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新築テラスハウスの洗濯機置き場間口拡大:大家さんとの交渉と法的根拠

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55cmの狭い間口では希望のドラム式洗濯機が設置できません。大家さんとの関係も気になりますが、ドラム式洗濯機を使用したいという私たちの希望は、ワガママなのでしょうか? また、間口拡大工事は可能なのでしょうか?
賃貸借契約とは、借主が貸主から不動産を借り、対価として賃料を支払う契約です。 この契約には、貸主には「修繕義務」(民法610条)があります。これは、建物の重要な部分の損傷や欠陥を修繕する義務です。しかし、洗濯機置き場の入り口の幅が55cmであることが、建物の「重要な部分」の損傷や欠陥に当たるかどうかは、判断が難しいところです。 一般的に、洗濯機置き場の広さ自体は、居住の用に供する上で「重要な部分」とはみなされにくいと解釈されます。
今回のケースでは、洗濯機置き場の入り口の狭さが、居住に支障をきたす程度かどうかが争点となります。 管理会社や建築会社が「設計図通り」と主張していることから、当初から55cmの幅であった可能性が高いです。 そのため、契約違反や瑕疵(かし:欠陥)があったと主張するのは難しいでしょう。 しかし、共働きで今後子供を予定しているという事情を考慮すると、生活の利便性を大きく損なっていると言えるかもしれません。 そのため、大家さんとの交渉で、間口拡大工事が実現する可能性はゼロではありません。
関係する法律としては、民法610条(修繕義務)と、借地借家法が挙げられます。 民法610条は前述の通りですが、借地借家法は、借地借家契約に関する規定を定めています。 しかし、今回のケースでは、借地借家法が直接的に適用されるケースではありません。
「修繕」と「改良」は混同されがちです。 修繕は、建物の現状を維持するための工事ですが、改良は、建物の機能や性能を向上させる工事です。 今回の間口拡大工事は、現状維持ではなく、機能向上を目的とする「改良」に当たります。 そのため、貸主(大家さん)に修繕義務に基づく工事の請求は難しいでしょう。
大家さんとの交渉では、以下の点を強調しましょう。
具体的な費用負担割合や工期などを提示し、建設的な話し合いを心がけましょう。 交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社に相談することを検討しましょう。
大家さんとの交渉が難航したり、合意に至らない場合は、弁護士や不動産会社に相談することをお勧めします。 専門家は、法律的な観点からアドバイスを行い、交渉をサポートしてくれます。 特に、大家さんが工事費用を負担しないことを明確に拒否した場合には、専門家の助言が必要となるでしょう。
洗濯機置き場の間口拡大は、法的根拠が弱いものの、交渉次第で実現する可能性があります。 生活上の不便さを訴え、大家さんとの良好な関係を維持しながら、建設的な話し合いを進めることが重要です。 交渉が難航する場合は、専門家の力を借りるのも有効な手段です。 大切なのは、冷静に状況を分析し、現実的な解決策を模索することです。
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