文は、売買された物に瑕疵があった場合に、買主が売主に対してどのような権利を行使できるかを定めています。
また、不動産売買においては、宅地建物取引業法も関係してきます。宅地建物取引業者は、重要事項説明書を通じて、買主に対して物件に関する情報を適切に説明する義務があります。しかし、モグラの出現を重要事項として説明する義務があるかどうかは、個別の状況によります。
多くの人が誤解しがちなのは、「仲介業者は何でも対応してくれる」という考えです。仲介業者は、あくまで売主と買主の間を取り持つ役割であり、土地の瑕疵について責任を負うのは、原則として売主です。
また、「モグラが出たから、すぐに売主に責任を問える」というのも誤解です。モグラの出現だけで、土地の利用を著しく阻害するような状況でなければ、売主の責任を問うのは難しいでしょう。
さらに、「重要事項説明書に書いていないから、仲介業者の責任だ」という考えも誤解です。重要事項説明書は、あくまで物件に関する重要な情報を説明するものであり、モグラのような小動物の出現を必ずしも記載するものではありません。
今回のケースでは、まずモグラの状況を詳しく確認することが重要です。具体的には、
などを記録しておきましょう。写真や動画を撮っておくのも良いでしょう。
次に、売主に状況を伝えて、相談してみましょう。売主が、モグラ駆除などの対策をしてくれる可能性もあります。もし、売主が対応してくれない場合は、専門家(弁護士や土地家屋調査士など)に相談することを検討しましょう。
具体例として、過去には、モグラのトンネルが原因で、地盤沈下が発生し、建物の基礎に影響が出たケースがあります。この場合、売主の責任が問われ、損害賠償請求が認められた例もあります。今回のケースでは、そこまでの状況ではないかもしれませんが、今後の状況によっては、同様の事態になる可能性も否定できません。
以下のような場合は、専門家(弁護士や土地家屋調査士など)に相談することをおすすめします。
専門家は、法律的なアドバイスや、売主との交渉をサポートしてくれます。また、土地家屋調査士は、土地の状況を詳しく調査し、地盤の状態などを専門的な視点から評価してくれます。専門家への相談は、今後の対応を決定する上で、非常に重要な判断材料となります。
今回のケースでは、新築の庭にモグラが出現したという状況でした。仲介業者へのクレームは難しいですが、売主に相談し、状況によっては専門家に相談することが重要です。
今回の重要ポイントをまとめると、以下のようになります。
土地の購入は、一生に一度の大きな買い物です。問題が発生した場合は、冷静に状況を把握し、適切な対応をとることが重要です。
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