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新築マンションでも!共有部分の清掃依頼は可能?階段の虫問題と不動産会社への対応

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共有部分の清掃は、入居者である自分が行うべきものなのか、それとも不動産会社に依頼して良いものなのか迷っています。どのように対応するのが適切なのでしょうか?
賃貸マンションにおいて、建物の共有部分(廊下、階段、エントランスなど)の清掃責任は、原則として「管理会社」または「大家」にあります。(管理会社とは、大家に代わって建物の管理業務を行う会社です。) 賃貸借契約書には、清掃に関する記述がある場合とない場合があります。契約書を確認してみましょう。 契約書に明記がない場合でも、居住者の安全と快適な生活を確保するために、大家または管理会社は、共有部分の清掃を行う義務を負っていると解釈されることが多いです。
まずは、管理会社または不動産会社に連絡を取り、現状を説明することが重要です。写真や動画で証拠を残しておくと、よりスムーズに話が進みます。 連絡方法は電話やメールなど、あなたが使いやすい方法で構いません。 連絡する際には、「共有部分の虫の大量発生と死骸の状況について、清掃を依頼したい」旨を明確に伝えましょう。 具体的に、どの場所にどれくらいの数の虫がいるのかを伝えることで、相手も状況を把握しやすくなります。
この問題に直接的に関係する法律は、主に「借地借家法」です。借地借家法は、借地借家関係における権利義務を定めた法律ですが、居住者の安全・衛生的な居住環境の確保についても間接的に関係しています。また、マンションの場合は「マンション管理規約」も重要です。規約に清掃に関する規定があれば、それに従う必要があります。多くの場合、規約では共有部分の清掃は管理組合(または管理会社)の責任とされています。
共有部分の清掃は、原則として入居者の義務ではありません。ただし、個人がゴミを捨てたり、タバコの吸殻を放置したりすることで、不衛生な状態を招いた場合は、責任を問われる可能性があります。 今回のケースのように、虫の大量発生は、入居者個人の責任ではなく、建物の管理状態の問題であると考えられます。
不動産会社への連絡は、電話とメールの両方で行うことをお勧めします。電話で状況を説明し、メールで写真や動画を添付することで、より詳細な情報を伝えることができます。 連絡後、何らかの対応がない場合、再度連絡を取り、いつまでにどのような対応をするのかを確認しましょう。 必要に応じて、書面で回答を求めることも有効です。
不動産会社との交渉が難航したり、衛生状態が改善されない場合は、弁護士や専門の相談窓口に相談することを検討しましょう。 特に、健康被害を被っている場合などは、法的措置を取ることも考えられます。 自治体の消費者相談窓口なども利用できます。
賃貸マンションの共有部分の清掃は、原則として管理会社または大家の責任です。虫の大量発生など、衛生状態に問題がある場合は、速やかに不動産会社に連絡し、清掃を依頼しましょう。 連絡する際には、具体的な状況を伝え、証拠となる写真や動画を準備しておくとスムーズです。 それでも解決しない場合は、専門家への相談も検討してください。 快適な居住環境を確保するためにも、積極的に対応していきましょう。
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